2009Jリーグ ディビジョン1 第11節
vs清水エスパルス
2009.5.10(日)15:04キックオフ
 
会場:カシマスタジアム ・観衆:19,154人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス
2 1 前半 0 1
1 後半 1
4分:マルキーニョス(興梠 慎三)
50分:本山 雅志(マルキーニョス)
得点
(アシスト)
58分:枝村 匠馬
87分:野沢 拓也
88分:増田 誓志
警告 24分:岩下 敬輔
31分:児玉 新
43分:高木 純平
81分:原 一樹
  退場  
61分:IN:大岩 剛
    (OUT:伊野波 雅彦)
69分:IN:新井場 徹
    (OUT:内田 篤人)
78分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
交代 45分:IN:辻尾 真二
    (OUT:高木 純平)
73分:IN:原 一樹
    (OUT:岡崎 慎司)
80分:IN:藤本 淳吾
    (OUT:伊東 輝悦)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
清水エスパルス
西部 洋平 GK 21
高木 純平 DF 14
青山 直晃 DF 3
岩下 敬輔 DF 5
児玉 新 DF 2
兵働 昭弘 MF 13
山本 真希 MF 17
伊東 輝悦 MF 7
枝村 匠馬 MF 8
ヨンセン FW 18
岡崎 慎司 FW 23
 SUB
山本 海人 GK 29
太田 宏介 DF 4
辻尾 真二 DF 15
マルコス パウロ MF 6
藤本 淳吾 MF 10
永井 雄一郎 FW 9
原 一樹 FW 11
 
マルキーニョス、本山のゴールで2-1と勝利!! リーグ戦3連勝で再び首位を奪回!!
 
マルキーニョスが古巣の清水相手に1ゴール1アシストの活躍を見せ、2-1と勝利した。後半には清水の素早いサイド攻撃から1点返されるものの、途中交代の大岩や中盤の青木らが体を張った守備で追撃を退け、リーグ戦3連勝を飾った。通算対戦成績で負け越している清水から嬉しい勝点3をもぎ取った鹿島は、ACL出場のため試合消化が1つ少ないながらも2位浦和を得失点差でかわし、首位を奪回した。また後半途中から出場した増田がリーグ戦通算100試合出場を達成した。
 
 
 
試合序盤、鹿島が早くも先制点を得た。4分、小笠原からのボールを受けた内田が右サイドから鋭いクロスを送る。これに走り込んだ興梠が打点の高いヘディングでゴール中央に折り返し、それに反応したマルキーニョスが相手DFに囲まれながらもゴールに流し込んだ。古巣との対戦で絶対的な強さを見せるマルキーニョスが昨シーズンに続きゴールを記録し、鹿島は勢いを得る。その後、クロスを放り込みヨンセンにボールを集める清水に対し、伊野波、岩政らDF陣が安定した守備を見せ、試合を完全に支配した。その後も、興梠が積極的なドリブル突破で相手DFを切り裂きチャンスを演出するが、惜しくも追加点が奪えず1点リードのまま前半を終えた。
 
 
 
だが、欲しかった追加点が後半開始直後の50分に生まれる。小笠原、野沢とつないだボールはゴール中央のマルキーニョスに渡る。マルキーニョスがこのボールをヘディングでつなぎ、ゴール前に走り込んだ本山が相手GKを冷静に見極め、ループシュートで見事に決めた。しかし、2点のリードを奪った鹿島はここから失速し、前に出てくる清水にサイド攻撃から幾度となくチャンスを作られる。すると本山の追加点からわずか8分後、右サイドを駆け上がった辻尾からパクがかわされクロスを入れられる。これをゴール前に走りこんだ枝村に合わせられ、1点を返された。
 
 
 
その後も暑さと疲労で運動量が落ちた鹿島は、清水にサイド攻撃から何度もゴールを脅かされる。しかし、「ウチはハードワークしないといけないサッカーなのでみんな最後まで体を張ってがんばってくれた」と試合後、本山が語ったように、終盤にはパクや青木らが体を張った守備を見せると守護神曽ヶ端も藤本のFKを捨て身のセーブで止め、結局2-1で試合を終えた。
 
 
 
この勝利によりリーグ戦3連勝を飾った鹿島は、2位の浦和に対し試合消化が1つ少ないながらも得失点差で上回り、首位を奪い返した。4月18日の第6節横浜FM戦から始まった怒涛の7連戦を5勝2分と負けなしで乗り切り自分たちのサッカーを貫いた鹿島。「このままG大阪戦まで全勝で行きたい」と試合後の曽ヶ端が語ったように、中断期間前の柏、ACLでの上海申花、そして最後のG大阪と残り3試合を全勝し気持ちよく後半戦に突入したいものだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・相手2トップへのマークの受け渡しを確実にすること。
・両サイドのスペースを起点に確実なボールポゼッションをして攻撃しよう。
・暑い中、最後まで集中してボールを動かそう。
清水エスパルス:長谷川健太監督
  ・2トップが前線でボールを受けて同サイドを使うかを考えること
・1点リードされているが、攻めに出たときにしっかりリスクマネジメントするように。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (今日の2ゴールは連動性のある美しいゴールだったが?)非常にああいった崩しの形からゴールが生まれて嬉しい。我々のサッカーの技術が見せることができてよかったと思う。連戦が続く中で、タイミングや動き出しなど戦術の内容をうまく確認ができなかったが、今週は1日多かったこともあってチームの中で戦術の確認ができたのは大きかったし、うまく試合の中で表現することができたのではないかと思う。(リーグ戦3分の1が終わった中で首位キープしているが)対戦してきた相手や内容を考えれば喜ばしいこと。ACLの関係で1試合まだ未消化の試合が残っているが、我々は常に1位になる意識を持って戦っている。それを今後も継続して戦えれば。
清水エスパルス:長谷川健太監督
  非常に残念な結果となってしまった。清水から駆けつけてくれたサポーターをはじめ、多くのサポーターの期待に応えることができず申し訳なく思う。立ち上がり、集中しきれないところを入れられて失点してしまったことで今日の試合を難しくしてしまった。後半もボールを取ったあとの形が見いだせずチャンスを作れてなかったなかでよく粘って点に結び付けてくれた。ただ、相手に追加点を与えないまま自分たちのゲームを作れればよかったのだが。最後まで鹿島を押し込むことができたのは良かったと思うし、選手たちは最後まで意地を見せてくれた。こういった良い部分を継続していくことが大事。次に気持ちを切り替えてホームでいい試合をしたい。
 

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