2009Jリーグ ディビジョン1 第10節
vs名古屋グランパス
2009.7.1(水)19:03キックオフ
 
会場:名古屋市瑞穂陸上競技場・観衆:9,661人・天候:曇のち雨
鹿島アントラーズ vs 名古屋グランパス
3 2 前半 0 0
1 後半 0
22分:興梠 慎三(本山 雅志)
43分:野沢 拓也
53分:マルキーニョス
得点
(アシスト)
 
37分:興梠 慎三 警告 19分:田中 隼磨
43分:中村 直志
59分:増川 隆洋
  退場  
76分:IN:ダニーロ
    (OUT:マルキーニョス)
80分:IN:中田 浩二
    (OUT:本山 雅志)
86分:IN:大迫 勇也
    (OUT:興梠 慎三)
交代 45分:IN:山口 慶
    (OUT:中村 直志)
65分:IN:杉本 恵太
    (OUT:吉村 圭司)
84分:IN:津田 知宏
    (OUT:巻 佑樹)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
名古屋グランパス
楢崎 正剛 GK 1
田中 隼磨 DF 32
吉田 麻也 DF 4
増川 隆洋 DF 5
阿部 翔平 DF 6
中村 直志 MF 7
吉村 圭司 MF 14
小川 佳純 MF 10
玉田 圭司 FW 11
巻 佑樹 FW 17
ダヴィ FW 9
 SUB
西村 弘司 GK 21
竹内 彬 DF 2
佐藤 将也 DF 26
山口 慶 MF 13
田口 泰士 MF 28
津田 知宏 FW 18
杉本 恵太 FW 19
 
リーグ戦8連勝で首位独走!! 鹿島、3-0の完全勝利!!
 
興梠、野沢、マルキーニョスのゴールで鹿島が3-0と圧勝した。守っても、リーグ最少失点を誇る守備陣が高い集中力で名古屋の攻撃を徹底的に封じた。これで鹿島はリーグ戦8連勝。2位川崎との差を8とし、リーグ3連覇に向け独走体勢に入った。
 
 
 
序盤、前へ出ようとする名古屋の出方をうかがいながら、慎重な試合運びを見せる。15分過ぎから徐々に仕掛け始めた鹿島だったが、22分、見事なコンビネーションから先制点を得る。名古屋のボールを奪った伊野波が、右サイドを駆け上がる内田へ絶妙のロングパスを通す。そこから、ペナルティーエリアに進入した本山へボールが渡ると、本山はマルキーニョスと綺麗にワンツーを決める。そして最後はゴール前の興梠が本山からのグラウンダークロスをダイレクトに叩き込み、名古屋の出鼻をくじいた。
 
 
そして、直後となる25分、今度は小笠原のFKをまたしても興梠がタイミング良くヘディングで合わせるが、これは不運にもオフサイドの判定で惜しくも追加点とはならなかったが、最初の15分が嘘のように鹿島は名古屋を圧倒する。
 
 
 
その後、相手の決定的なチャンスを岩政、伊野波のCBコンビが体を張って止めるなど、リーグ最少失点を誇る安定した守備で試合を支配する鹿島は43分、野沢が巧みな足技で追加ゴールを奪い、2-0とリードを広げ、前半を終えた。
 
 
 
後半に入っても、鹿島の堅守が光った。そして、名古屋を完全に封じ込めては貪欲に3点目を狙う。53分、野沢のパスを受けた本山が強烈なシュートを放つ。これは興梠に当たってしまうが、幸運にもそのこぼれ球がマルキーニョスへと渡る。この好機を鹿島のエースストライカーは見逃さずゴール右隅に決め、3-0と試合の行方を決定づけた。
 
 
 
その後も最終ラインの体を張った守備と曽ヶ端の安定したセービングで名古屋に一分の隙も与えない。特に65分過ぎから3度あったピンチも曽ヶ端がスーパーセーブを見せ、完封のまま、試合を終えた。
 
 
「久々に3点目が取れて良かった」。試合後、先制点を決めた興梠が笑顔でこう語った。ACLを勝ち残っている名古屋に大差をつけて勝てたことは今後の自信につながるだろう。そして、選手たちに慢心はない。「次の試合が一番大事。2位との直接対決だし簡単には勝てない相手だけど、僕たちの方が勝ちたい気持ちは強い」。この興梠の言葉は、チーム全体の気持ちを示している。ACLでの悲しみを乗りこえ、鹿島はまた強く栄光に向かって走り出した。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・全員が守備のバランスを意識し、ブロックを作って対応しよう。
・中盤で奪ったボールは確実に展開する時とカウンターのチャンスになる時を見極めよう。
・全員で集中して頑張ろう。
名古屋グランパス:ストイコビッチ監督
  ・ゲームはまだ終わっていない。自分たちを信じてゴールしよう。
・もっと運動量を増やして動いていこう。
・ピッチがすべりやすくなるので、気をつけよう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  勝利をしたことを嬉しく思うし、選手たちはよく頑張ってくれたと思っている。結果を予想するのは難しいし、相手に失礼になるが、両チームとも攻撃的ということは分かっていた。どこで誰が特徴を発揮するのかが大事で、今日は我々が効率よくプレーして勝利することができたと思う。
名古屋グランパス:ストイコビッチ監督
  我々はもちろん良い結果を求めてプレーしているが、去年の優勝チームと戦って、彼らは勝利をするプレーをしていたと思うし、おめでとうと言いたい。ボールコントロールにしろドリブルにしろテクニックの差があった。マルキーニョス選手や興梠選手は質の高い動きでうちのチームにはないものだった。
 

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