第89回 天皇杯 3回戦
vsアビスパ福岡
2009.10.31(土)13:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:4,610人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs アビスパ福岡
3 3 前半 0 0
0 後半 0
22分:興梠 慎三(野沢 拓也)
35分:野沢 拓也(興梠 慎三)
42分:ダニーロ(野沢 拓也)
得点
(アシスト)
 
  警告 9分:六反 勇治
39分:山形 辰徳
41分:田中 佑昌
  退場  
76分:IN:大迫 勇也
    (OUT:マルキーニョス)
81分:IN:増田 誓志
    (OUT:ダニーロ)
86分:IN:青木 剛
    (OUT:小笠原 満男)
交代 45分:IN:高橋 泰
    (OUT:黒部 光昭)
59分:IN:岡本 英也
    (OUT:久藤 清一)
70分:IN:大山 恭平
    (OUT:阿部 嵩)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
小笠原 満男 MF 40
中田 浩二 MF 6
野沢 拓也 MF 8
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
本山 雅志 MF 10
増田 誓志 MF 14
青木 剛 MF 15
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
アビスパ福岡
六反 勇治 GK 23
山形 辰徳 DF 3
丹羽 大輝 DF 27
長野 聡 DF 5
中島 崇典 DF 17
阿部 嵩 MF 31
鈴木 惇 MF 8
田中 佑昌 MF 11
大久保 哲哉 MF 19
久藤 清一 MF 7
黒部 光昭 FW 9
 SUB
吉田 宗弘 GK 22
柳楽 智和 DF 13
ウェリントン MF 6
中払 大介 MF 14
岡本 英也 MF 26
高橋 泰 FW 18
大山 恭平 FW 21
 
野沢が1ゴール2アシストの活躍!! 3-0の快勝で4回戦進出を決める!!
 
興梠が公式戦2連発となる先制ゴールを叩きこめば、野沢が1ゴール2アシストの活躍を見せ、鹿島が3-0と快勝した。守っても堅守を取り戻した守備陣が福岡に決定機を作らせず、公式戦2試合連続となる完封ゲーム。これにより鹿島は11月14日に行われる4回戦へと駒を進めた。
 
 
 
 
序盤、鹿島の出方を窺う福岡に対し、鹿島はサイドチェンジなどを効果的に使ってピッチを広く使用し福岡ゴールを狙う。圧倒的なボールポゼッションで試合をコントロールする鹿島は、14分にカウンターからマルキーニョスが得意のドリブルでDFをかわしてミドルシュートを放つ。これは惜しくもGKのファインセーブに遭い、ゴールとはならなかったが、ここから徐々に相手ゴール前でのシーンが多くなっていった。
 
 
 
すると22分、鹿島に先制点が生まれる。右サイドの野沢がゴール中央にグラウンダーのパスを送る。これに素早く反応した興梠がニアサイドでつぶされながら、右足で公式戦2連発となるゴール。また、これが興梠にとって天皇杯での嬉しい初得点となった。これで1点のリードを得た鹿島は、その後も相手ゴールを攻め立てる。35分には、野沢のダイレクトシュートが豪快にゴールネットへ突き刺さり2点目。さらに、42分にはその野沢のCKをダニーロが打点の高いヘディングで決め、3点のリードを得て前半を終える。
 
 
 
後半に入り、前がかりになる福岡に対しても、鹿島は岩政を中心とした守備陣が落ち着いた対応を見せ、最後の仕事をさせない。さらに、17日のリーグ磐田戦以来、2週間ぶりの公式戦となった内田が献身的にピッチを走り回り、気持ちの入ったプレーで相手の攻撃の芽を摘んでいく。オリヴェイラ監督は76分に大迫、81分に増田とフレッシュな選手を続々とピッチに送り出し、さらに追加点を奪いに行くが、「後半は選手間の距離が空いてしまったし、イージーなミスが多かった」と試合後に中田が語ったように、前半のようなパスがつながらず4点目を奪うことが出来ない。それでも試合巧者ぶりを発揮した鹿島が福岡の追撃を許さずに3点のリードを保ったまま、試合終了のホイッスルを聞くこととなった。
 
 
 
「勝つことが第一だったし、ディフェンダーとしては失点をゼロで抑えられたことが良かった」と試合後の内田は喜びを口にした。先週行われたリーグ戦の千葉戦に続き、2試合連続での完封勝利を飾った鹿島は、11月14日に準々決勝進出をかけ、ヴィッセル神戸と相まみえることとなった。リーグ3連覇、そして天皇杯制覇の道はまだまだ続く。
 
 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (リーグ戦、天皇杯と連戦を勝利したが、チーム状況は上向きになってきたのか?)
連敗からすべて(調子が)悪いようなことを皆さんは伝えているが、我々は連敗しているからチーム状況が悪いということは思っていない。勝負の世界には勝つこともあれば負けることもあるけれども負けるためにとか引き分けるために戦っているわけではない。我々は勝つために常に全力を尽くして戦っている。今までの積み重ねをしっかりとやることしか考えていないし、選手も1つ1つ取り組んでいるだけのこと。
(攻守への切り替えやプレッシャーが早くなってきているように思えたが?)
攻守の切り替える瞬間やタイミングというものは非常に重要であり、就任当初から徹底してきている。(攻守の切り替えが早くなってきていることに関して)選手がその意識を取り戻してきていることはとても良いことだと思っている。連動性、そして献身的にチームのためにやることが今後(残りの試合にむけて)も大事となってくるだろう。
アビスパ福岡:篠田善良監督
  鹿島相手にもう少し食らいつきたかった。前半の3失点が今日のゲームを大きく響かせたと思う。攻守の切り替えだったり、一瞬の隙をつくといった鹿島の質の高いところは見習うべきところ。今日出来たところ、出来なかったことを選手たちにもしっかりと感じてもらえれば。残念な結果になってしまったが、残りのリーグ戦にむけて頑張っていきたい。
 

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