AFCチャンピオンズリーグ2009 ラウンド16
vsFCソウル
2009.6.24(水)19:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:8,069人 ・天候:晴
鹿島アントラーズ vs FCソウル
2 1 前半 1 2
1 後半 1
0 延前 0
0 延後 0
  4 PK 5  
5分:興梠 慎三
50分:青木 剛(小笠原 満男)
得点
(アシスト)
22分:LEE Seung Yeoul
78分:KI Sung Yueng
9分:青木 剛
27分:小笠原 満男
64分:小笠原 満男
警告 44分:KIM Chi Gon
56分:HATCHI
57分:LEE Seung Yeoul
59分:KIM Han Yoon
80分:KOH Myong Jin
92分:DAMJANOVIC
110分:LEE Chung Yong
64分:小笠原 満男 退場  
66分:IN:中田 浩二
    (OUT:興梠 慎三)
81分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
101分:IN:増田 誓志
    (OUT:野沢 拓也)
交代 60分:IN:KOH Myong Jin
    (OUT:KIM Chi Gon)
68分:IN:LEE Sang Hup
    (OUT:KIM Han Yoon)
114分:IN:JUNG Jo Gook
    (OUT:LEE Seung Yeoul)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
FCソウル
KIM Ho Jun GK 1
PARK Yong Ho DF 4
HATCHI DF 5
KIM Jin Kyu DF 6
ADILSON DF 8
KIM Chi Gon DF 22
KIM Han Yoon MF 14
KI Sung Yueng MF 21
LEE Chung Yong MF 27
LEE Seung Yeoul MF 28
DAMJANOVIC FW 10
 SUB
PARK Dong Suk GK 41
AHN Tae Eun DF 3
LEE Jong Min DF 17
KIM Seung Yong MF 11
KOH Myong Jin MF 16
LEE Sang Hup MF 19
JUNG Jo Gook FW 9
 
またしてもアジアの舞台で散る。PK戦の末、FCソウルに敗北。
 
興梠、青木のゴールで一時はリードをするものの、小笠原の退場で劣勢となった鹿島は90分で決着をつけることができずに延長戦に突入する。その延長戦でも勝敗は決まらず、PK戦の末、4-5でFCソウルの軍門に下った。鹿島は昨シーズン同様、またしても決勝トーナメント初戦でアジアの舞台から姿を消すこととなった。
 
 
 
試合序盤の5 分、相手DFのクリアミスを拾った興梠がGKと1対1となり、そのまま冷静にゴール左に流し込み、鹿島がラッキーな形で先制をする。早い時間で先制点を奪った鹿島だが、その後はFCソウルの速いパス回しやゴール前でのドリブル突破に苦戦を強いられ、7分、13分と立て続けにゴールを脅かされる。しかし曽ヶ端や伊野波らが体を張ってゴールを死守する。
 
 
 
だが、その後も攻め立てるFCソウルに対し鹿島は、同点ゴールを献上してしまう。22分、右サイドからのグラウンダーのクロスを岩政と内田が戻りながらスライディング。不運にもこのこぼれ球がLEE Seung Yeoulにわたり、右足でシュートを放たれ、同点に追いつかれてしまった。その後もDAMJANOVICのヘディングシュートがバーに当たるなど、運にも助けられた鹿島はどこかチグハグした内容のまま、前半を終えた。
 
 
 
だが、後半に入ると再び鹿島のペースとなる。50分、左サイド小笠原のCKを中央の岩政がドンピシャのタイミングでヘディングシュート。惜しくもこれはGKの好セーブにあいゴールとはならなかったものの、連続して得た次のCKから鹿島に追加点が生まれる。またもや小笠原が蹴ったCKから今度は青木がヘディングシュートを放つ。今度はこれがゴール右すみに決まり、鹿島が2-1とリードした。その後、焦りからかラフプレーが多くなったFCソウルに対し、試合を有利に進める鹿島が次第に試合をコントロールし始める。
 
 
 
しかし、64分に小笠原がこの日2枚目のイエローカードをもらい退場すると流れは一気にFCソウルへ傾く。するとオリヴェイラ監督は間髪入れずに、先制点の興梠に変え中田を投入。マルキーニョスをワントップにし守備を固める。78分まで耐えしのいだ鹿島だがKI Sung Yuengに直接FKを決められてしまい、2-2と振り出しに戻されてしまう。その後も数的不利な状況で攻め込まれる鹿島は、ロスタイムには伊野波が相手のオーバーヘッドをヘディングでクリアするなど体を張ってゴールを守り、同点のまま延長戦を迎えた。
 
 
延長に入ると一進一退の攻防が続く。マルキーニョスが最後尾まで戻って守備をするなど、全員が気持ちの入ったプレーを見せる。しかし、中田のヘディングシュートがポストに直撃するなど運にも見放され、結局、延長戦でも勝負はつかず試合はPK戦へと突入する。曽ヶ端が2本を止めるなどの大活躍を見せるが、結局4-5で敗れ鹿島のACL制覇の道が途絶えることとなった。
 
 
「ショックはあるけど、また日曜には試合がある。ACLは来年もあるけどリーグ戦3連覇は今年しか出来ない」と試合後に岩政が語ったように4日後の大分戦までに気持ちを切り替えて、リーグ3連覇に向けて突き進むことしか残された道はない。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (120分戦って疲労がある後での)PK戦となったが、選手たちには気持ちの面で負けるなと伝えていた。昨年に続いての敗退となってしまったが、10人になってからもチャンスは作れていたし、勝てる試合だったと思う。1人退場してから残りの時間を10人で戦わなければいけなかったが、今日の相手は決して弱い相手ではなかったし、試合は相手あってのこと。我々は最善の努力を尽くしたと思っている。
(今回の敗戦でチームに落胆はあると思うが今後はどう戦っていくのか?)
すぐに(リーグ戦)大分戦がある。試合後のロッカールームでは経験豊富な選手たちが他の選手へ言葉を掛けていたし、選手たちも次の試合にむけて気持ちを切り替えている。今回の敗戦から学ぶこともあるので、彼らがさらに大きく、逞しくなってくれることを願っている。我々は常に全部のタイトルを狙って戦っているが、必ずしも勝負ごとの世界、サッカーでは時折目標が達成できないことはある。我々は次の目標にむけて、しっかりとリーグ戦に集中して3連覇にむけて戦っていきたい。
FCソウル:Senol Gunes監督
  Kリーグ、Jリーグをともに代表する素晴らしいチームどうしの戦いとなったが良い試合だったと思う。「この試合で勝ったチームが決勝までいくだろう」という話を昨日の会見でも話したが、(この話は)間違いないだろうと思っている。前半立ち上がりは良かったがディフェンスのミスで失点してしまった。だが、すぐに相手のミスから点を取ることができた。後半、相手に退場者が出たのにも関わらず、鹿島も良い試合をしていたと思う。今日勝てて大変幸せ。ファンの為にも良い試合だったのではないか。これからの試合も一つずつ勝って頑張っていきたい。
 

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