AFCチャンピオンズリーグ2009 予選リーグ 第5戦
vs水原三星ブルーウィングス
2009.5.5(火)15:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:19,500人 ・天候:雨
鹿島アントラーズ vs 水原三星ブルーウィングス
3 2 前半 0 0
1 後半 0
27分:大岩 剛(野沢 拓也)
32分:マルキーニョス
75分:マルキーニョス(興梠 慎三)
得点
(アシスト)
 
89分:曽ケ端 準 警告 8分:Kim Dae Keon
38分:Choi Sung Hwan
43分:Kwak Hee Ju
  退場  
55分:IN:新井場 徹
    (OUT:内田 篤人)
70分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
87分:IN:大迫 勇也
    (OUT:興梠 慎三)
交代 35分:IN:Lee Hyun Jin
    (OUT:Choi Sung Hyun)
46分:IN:Seo Dong Hyeon
    (OUT:Kim Dae Keon )
67分:IN:Baek Ji Hoon
    (OUT:Lee Hyun Jin)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
伊野波 雅彦 DF 19
大岩 剛 DF 4
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
大迫 勇也 FW 34
 
水原三星ブルーウィングス
Lee Woon Jae GK 1
Yang Sang Min DF 3
Kim Dae Keon DF 14
Choi Sung Hwan DF 25
Kwak Hee Ju DF 29
Lee Sang Ho MF 7
Song Chong Gug MF 8
Kim Dae Eui MF 19
Kim Hong Il MF 24
Choi Sung Hyun MF 30
Bae Ki Jong FW 16
 SUB
Park Ho Jin GK 31
Lee Hyun Jin MF 12
Cho Yong Tae MF 18
Baek Ji Hoon MF 20
Park Tae Min MF 33
Eduardo Goncalves De Oliveira FW 9
Seo Dong Hyeon FW 27
 
大岩、マルキーニョスのゴールでKリーグ王者に3-0と快勝!!
予選リーグ首位突破へ大きく前進!!
 
「今季一番のビッグゲーム」と内田が評した水原三星との一戦は、千葉戦に続き先発出場となった大岩の先制ゴール、マルキーニョスの2ゴールで3-0と快勝した。これで鹿島は勝点を12とし、水原三星をかわしグループGの単独首位に躍り出た。また3点差の勝利ということで水原三星との当該対戦成績も五分に戻し、予選リーグ首位突破に向け大きく前進した。
 
 
 
序盤、興梠とマルキーニョスが抜群の動き出しで相手3バックの裏を狙う。3分、本山からのスルーパスに抜け出した興梠が右足でシュートを放つ。これはDFにクリアされてしまうものの興梠は、この日も動き出しの良さを見せつけた。守っても11分、執拗にカウンター攻撃を狙う水原三星に決定的なチャンスを作り出されるが、BaeKiJongと一対一となった曽ヶ端がファインセーブでチームを救った。すると27分、鹿島が欲しかった先制点を奪う。右サイド、野沢がショートコーナーでマルキーニョスに渡し、そのボールが再び野沢へ。これを野沢が中央に狙い澄ましたクロスを送ると待ち構えていた大岩がどんぴしゃのタイミングでヘディングシュートを見事に決めた。この大岩にとって2007年のヤマザキナビスコカップ予選リーグ名古屋戦以来およそ2年ぶりとなるゴールで勢いに乗った鹿島はその後も果敢に攻め立て、水原三星に休む暇を与えない。
 
 
 
 
そして先制点からわずか5分後、さらに追加点を決める。32分、右サイドでボールを受けた小笠原がゴール前にグラウンダーのラストパスを送る。そしてこれに反応したマルキーニョスが体を張って押し込み2-0とリードを広げ、鹿島が試合の主導権を握ったまま前半を終えた。
 
 
 
後半に入り、水原三星はシステムを変更し、中盤の選手を増やし攻撃的な布陣で点を奪いに来る。しかし、守っても大岩が要所要所で献身的な守備を見せ水原三星に最後の仕事をさせない。さらに追加点を奪い、試合を決定づけたい鹿島は内田に代え新井場、本山に代え増田をピッチに送り込みさらに攻撃を仕掛ける。そして75分、カウンターから3点目が決まり水原三星に止めを刺す。相手の攻撃を防ぎきり、新井場が前線の興梠へロングフィードを送る。そのボールを受けた興梠が巧みな足技で2人のDFを引きつけ、ゴール前フリーで待ち構えるマルキーニョスへラストパス。これをマルキーニョスが落ち着いて流し込み、この日2点目となるゴールを決めた。結局、鹿島はこのリードを守りきり、3-0と快勝し、1-4と完敗を喫した第1戦の雪辱を晴らした。
 
 
 
水原三星との当該対戦成績も全て五分にし、予選リーグ首位突破に向け大きく前進した鹿島。だが試合後、「勝ててよかった。でも次負けたら、意味がない」と内田が語ったように、選手たちの目はもう上海申花戦へ向いている。予選リーグ最終戦となるアウェイ上海申花戦まであと2週間。韓国王者を撃破した鹿島は最高の形でアウェイ上海に乗り込む。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日はまず、勝ち点3を取るという目標が達成したことに非常に満足している。相手の短所を狙い、短所を出させるように指示していたが、選手たちはうまくやってくれたと思う。立ち上がり、様子見の部分はあったが、徐々に自分たちのリズムが出来てきて何度もチャンスを作り出すことができた。3-0というスコアであったが、グループリーグの得失点差を考えればもう少し点が取れていたと思う。水原はこういった大会での戦い方を熟知しているチームだが、選手たちは上手くくぐりぬけてよくやってくれた。残りもう1試合あるので、次を戦ってみて初めて予選突破が決まってくるのでしっかりと準備したい。
水原三星ブルーウィングス:Cha Bum Kun監督
  今日は最善を尽くして戦ったが、3-0という結果で敗れてしまった。何度かあったチャンスをものにできずにやられてしまったのは残念。2点目、3点目についてはちゃんと対応していれば失点が防げていたかもしれない。今日は何人か主力選手が抜けてしまい、選手同士の信頼関係が築けなかった。守備でも何度か失敗してしまうことが多く、その部分を鹿島にうまく突かれてしまった。(予選突破にむけては)最終戦の結果によってすべて決まる。最高のポジションを掴むためにも次も最善の努力を尽くして勝ちに行きたい。
 

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