AFCチャンピオンズリーグ2009 予選リーグ 第4戦
vsシンガポール・アームド・フォーシズFC
2009.4.22(水)19:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:6,027人 ・天候:晴
鹿島アントラーズ vs シンガポール・アームド・フォーシズFC
5 2 前半 0 0
3 後半 0
29分:野沢 拓也(新井場 徹)
38分:興梠 慎三(小笠原 満男)
50分:小笠原 満男
54分:大迫 勇也(野沢 拓也)
74分:興梠 慎三
得点
(アシスト)
 
  警告 83分:JOHN WILKINSON
  退場  
57分:IN:本山 雅志
    (OUT:野沢 拓也)
57分:IN:増田 誓志
    (OUT:内田 篤人)
68分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:マルキーニョス)
交代 77分:IN:RAZALEIGH BIN KHALIK
    (OUT:MUSTAQIM BIN MANZUR AHMED KHAN)
88分:IN:SYED KARIM BIN SYED HUSSIN
    (OUT:AHMAD LATIFF BIN KHAMARUDIN)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
パク チュホ MF 35
小笠原 満男 MF 40
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
大迫 勇也 FW 34
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
伊野波 雅彦 DF 19
本山 雅志 MF 10
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
遠藤 康 MF 25
佐々木 竜太 FW 17
 
シンガポール・アームド・フォーシズFC
SHAHRIL BIN JANTAN GK 14
MOHAMMAD HAFIZ BIN OSMAN DF 4
KENJI ARAI DF 3
BENNETT DANIEL MARK DF 16
ZULFADHLI BIN ZAINAL ABIDIN DF 21
MASAHIRO FUKASAWA MF 6
AHMAD LATIFF BIN KHAMARUDIN MF 7
PARK TAE WON MF 18
MUSTAQIM BIN MANZUR AHMED KHAN MF 19
JOHN WILKINSON MF 10
ALEKSANDAR DURIC FW 9
 SUB
TOH GUO’AN GK 1
RAZALEIGH BIN KHALIK DF 13
THERDSAK CHAIMAN MF 8
SYED KARIM BIN SYED HUSSIN MF 20
GUNTUR BIN DJAFRIL FW 12
 
野沢のクラブ通算1500ゴールを皮切りに5ゴールの猛攻!! SAFに快勝!!
 
 
90分間で30本ものシュートを放った鹿島が、野沢の先制点、小笠原の今季初ゴールなどで5-0と大勝した。なお、野沢が決めたゴールは、1992年9月5日に行われたヤマザキナビスコカップvs横浜F(当時)に入井和久が決めた1点目から数えて国内、国際大会通じて公式戦クラブ通算1500得点目となる。初の3トップを形成した大迫、興梠、マルキーニョスのストライカートリオも合わせて3ゴールを奪うなど、実力差を見せつけた鹿島がしっかりと勝利を収め、グループ2位の座を確保した。
 
 
前半、守りを固めるSAFに対し、興梠、大迫、マルキーニョスの3トップで果敢に前へ出る。しかし、戻りの早いSAFに手こずり、膠着状態も目立つ。その中で、野沢、興梠らが個人技を発揮し、局面を打開し、10分過ぎからは内田、大迫らの惜しいシュートも見られた。
 
 
 
そして、29分、ついに先制点が生まれる。この試合、出場停止の青木に代わりボランチに入ったパクが左サイドを上がる新井場にボールを出す。これを新井場がゴール前に折り返し、中央で待つ野沢の見事なヘディングシュートを生み出した。この記念すべき公式戦1500ゴールで鹿島は勢いに乗る。追加点が生まれたのは38分。中盤でのセカンドボールをトラップした小笠原が躊躇なくミドルシュートを放つ。このグラウンダー気味のシュートにゴール前で待つ興梠が見事な反応を見せ、SAFゴールに叩き込んだ。この2点目以降も後ろに下がっていくSAFを尻目に新井場、マルキーニョスが強烈なミドルシュートを放つなど、鹿島は再三SAFゴールを脅かし前半を2-0で終えた。
 
 
後半に入ってもその勢いは止まらない。50分、自らが攻撃の起点となった小笠原がゴール前でのこぼれ球を冷静に押し込み3点目を奪う。続いて54分には野沢が卓越した個人技でエリア左にスルーパスを出し、これを受けた大迫は相手GKの動きをよく見てゴールを決めた。
 
 
こうなると後は鹿島がどれだけリードを奪うかにファン・サポーターの関心は移るが、74分、ペナルティーエリア左で絶妙なフェイントから相手DFをかわした興梠が今日2点目を決め、5-0。その後も次々とシュートを放つ鹿島は結局、90分間相手を圧倒し完勝した。
 
 
 
90分間でGK曽ヶ端を除く先発メンバー全員が放ったシュートは何と30本。序盤こそ、引き気味の相手に手こずった鹿島だったが、終わってみれば5-0とこれ以上ない結果を得た。しかし、試合後、大迫が語ったように「もっと決められる場面もあった」ことは事実。全冠制覇のためには更なる飛躍が求められることだろう。
 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  まだ2試合あるので、今日でどうこう言えない。今日の試合は一つの試合に過ぎないことであって、(今日は)勝利を目指して戦う、勝ち点3を取ることを目標に臨んでいたのでそれがしっかりと達成できて良かった。また今日の試合でケガ人が出なくて良かった。選手やフォーメーションなどを変えて臨んだが、全体的には非常に満足できるものであったと思う。(ACL予選リーグは残り2試合となるが)しっかりと残り2試合を戦って次のラウンドに進みたい。
シンガポール・アームド・フォーシズFC:RICHARD BOK監督
  我々はベストを尽くし100パーセントで戦ったが、(試合の)レベルが比べものにならなかった。アントラーズは強いチームであった。ACLは初めての参加であり、我々はプレーをしに来たが、結果として、どのようにボールを回すのか、パスやオーバーラップの精度など、自分たちとのレベルの差を実感し学んだ試合であったと思う。また、ピッチ以外でも学んだ点も多く、(アントラーズは)ホテルや競技場などの施設や運営・スカウティング・食べ物(遠征先での)についてしっかりとリサーチしていたりとうちとは比べものにならないくらい。(ピッチ外のことも含めて)今後はアントラーズや水原三星・上海申花のチームに近づくことが理想だ。
 

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