AFCチャンピオンズリーグ2009 予選リーグ 第3戦
vsシンガポール・アームド・フォーシズFC
2009.4.7(火)20:30キックオフ
 
会場:Jalan Besar Stadium・観衆:4,406人 ・天候:曇り
鹿島アントラーズ vs シンガポール・アームド・フォーシズFC
4 2 前半 1 1
2 後半 0
23分:本山 雅志(野沢 拓也)
43分:内田 篤人(野沢 拓也)
47分:大迫 勇也(マルキーニョス)
90分:青木 剛
得点
(アシスト)
26分:MOHAMMAD HAFIZ BIN OSMAN(THERDSAK CHAIMAN)
42分:青木 剛
45分:マルキーニョス
57分:本山 雅志
警告 90分:MOHAMAD SHAIFUL BIN ESAH NAIN
  退場  
66分:IN:新井場 徹
    (OUT:内田 篤人)
74分:IN:増田 誓志
    (OUT:野沢 拓也)
78分:IN:興梠 慎三
    (OUT:大迫 勇也)
交代 68分:IN:MOHAMAD SHAIFUL BIN ESAH NAIN
    (OUT:PARK TAE WON)
80分:IN:KENJI ARAI
    (OUT:MOHAMMAD HAFIZ BIN OSMAN)
84分:IN:GUNTUR BIN DJAFRIL
    (OUT:THERDSAK CHAIMAN)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
大迫 勇也 FW 34
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
シンガポール・アームド・フォーシズFC
SHAHRIL BIN JANTAN GK 14
MOHAMMAD HAFIZ BIN OSMAN DF 4
RAZALEIGH BIN KHALIK DF 13
BENNETT DANIEL MARK DF 16
ZULFADHLI BIN ZAINAL ABIDIN DF 21
MASAHIRO FUKASAWA MF 6
AHMAD LATIFF BIN KHAMARUDIN MF 7
THERDSAK CHAIMAN MF 8
PARK TAE WON MF 18
MUSTAQIM BIN MANZUR AHMED KHAN MF 19
ALEKSANDAR DURIC FW 9
 SUB
TOH GUO’AN GK 1
MOHAMAD SHAIFUL BIN ESAH NAIN DF 2
KENJI ARAI DF 3
ABDIL QAIYYIM BIN ABDUL MUTALIB DF 25
SYED KARIM BIN SYED HUSSIN MF 20
MUHAMMAD DHARHAM BIN AZIZ MF 23
GUNTUR BIN DJAFRIL FW 12
 
4ゴールでSAFを撃沈!! 鹿島、2位に浮上!!
 
本山の先制点を始めとする4ゴールの猛攻で鹿島が快勝した。熱帯特有の高温多湿、しかも慣れない人工芝のピッチに苦しんだ鹿島だったが、要所要所をしっかりと抑えるスタイルでSリーグ覇者のSAFを撃破。これで鹿島は予選リーグ2位に浮上し、決勝トーナメント進出への着実な一歩を刻んだ。
 
 
前半、鹿島はホームながら守りを固めてくるSAFに対し、細かいパスワークで陣形を崩しにかかる。暑さと湿気のため、前線から のプレスは控えるかと思われたが、マルキーニョス、大迫らが激しくボールを追い、チャンスをうかがう。そして23分、野沢のクロスから本山が決め、鹿島はあっさりと先制点を奪った。だが、ここで鹿島はらしくないミスを犯す。24分、相手へFKを与え、そこからHAFIZにヘディングで同点ゴールを決められてしまった。
 
 
この試合、是が非でも勝点3をもぎ取り、日本へ帰りたい鹿島はここから必死に攻め続ける。29分、青木の強烈なミドルシュートは相手GKのファインセーブにあい、追加点には至らない。逆に40分、CHAIMANのスルーパスからあわや2失点目かと思われたが、ここは伊野波とGK曽ヶ端が必死に守りきった。そして43分、今度はカウンターで鹿島が欲しかった追加点をついに奪う。自陣ゴール前から一気に前に出て、野沢がボールをキープ。前線のマルキーニョスがおとりになり、左サイドでフリーとなった内田が右足を振り抜きゴール。結局、鹿島はこのリードをキープしたまま、前半を終えた。
 
 
後半に入り、鹿島はまたもや追加点を得る。右サイドでボールを受 けたマルキーニョスが相手DFを得意のフェイントで崩し、ゴール前に正確なクロスを送る。このボールを大迫が「苦手」というヘディングで見事SAFゴールに突き刺した。この大迫のACL2ゴール目でリードを2点に広げた鹿島だがその後も得失点差を稼ぐべく、攻め続ける。
 
 
だが56分、逆に攻め込まれ、内田が自陣ペナルティーエリアで痛恨のファウルを犯し、PKを献上してしまう。一瞬いやな空気がスタジアムに漂うが、ここで守護神曽ヶ端が冷静に相手キッカーDURICのシュートを読み、スーパーセーブでチームを救った。そして今後の予選リーグでの戦いを考えるとできるだけリードを広げたい鹿島は終了間際、青木のクロスが相手に当たって入るというラッキーなゴールで4点目を得る。
 
 
 
結局、このまま、4-1というスコアで蒸し暑いシンガポールでの戦いを勝利で終えた鹿島。一方、ライバルの上海申花と水原三星の戦いはホームの上海申花が2-1で勝利した。この結果、上位3チームが勝点6で並ぶも前節で上海申花に勝利している鹿島は、直接対決ルールで2位とその順位を上げた。「全冠制覇」を今季の目標に掲げる鹿島が、また一歩前へ踏み出した。
 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  相手が弱いかどうかは関係ない。大事なのは次のステージに進むことだった。(相手は粘り強かったかどうか)特別には感じなかった。後半、相手のDFに隙間が出来たのでそこを攻めた。(大迫のヘディングゴールに関して)若いから練習するのは当たり前。基礎練習を繰り返すことが大事だ。(FC東京戦のメンバーに関して)帰ってからまた状態を見て決めるが、基本はこのメンバーだ。
シンガポール・アームド・フォーシズFC:RICHARD BOK監督
  これで3戦3敗してしまった。しかしこの経験をSリーグに生かしていきたい。選手たちがACLでの戦いの中で積んだ経験、他国のトップレベルの選手たちの動きを見て学んだことをこれからの戦いに役立てればいいと思う。
 

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