AFCチャンピオンズリーグ2009 予選リーグ 第2戦
vs上海申花
2009.3.18(水)19:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:6,375人 ・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 上海申花
2 1 前半 0 0
1 後半 0
45分:野沢 拓也(大迫 勇也)
80分:大迫 勇也(マルキーニョス)
得点
(アシスト)
 
39分:パク チュホ
58分:青木 剛
警告 42分:DU WEI
50分:CHEN LEI
68分:DU WEI
  退場 68分:DU WEI
76分:IN:田代 有三
    (OUT:ダニーロ)
81分:IN:増田 誓志
    (OUT:大迫 勇也)
86分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:マルキーニョス)
交代 66分:IN:YIN XI FU
    (OUT:SHEN LONG YUAN)
66分:IN:LI GANG
    (OUT:YU TAO )
86分:IN:SUN JI
    (OUT:CHEN LEI)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
野沢 拓也 MF 8
ダニーロ MF 11
大迫 勇也 FW 34
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
本山 雅志 MF 10
増田 誓志 MF 14
大道 広幸 MF 30
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
上海申花
ZHANG CHEN GK 22
MARK DANIEL MILLIGAN DF 3
DU WEI DF 5
YANKO HRISTOV VALKANOV DF 6
CHENG LIANG DF 13
CHEN LEI DF 14
CHEN TAO MF 8
SHEN LONG YUAN MF 15
YU TAO MF 16
MAO JIAN QING FW 10
HERNAN BARCOS FW 11
 SUB
QIU SHENG JIONG GK 12
YAO LI JUN DF 2
XU YANG DF 4
SUN JI DF 17
VIACHASLAU HLEB MF 7
LI GANG MF 23
YIN XI FU MF 25
 
野沢の先制点、そして大迫が1アシスト1ゴールの先発デビュー!! 2-0と快勝!!
 
3日前に行われたJ1第2節新潟戦からスターティングメンバーを3人入れ替えた鹿島が、野沢の先制点、そして大迫の日本人最年少となるACL初ゴールで昨シーズン中国リーグ2位の上海申花に2-0と快勝した。これで鹿島は勝点3を手にし、第1戦での水原三星戦での敗北から立ち上がった。
 
 
序盤から点を取りに行く鹿島が前に出るが、引いて守る上海に手こずる。相手のラインを上げるためにも果敢にマルキーニョス、青木、伊野波らがミドルシュートを放つがいずれも相手選手に当たるなどし、ゴールには至らない。この試合が初のスターティングメンバー入りとなった大迫も12分、小笠原のスルーパスに反応し、最終ラインをうまく抜け出すがボールを抑えきれず、シュートはゴールの枠には飛ばない。前半は若干、閉塞感の漂う試合展開となった。
 
 
だが、鹿島の勝利への執念が先制点を生んだ。前半終了間際の44分、ドロー狙いで守りを固める上海にセットプレーなどでヒヤリとする場面を作られながらも、ここまで辛抱強くボールを回してきた鹿島は一瞬の隙を突き、ゴールを奪う。青木の前線へのフィードを受けた大迫は相手DFを背負いながら、左サイドへスルーパス。これに飛び出した野沢が左足で技ありのシュートを決め、1-0とした。
 
 
後半に入り、さらに点を取りに行った鹿島だが、なかなか点に結びつかない。逆に53分、Barcosに強烈なシュートを放たれる。あわや同点かと思われたが、これはどっしりと構えていた曽ヶ端が両手でキャッチし、事なきを得た。
 
 
そして80分、鹿島は待望の追加点を得る。伊野波のフィードを左サイドで受けたマルキーニョスがそのまま、相手DFを抜き去り、ゴール前中央で待つ大迫へグラウンダーでパスを送る。これを大迫が左足でダイレクトに決め、初先発でACL初ゴールを記録した。
 
 
その後も小笠原、野沢らがピッチを縦横無尽に駆け回り、3点目を狙いに行く鹿島。81分、勝利の立役者である大迫と交代した増田、そして86分にマルキーニョスと交代した佐々木も何度か惜しい場面を演出する。結局、鹿島はこのまま最後まで攻め続け、試合終了のホイッスルを聞いた。これで2009シーズンACL初勝利、90分間アグレッシブなプレーで相手を攻めさせず、水原三星戦、新潟戦と続いたイヤなムードを断ち切った。
 
 
「JリーグもACLもまだ1つ勝っただけ。まだまだこれから」。試合後、2008年9月17日のACLアデレード戦以来、約半年ぶりに90分間フル出場を果たした小笠原はそう語った。キャプテンが言う通り、4日後にはすぐにJリーグが待っている。戦士たちに休息はない。
 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  Q:前の2試合があまり良くなかったが、今回この流れをどう断ち切ろうとしたのか?
選手たちも人間であり、すべて100%でやれと言われてもできないことだってある。お互いに理解することが大切。勝ったり負けたりすることについてはあまり気にしていない。選手たちが上手くやってくれることを信じて(今日は)彼らを送り出した。
予選リーグを考えた時に6試合しかない中でスタートが負けていたことで我々としては勝たなければいけない試合だったし、目標は予選リーグを突破することであり全員が気合を入れてやらなければならなかった。その中でこの今日の勝利を得たことで、少しは今後、試合での安定感が出せるのではないかと思う。
Q:今日の試合でメンバーを3人入れ替えてきたことについて。
狙いは守備の安定感を取り戻すこと、もう1つは前でボールを収めることで全体の安定感を考えていた。それが出来ればチームの力を発揮することができると思っていたので、結果が出たことは喜ばしいことだと思う。今日試合に出ていなかった3人はもちろん能力が高い選手たちばかりなので、選手たちの中でお互いの競争意識が出てくればいいと思っている。(今後、今日のメンバーで戦うのか?という質問については)もう少し落ち着いてきてから状況を見ながら考えていきたい。
上海申花 :JIA XIU QUAN監督
  今日の試合では選手は緊張していたのか普段の力を発揮することができなかった。選手たちの個々の能力が劣っていた。負けたり勝ったりするのはごく自然なこと。今日の反省をいかして次の試合につなげていきたい。
 

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