AFCチャンピオンズリーグ2009 予選リーグ 第1戦
vs水原三星ブルーウィングス
2009.3.11(水)20:00キックオフ
 
会場:水原ワールドカップスタジアム ・観衆:14126人 ・天候:晴れ
鹿島アントラーズ vs 水原三星ブルーウィングス
1 0 前半 2 4
1 後半 2
89分:マルキーニョス 得点
(アシスト)
44分:Li Wei Feng
44分:Eduardo Goncalves De Oliveira
82分:Hong Soon Hak
89分:Park Hyun Bem
39分:ダニーロ 警告  
  退場  
62分:IN:田代 有三
    (OUT:興梠 慎三)
69分:IN:小笠原 満男
    (OUT:本山 雅志)
82分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:野沢 拓也)
交代 79分:IN:Seo Dong Hyeon
    (OUT:Lee Sang Ho)
80分:IN:Cho Yong Tae
    (OUT:Kim Dae Eui)
86分:IN:Lee Hyun Jin
    (OUT:Eduardo Goncalves De Oliveira)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
増田 誓志 MF 14
パク チュホ MF 35
小笠原 満男 MF 40
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
水原三星ブルーウィングス
Lee Woon Jae GK 1
Jorge Luiz Alves Justino DF 2
Li Wei Feng DF 5
Kwak Hee Ju DF 29
Park Hyun Bem MF 6
Lee Sang Ho MF 7
Song Chong Gug MF 8
Hong Soon Hak MF 15
Kim Dae Eui MF 19
Baek Ji Hoon MF 20
Eduardo Goncalves De Oliveira FW 9
 SUB
Kim Dae Hwan GK 21
Yang Sang Min DF 3
Choi Sung Hwan DF 25
Lee Hyun Jin MF 12
Cho Yong Tae MF 18
Park Tae Min MF 33
Seo Dong Hyeon FW 27
 
鹿島、まさかの4失点。アウェイの地で水原三星に1-4と完敗
 
アジアでの第1戦、アウェイの地水原で1-4とまさかの完敗を喫した。前半終了間際、立て続けに2ゴールを決められ、窮地に追いやられた鹿島は後半、田代、小笠原、佐々木を投入するもさらに2失点を喫した。結局、ロスタイムにマルキーニョスが決めたヘディングゴールのみで、全くいい所を見せられずにACL第1戦を終えた。
 
 
試合序盤、鹿島は相手の出方を見つつラインをキープする。前線のEduに対し、ロングボールを当ててくる水原三星にセカンドボールを 拾われ、ボールをキープされる時間が長くなる。だが、ボールを奪えば相手の隙を逃さずに前に出ていく。12分、マルキーニョスのクロスを受けたダニーロがこの日、鹿島で最初のシュートを放つ。その後もマルキーニョス、本山らが強烈なシュートで水原三星に襲いかかる。
 
 
しかし、今日の鹿島はどこかチグハグだった。細かいところのミスが続き、徐々に水原三星に試合の主導権を握られる。そして前半も終了間際の44分、鹿島はまさかの失点を犯してしまう。右サイドからの相手FKを自陣ゴール前で競り合うも、最後は中国代表でもあるLi Wei Fengに豪快に蹴り込まれ、0-1と された。続いてロスタイムには電光石火のカウンターからEduに決められ、瞬く間に45分間で2点のリードを奪われた。
 
 
2点という重すぎるビハインドを背負って臨んだ後半だったが、鹿島のエンジンはなかなかかからない。逆に2点リードで意気が上がった水原三星に攻め込まれる。開始直後には Hong Soon Hak、そして65分には Kim Dae Euiに決定的なシュートを打たれるが、ここは曽ヶ端が見事なセーブを見せ、何とかチームを救った。
 
 
またオリヴェイラ監督も早い動きを見せる。62分、興梠に代え、田代をピッチへと送り出し、前線でのターゲットマンを作り出した。続く69分には本山に代え、小笠原がピッチイン。この後、小笠原を中心にボールをつなぐ時間が生まれ始めた。
 
 
だが、その流れも82分に3点目を奪われ、完全に止められてしまう。左サイドのFKからワンツーで抜け出され、最後はHong Soon Hakにこの日2点目を決められた。そしてロスタイムにはPark Hyun Bemからゴールを奪われ、0-4。昨シーズン、一度も奪われたことのない1試合4ゴール。ゼロックス杯、リーグ開幕戦と完璧な試合運びを見せてきた鹿島とはかけ離れたアジアでの戦いの幕開けとなってしまった。
 
 
その直後、マルキーニョスが内田のクロスから頭で合わせ、1点を返しも万事休す。1-4という完敗と表現するしかないスコアで鹿島は予選リーグ最大のライバルに敗北を喫した。試合後、「悔しいです」と語る岩政の表情は4日前の浦和戦後には想像もできないほど、厳しいものだった。2009シーズン、グランドスラム(全冠制覇)という目標に向かって飛び立った鹿島。このつまずきはチームに大きな衝撃を与えたが、これを良薬とし、リスタートを図るしか他に手はないだろう。シーズンはまだ、始まったばかりだ。
 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日は最悪の試合だった。水原三星に先に点を入れられてしまい、そこからやられてしまった。鹿島が先制点を取れていれば、主導権を握れたと思う。この試合に対しての計画やチームの戦力が悪かったわけではなく、水原三星が先に点を決めたことで勝敗が分かれたと思っている。水原三星と戦ってみて、Kリーグは良いリーグだと思ったし、良い選手がいると思った。特に19番と6番と9番がすごく頑張っていたので、水原三星は勝つことができたと思う。
水原三星ブルーウィングス :Cha Bum Kun監督
  チャンピオンズリーグの初戦で大勝利できて嬉しい。Kリーグの開幕では、サポーターの皆さんをガッカリさせてしまった。今日は選手がみんな一生懸命やってくれたことに感謝している。たくさんのゴールは予想もしていなかったし、思った以上にできた。鹿島は能力や実力がすごいので、先に点を失っていたら難しくなっていたと思う。次のアウェイの試合ではもっと集中力を持ってやらないといけないと思っている 。
 

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