2008Jリーグヤマザキナビスコカップ 準々決勝 第1戦
vs清水エスパルス
2008.07.02(水)19:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:6,757・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス
0 0 前半 0 0
0 後半 0
  得点
(アシスト)
 
57分:新井場 徹
71分:青木 剛
警告 16分:原 一樹
57分:本田 拓也
78分:兵働 昭弘
  退場  
45分:IN:ダニーロ
    (OUT:野沢 拓也)
75分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
81分:IN:興梠 慎三
    (OUT:青木 剛)
交代 81分:IN:戸田 光洋
    (OUT:兵働 昭弘)
81分:IN:矢島 卓郎
    (OUT:原 一樹)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
石神 直哉 DF 22
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
清水エスパルス
西部 洋平 GK 21
岩下 敬輔 DF 5
青山 直晃 DF 26
高木 和道 DF 4
山西 尊裕 DF 3
兵働 昭弘 MF 13
本田 拓也 MF 16
伊東 輝悦 MF 7
藤本 淳吾 MF 10
枝村 匠馬 FW 8
原 一樹 FW 19
 SUB
山本 海人 GK 29
戸田 光洋 DF 11
廣井 友信 DF 27
マルコス パウロ MF 6
高木 純平 MF 14
マルコス アウレリオ FW 18
矢島 卓郎 FW 9
 
 

ホーム無敗記録を23試合とするも、消化不良のスコアレスドロー

「アウェイゴールを入れさせなかったので、最低限の結果」と試合後、岩政が語ったように90分引いて守った清水相手にスコアレスドローという結果で今シーズン初めてのヤマザキナビスコカップでのゲームを終えた。これでカシマスタジアムでの無敗記録を23戦(18勝5分け)と伸ばしたが、消化不良の感は否めない。今回で公式戦での対戦が50回目となる清水戦。鹿島にとって同一チームとの対戦数が50を数えるのは初めてだけに是が非でも勝ちたかったが、これで対戦成績は21勝6分け23敗と悔しい負け越しが続く。

 
 
序盤、ポゼッションで試合のリズムを作る鹿島。小笠原、野沢、本山らが中心となり、ピッチを広く使ったパスワークで清水陣内へと侵入していく。19分、中盤でのパス回しから青木が左足でミドルシュート。これはGK西部にキャッチされたがゴールまでの崩しが徐々に形作られていく。23分には新井場から小笠原、本山、野沢とワンタッチ、ツータッチでつなぎ、最後は内田の上げたクロスに田代がオーバーヘッドキック。これはジャストミートせず不発に終わったが、田代のこの試合に賭ける意気込みは十分と伝わってきた。そして33分、左サイドから小笠原が速いクロスをゴール前の田代とマルキーニョスに送る。しかし、これに2人とも届かず先制点には至らない。その直後には内田が珍しく左足でミドルシュートを放つなど、ところどころ惜しいシーンはあるものの、0-0のまま前半は終了した。
 
 
後半、ノックアウトシステムのカップ戦だけにホームで是が非でも勝利を奪いたい鹿島は大分戦、名古屋戦と大活躍を見せたダニーロを野沢に代え、ピッチに送り出す。だが、試合はやや膠着した展開となる。そして60分過ぎに岩政が原とのボールの競り合いで出血し、ピッチ外で治療を受けたあたりから鹿島はカウンターを仕掛けられる場面が多くなった。65分には藤本のロングパスからのカウンターで枝村にクロスを上げられる。結局、シュートまでは持ち込ませずこれを何とかしのいだが、23分、コーナーキックのピンチには枝村に強烈なヘディングシュートを許す。万事休すかと思われたが、治療を受け、痛々しい包帯姿の岩政がこれをクリア。鹿島は九死に一生を得た。
 
 
逆に73分、右からのコーナーキックを小笠原が蹴り、これをダニーロがヘディングで合わせた。1週間前の大分戦の再現かと思われたが、ダニーロが放ったシュートは枠に飛ばない。鹿島も清水同様、先制点のチャンスを逃した。そして80分にはゴール前で得たフリーキックを小笠原が直接狙う。これが壁に当たり、GK西部の逆をつくが惜しくもゴールの枠に飛ばなかった。
 
 
試合時間も残り10分を切った81分、完全に引いてしまった清水相手に誰もがスコアレスドローに終わることを恐れたが、オリヴェイラ監督は最後までゴールへの執念を見せ、青木に代え、興梠をピッチに送り出す。そして、ロスタイムも残りわずかとなった終了間近には小笠原のフリーキックを新井場がヘッドで合わせる。これは完全に決まったかと思われたが、GK西部に防がれ、惜しくもゴールならず。結局、このままゲームは終わり、シュート数が前半は0、後半は3と全く攻めてこない清水と0-0のドローに終わった。1か月後の8月6日、日本平で行われる第2戦では最低でもゴールを決めて、準決勝へ駒を進めたいところだ。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
攻撃のバリエーションをもっと増やすこと。サイドからの仕掛けをもっと多くすること。守備は集中すること。
清水エスパルス :長谷川健太監督
  前半はまずまず。0で抑えたことは良かった。ボールを取った後、もっと落ち着いて回すこと。我慢比べだ、焦れることなく、ここからが勝負だ。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (相手がかなりディフェンシブな戦い方でなかなかゴールを奪えなかったが?)守備的な狙いが彼らの意図でもあったと思うし、第2戦はホームで戦えるアドバンテージもあるので(彼らにとっては)最低限の結果だったのではないかと思う。我々はなんとかホームで得点につなげることができなかったのが残念だった。
清水エスパルス :長谷川健太監督
  アウェイの0-0という結果は決して悪い結果ではなかったが、良い結果でもなかった。できれば1点取ってアドバンテージが欲しかったが、次(の第2戦)は勇気を持って戦って、勝って準決勝進出を狙っていきたい。
 

TOPへ戻る