2008Jリーグ ディビジョン1 第8節
vs大宮アルディージャ
2008.04.27(日)16:00キックオフ
 
会場:NACK5スタジアム大宮・観衆:13,072人・天候:晴のち曇
鹿島アントラーズ vs 大宮アルディージャ
1 1 前半 0 1
0 後半 1
27分:興梠 慎三 得点
(アシスト)
75分:小林 慶行
49分:伊野波 雅彦
75分:ダニーロ
87分:本山 雅志
警告 47分:波戸 康広
77分:ペドロ ジュニオール
85分:藤本 主税
  退場  
67分:IN:本山 雅志
(OUT:野沢 拓也)
76分:IN:佐々木 竜太
(OUT:田代 有三)
81分:IN:増田 誓志
(OUT:ダニーロ)
交代 65分:IN:藤本 主税
(OUT:金澤 慎)
67分:IN:田中 輝和
(OUT:村山 祐介)
73分:IN:ペドロ ジュニオール
(OUT:斉藤 雅人)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
伊野波 雅彦 DF 19
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
石神 直哉 DF 22
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
野沢 拓也 MF 8
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
笠井 健太 DF 27
本山 雅志 MF 10
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
佐々木 竜太 FW 17
 
大宮アルディージャ
江角 浩司 GK 21
村山 祐介 DF 19
レアンドロ DF 3
冨田 大介 DF 5
波戸 康広 DF 4
小林 大悟 MF 8
小林 慶行 MF 32
斉藤 雅人 MF 15
金澤 慎 MF 23
吉原 宏太 FW 9
デニス マルケス FW 10
 SUB
荒谷 弘樹 GK 1
田中 輝和 DF 22
佐伯 直哉 MF 7
片岡 洋介 MF 6
藤本 主税 MF 11
ペドロ ジュニオール FW 13
森田 浩史 FW 14
 
 

興梠の先制ゴールも大宮に追いつかれ、悔しいドロー

今季Jリーグ初先発となった興梠が先制ゴールを決めるも75分に同点弾を許し、1-1のドローで終わった。これで勝点を17とし単独2位の座は守ったものの、公式戦4試合で2分2敗と苦しい状況が続く。

 
 
 序盤、ここ最近好調の大宮に攻め込まれる場面が目立つ。中盤の小林(慶)と斉藤にボールをコントロールされ、サイドの小林(大)、金澤にチャンスメイクをされる。これに対し鹿島は先ず大宮の攻撃を止めることに専念し、Jリーグ今季初先発となった興梠のスピードを生かしカウンターを狙う。
 
 
 攻め込まれる場面が目立った前半となったが、鹿島は27分、ラッキーな形で先制ゴールを得る。伊野波と競った金澤からのバックパスに前に出ていたGK江角が処理できず、そのこぼれ球を興梠が冷静にゴールに流し込む。興梠の今季2ゴール目で鹿島が1-0とリードする。その後も攻める大宮、守る鹿島といった状況は変わらずも39分には田代が惜しいヘディングシュートを放つなど、徐々に鹿島が試合の流れを手繰り寄せた。
 
 
 後半に入り、ポゼッションする時間を増やし、鹿島は追加点を狙う。55分、左からのコーナーキックに田代が得意のヘッドで合わせるも、これはクロスバーに当たり惜しくもゴールにはならない。70分過ぎまでは鹿島が大宮の攻撃陣を封じ込め、1点リードのまま試合を終えるかと思われたが、一瞬の隙を突かれ、大宮に同点ゴールを許す。75分、フリーキックをレアンドロに折り返され、最後は小林(慶)に頭で押し込まれた。
 
 
 この同点劇後、大宮の勢いは増し、鹿島は防戦一方となる。82分、そして83分とデニス・マルケスに決定的なチャンスを許し、あわやの場面が続くがGK曽ヶ端のセーブなどで逆転ゴールは免れる。その後も圧倒的に攻め込まれるが最後の最後でDF陣が体を張り、ドローでこのゲームを終えた。
 
 
 「逆転される雰囲気があった中、何とかドローで終わり勝点1を得た感じ」と試合後、岩政が語ったように90分終えて目立ったのは大宮の勢いだけ。ACLとJとの過密日程で疲れもあるだろうが、「疲れは言い訳にならない。南米やヨーロッパでは当たり前のスケジュール。疲れていない選手でやるしかない」とキャプテンの小笠原が言うように厳しい状況の中でも勝点を積み重ねていくことが、真の勝者になるためには必要なことだろう。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
相手はコンパクトな守備をしているので、DFラインの背後のスペースを狙うこと。セカンドボールを拾うために中盤のサポートを早くしよう。
大宮アルディージャ :樋口靖洋監督
  相手がスペースにロングボールを入れてくるので、全員で意識してセカンドボールを拾うこと。攻撃はマイボールを大事につなぐこと。そしてサイドチェンジをしてからスピードをあげよう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  我々の狙いはいつもやっている、相手の長所を消し短所を狙っていくということ。連戦プラス対戦相手からかけられる負担、アウェイということを考えれば、終盤は押されるということは考えていた。ただ、連戦の中での試合と考えれば総合的には悪い内容ではない。4試合で2分け2敗と数字上だけで見れば悪くなっていると見えるが、内容と不確定要素が含まれていることも考えてもらわなければならない。準備はすごく大事であり、それをするかしないかは、試合の終盤に影響してくるもの。結果だけみれば悪いと思われるかもしれないが、内容とその他の条件を盛り込んでの見方をしっかりすれば悪くはないと思う。今日は、まず選手たちを称えたい。こういった経験ができるというのはメリットでもあるし、こういったすばらしさを感じ取って、彼らは勇気をもって実行に移していっていると思うし、タフな条件の中でがんばっている。最後に我々の方が疲れていたのではなくて、相手の方が疲れていなかったということを言いたい。
大宮アルディージャ :樋口靖洋監督
  勝たなければいけないゲームだったというのが一番の印象です。ただ、選手たちは自分たちのスタイルをつかんだ上で多くのチャンスを作ったと思う。しかし、勝ちきれるチームにならないとこのシーズンを戦っていくのは厳しい。
 

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