2008Jリーグ ディビジョン1 第5節
vsジェフユナイテッド千葉
2008.04.05(土)14:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:17,257・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ジェフユナイテッド千葉
4 2 前半 0 1
2 後半 1
16分:田代 有三
26分:マルキーニョス(野沢 拓也)
79分:佐々木 竜太(ダニーロ)
85分:興梠 慎三(野沢 拓也)
得点
(アシスト)
89分:巻 誠一郎
44分:大岩 剛
50分:マルキーニョス
警告  
  退場  
77分:IN:興梠 慎三
(OUT:マルキーニョス)
77分:IN:佐々木 竜太
(OUT:田代 有三)
80分:IN:中後 雅喜
(OUT:小笠原 満男)
交代 45分:IN:馬場 憂太
(OUT:市原 充喜)
45分:IN:苔口 卓也
(OUT:楽山 孝志)
77分:IN:青木 孝太
(OUT:フルゴビッチ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
野沢 拓也 MF 8
ダニーロ MF 11
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
伊野波 雅彦 DF 19
増田 誓志 MF 14
遠藤 康 MF 25
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
ジェフユナイテッド千葉
立石 智紀 GK 1
ボスナー DF 4
斎藤 大輔 DF 3
市原 充喜 DF 13
松本 憲 MF 39
下村 東美 MF 6
中島 浩司 MF 15
楽山 孝志 MF 23
フルゴビッチ MF 40
米倉 恒貴 FW 22
巻 誠一郎 FW 18
 SUB
岡本 昌弘 GK 30
坂本 將貴 DF 2
池田 昇平 DF 14
工藤 浩平 MF 7
馬場 憂太 MF 8
伊藤 淳嗣 MF 19
青木 孝太 FW 9
 
 

出場したFW全員がゴールを決め、ジェフに4-1と快勝!!

田代の「必勝神話」は今日も生きていた。2試合連続となるゴールを決め、田代がチームを勝利に導いた。これで田代が得点した試合は23連勝。鹿島はリーグ戦連勝記録を14まで伸ばし、自身が持つJリーグ記録である16まであと2とせまった。

 
 序盤、ここまでリーグ戦未勝利の千葉がアグレッシブに出てくる。だが鹿島は、この日、左もも負傷で出場が危ぶまれながらもいつも通りカシマのピッチに立った小笠原を中心に試合の流れを自分たちへ手繰り寄せる。そして16分、新井場のスローインを受けた田代が自ら相手ペナルティーエリアへ切り込んで2試合連続となるゴールを決める。この先制点で鹿島は完全にゲームを支配した。
 
 
 パートナーの田代が決めると現在リーグ得点王のマルキーニョスも黙ってはいられない。26分、野沢の見事なスルーパスを受け、相手DFを背負いながらもうまく反転してシュート。これがジェフゴールにつきささり、鹿島はリードを2点に広げた。その後もジェフの両サイドに大きく空いたスペースをうまく突き、前半は優勢に終えた。
 
 
 後半開始から苔口、馬場を投入し何とか反撃を試みるジェフに対し、鹿島は前半同様、落ち着いた守備で自陣のペナルティーエリアには侵入を許さない。そして、逆に出来た前のスペースを利用しカウンターを仕掛け、3点目を貪欲に狙っていった。
 
 こうして時間が残り15分を切った77分、オリヴェイラ監督はツートップの田代、マルキーニョスに代え、佐々木、興梠をピッチに送り出す。そして、先ずは佐々木が監督の期待に応える。79分、野沢のコーナーキックからダニーロがヘディングで合わせ、そのボールを佐々木が頭で押し込み、3-0。開幕戦となった札幌戦に続き、リーグ戦2度目となる交代出場でまたしても佐々木がゴールを決めた。
 
 
 そして、最後はサポーターの後押しコールを受けたストライカー興梠。85分、ニアに走り込み、野沢の絶妙なグラウンダークロスを見事にダイレクトシュート。ダメ押しの4点目をジェフゴールに押し込む。この「13番」の今季初ゴールでカシマは大きな歓喜に包まれた。
 
 
 ロスタイムにPKから1点返されたもののフォワード全員がゴールを決め、鹿島は4-1と快勝、開幕からの連勝を94年以来の5とし、クラブタイ記録を達成した。「いい流れで来ているので、次につなげたい」と試合後、田代が語ったように次の北京戦、そして浦和戦、G大阪戦とこの勢いに乗っていきたいものだ。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
相手はゴールを奪いに来るので、逆に出来る裏のスペースを狙うようにしよう。DFラインは今のまま集中していこう。
ジェフユナイテッド千葉 :ヨジップ・クゼ監督
  一人ひとりの集中とマーク。それがしっかりと出来ていないから2点取られた。それを1からしっかりとやること。2点取られているのだから守備をしっかりとやり、もっとアグレッシブに攻めていこう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  点は取っているが、うちは攻撃のチームだけではない。守備をしなければならないときは、フォワードの選手であってもディフェンスに切り替えなければならないこともある。今は全員が瞬時の動きができている。献身的・努力・ハードワークがきちんとできているという部分についてはチームの安定感をもたらすことができているのではないかと思う。
ダニーロに関してはよくやってくれたと思う。途中出場とフル出場は全く違うので、できるだけチャンスがある時は最後までやらせたいとは思っているし、彼にとっても近い将来、良い結果につながれば。
次はACLだが、修正点を改善するよりもリカバリーがポイントとなってくる。選手にはできるだけ(体力を)回復させるよう伝えている。北京戦がグループリーグ予選突破を占う上でとても大事な試合となるだろう。
ジェフユナイテッド千葉 :ヨジップ・クゼ監督
  去年からずっと勝ち続けている鹿島相手に試合前から難しくなるとわかっていたが、結果的にうなって残念。4点決められたことに関してはDFの改善が必要。オーガナイズ的には悪くなかったと思うがやはり負けてしまったことは残念である。これからも厳しくなる試合が多くなると思うが、とにかく勝ってポイントを取っていかないといけない。
 

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