2008Jリーグ ディビジョン1 第4節
vsアルビレックス新潟
2008.04.02(水)19:04キックオフ
 
会場:東北電力ビッグスワンスタジアム・観衆:22,740人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟
2 1 前半 0 0
1 後半 0
14分:田代 有三(内田 篤人)
50分:小笠原 満男(新井場 徹)
得点
(アシスト)
 
71分:本山 雅志
72分:本山 雅志
警告 57分:アレッサンドロ
67分:中野 洋司
72分:本山 雅志 退場  
75分:IN:ダニーロ
(OUT:田代 有三)
79分:IN:増田 誓志
(OUT:野沢 拓也)
85分:IN:伊野波 雅彦
(OUT:内田 篤人)
交代 53分:IN:田中 亜土夢
(OUT:寺川 能人)
68分:IN:河原 和寿
(OUT:アレッサンドロ)
73分:IN:松尾 直人
(OUT:千葉 和彦)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
伊野波 雅彦 DF 19
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
アルビレックス新潟
野澤 洋輔 GK 21
内田 潤 DF 17
千代反田 充 DF 5
永田 充 DF 6
中野 洋司 DF 2
寺川 能人 MF 16
千葉 和彦 MF 3
木暮 郁哉 MF 13
ダヴィ MF 8
アレッサンドロ FW 9
矢野 貴章 FW 11
 SUB
北野 貴之 GK 1
鈴木 大輔 DF 26
松尾 直人 DF 28
長谷部 彩翔 MF 24
松下 年宏 MF 7
田中 亜土夢 MF 23
河原 和寿 FW 20
 
 

田代、小笠原の今季初ゴールで2-0と勝利!

田代の今季リーグ初ゴールと小笠原の今季公式戦初ゴールで途中、本山が微妙な判定から退場となり、1人少ない戦いを強いられたものの鹿島が2-0と勝利した。これで鹿島はリーグでの連勝記録を13に伸ばし、連戦の続く4月の初戦を白星で飾った。

 
 
 鹿島は序盤、今季リーグ戦3連敗と最下位に沈む新潟を、長短のパスをうまく織り交ぜながら崩しにかかる。そして14分、相手のクリアボールを拾った内田がファーサイドで待つ田代へ絶妙クロス。これを田代が得意のヘディングで捕らえ、今季リーグ初ゴールを決める。代表遠征などでコンディションを崩していた田代だが、「コンディションが上がってきている。次は点を取ります」と試合前に力強く宣言。そしてその通りの結果を出した。
 
 
 後半に入っても鹿島はうまい試合運びを見せる。50分、ゲームキャプテンの小笠原がゴールポストを直撃する強烈なミドルシュート。このはね返りが相手GK野澤に当たり、ボールはゴールネットに吸い込まれる。小笠原の今季公式戦初ゴールで鹿島が2-0とリードを広げた。(※当初オウンゴールと発表されたが、後に小笠原のゴールと修正)
 
 
 しかし、鹿島にとっては不運な形で試合のパワーバランスが崩れる。71分、72分と立て続けに微妙な判定によるイエローカードを宣告され、本山が退場。これで鹿島は残りの時間、10人での戦いを強いられた。鹿島にとって苦しい時間が続くかと思われたが、オリヴェイラ監督は75分、田代に代えダニーロ、79分には野沢に代え増田を投入し、ボールキープの時間を増やす。そして85分、内田に代え伊野波を投入し、なおも前がかりに攻める新潟を抑える。結局、このまま、鹿島は最後まで新潟にゴールを割らせず、数的不利のゲームを2-0と制した。
 
 
 試合後、「厳しい状況もあったが、とりあえず無失点で終われたのはいいこと」と青木が語ったように10人になっても落ち着いた守備で完封勝利を飾った鹿島。単独首位の座もキープし、連戦続く4月の初戦としてはまずまずの結果と言えるだろう。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
攻守の切り替えを早くし、中盤での守備のバランスを整えること。もう少しボールを保持し、サイドから展開すること。後半も集中していこう。
アルビレックス新潟 :鈴木淳監督
  ハードワークを続けること。相手ボランチへのプレッシャーを忘れずにかけること。攻撃はDFの間を突け。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (途中から10人になったが)相手の長所を消しながら自分たちのサッカーができたのではないかと思う。(失点が少ないのは)これまで選手たちに意識づけをしてきたことが表れているから。選手たちに言っていることは、攻撃の時はFWになってボールを失った瞬間にDFになるということであり、攻守の切り替えが試合の中でできているからだと思う。我々は去年と大幅な入れ替えがなく、僕自身と選手がお互いを知り尽くしているから話をつめれば簡単に意思の疎通ができる。そして、選手たちの努力を惜しまない姿勢。その練習から積み重ねたものが試合に非常に表れているのではないかと思う。
アルビレックス新潟 :鈴木淳監督
  立ち上がりから鹿島の流動性、速さ、ボールの動かし方などについていけず、混乱し1失点をしてしまった。そのあとは徐々に持ちこたえることができ、前線にボールを運ぶことができた。しかし前半の1失点が重かった。メンタル的、ゲームの入り方、ゲームの終わり方をもう一度確認しなければいけない。失点してしまったのは力のなさだと思う。今のトレーニングを改善していかなければならない。リーグ戦はまだまだ続く。決して悪い部分だけではなく、いい部分もある。ただ、負けていることは真摯に受け止めてこれから少しでも順位、勝ち点を積み上げていきたい。
 

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