2008Jリーグ ディビジョン1 第34節
vsコンサドーレ札幌
2008.12.6(土)14:33キックオフ
 
会場:札幌ドーム・観衆:26,220人・天候:屋内
鹿島アントラーズ vs コンサドーレ札幌
1 1 前半 0 0
0 後半 0
35分:野沢 拓也 得点
(アシスト)
 
  警告 59分:芳賀 博信
83分:西嶋 弘之
  退場  
74分:IN:増田 誓志
(OUT:本山 雅志)
87分:IN:船山 祐二
(OUT:野沢 拓也)
89分:IN:田代 有三
(OUT:マルキーニョス)
交代 55分:IN:芳賀 博信
(OUT:西谷 正也)
65分:IN:宮澤 裕樹
(OUT:砂川 誠)
72分:IN:岡本 賢明
(OUT:西 大伍)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
コンサドーレ札幌
佐藤 優也 GK 1
池内 友彦 DF 5
西澤 淳二 DF 3
西嶋 弘之 DF 6
坪内 秀介 DF 19
藤田 征也 MF 7
西 大伍 MF 22
上里 一将 MF 20
西谷 正也 MF 24
砂川 誠 FW 8
ダヴィ FW 10
 SUB
高原 寿康 GK 31
柴田 慎吾 DF 32
ディビッドソン 純マーカス MF 29
芳賀 博信 MF 18
岡本 賢明 MF 17
中山 元気 FW 13
宮澤 裕樹 FW 25
 
野沢の絶妙ミドルシュートで1-0と快勝!! 鹿島、12度目の栄冠!!

鹿島が王者の強さを発揮し、J1リーグ連覇を果たした。これで鹿島は通算6度目のリーグタイトル、そして総タイトル数をサポーターの番号と同じ「12」までのばした。札幌ドームに駆けつけた2,000人を超えるサポーター、そして聖地カシマのパブリックビューイングで声援を送り続けた4,200人のサポーターとともに掴んだ栄光。再び、常勝鹿島の時代が始まる。
 
序盤、ホーム最終戦で有終の美を飾りたい札幌に攻め込まれる。前線のダヴィ、砂川、そして2列目の上里、藤田らに攻め込まれる場面が多く目立った。しかしここ3試合無失点をを続ける鹿島は今日も体を張った守備で札幌に決定機を与えない。唯一危なかったのは24分、左サイドからのクロスを待つダヴィをフリーにしてしまった場面。しかし、ここではダヴィに合わせられることがなく、事なきを得た。
 
 
そして35分、鹿島は連覇へぐっと近づく先制ゴールを決める。決めたのは前節の磐田戦で決定機を再三外し、「(ゴールを)外してばかりで後ろの選手たちに申し訳ない」と語った野沢。中盤でボールを受けると躊躇なく右足を振りぬき、鋭いミドルシュートを放つ。これが札幌ゴールに突き刺さり、喜びを体いっぱいで表現した野沢は一目散にオリヴェイラ監督へ抱きついた。
 
 
 
この野沢の8月16日東京V戦以来約4か月ぶりとなるゴールで勝利へ近づいた鹿島は後半に入っても試合を有利に進める。「後半は立ち上がりから必死で前に出た」という興梠やリーグ得点王のマルキーニョスがチャンスを生み出す。しかし、ホーム最終戦で気持ちの入っている札幌守備陣を完全に崩すまでには至らない。逆に上里や藤田、そしてダヴィに何度か危ないシーンを作り出された。
 
 
しかし、74分には本山に代わり、増田、87分には勝利の立役者である野沢に代わり、船山、最後にマルキーニョスを下げ、田代がピッチインし、守備を固める鹿島。そして、ロスタイムの3分間も守りきり、通算6度目のリーグタイトル、そして12個目の栄冠を自力でつかみ取った。日本プロサッカー史上最高のタイトル獲得記録を伸ばし続ける鹿島アントラーズ。来シーズンも我々に強い鹿島を見せつけてくれることだろう。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
ボールを奪った後、慌てずに落ちついてつないでいこう。相手の右サイドの攻撃に注意しよう。守りの時、しっかりマークしよう。さあ、最後の45分間だ!
コンサドーレ札幌 :三浦 俊也監督
  しっかりライン設定をして、セカンドボールを拾っていこう。ロングボールにも落ちついて対応すること。しっかりとボールをキープして攻撃を仕掛けよう。クロスに対して、もっと人数をかけるように。残り45分、すべてを出し切ろう!!
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今年は混戦のJリーグだった。だが、選手の諦めない姿勢もあったし、負けてはいけない試合でしっかりと力も発揮できていた。苦しいシーズンだったが、それを勝ち取ったことはチームにとって大きいことだと思う。今年は本当に忙しいシーズンで疲労などが溜まることがあったが、選手がそれを上手くケアしてくれていた。来年、4つの重要なタイトルを狙うことができるし、それを取っていきたい。またそこに至るまでの過程をしっかりやっていきたいと思う。
コンサドーレ札幌 :三浦 俊也監督
  あらためて鹿島アントラーズさんには優勝おめでとうと言いたい。本当に優勝するのにふさわしいチームだと思う。J2降格が決まっている我々に対しても手を抜かず勝ちに徹してきていたし、Jリーグを引っ張っていくチームだと再認識させられた。ゲームに関しては前半から攻撃的な布陣でいって先制点を取り相手にプレッシャーをかけたかった。失点してから早めに選手交代をしたが流れは変えられなかった。早い段階で点が取れていれば良かった。
 

TOPへ戻る