2008Jリーグ ディビジョン1 第33節
vsジュビロ磐田
2008.11.29(土)14:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:29,820人・天候:晴時々曇
鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田
1 0 前半 0 0
1 後半 0
89分:岩政 大樹(増田 誓志) 得点
(アシスト)
 
55分:本山 雅志
61分:伊野波 雅彦
警告 15分:ジウシーニョ
  退場  
60分:IN:田代 有三
    (OUT:野沢 拓也)
76分:IN:マルシーニョ
    (OUT:本山 雅志)
83分:IN:増田 誓志
    (OUT:中後 雅喜)
交代 56分:IN:大井 健太郎
    (OUT:山本 康裕)
80分:IN:名波 浩
    (OUT:犬塚 友輔)
82分:IN:中山 雅史
    (OUT:ジウシーニョ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
ジュビロ磐田
川口 能活 GK 1
駒野 友一 DF 25
加賀 健一 DF 15
鈴木 秀人 DF 2
岡田 隆 DF 19
ロドリゴ MF 38
犬塚 友輔 MF 17
山本 康裕 MF 23
松浦 拓弥 MF 24
前田 遼一 FW 18
ジウシーニョ FW 8
 SUB
松井 謙弥 GK 21
大井 健太郎 DF 4
成岡 翔 MF 10
西 紀寛 MF 11
村井 慎二 MF 14
名波 浩 MF 16
中山 雅史 FW 9
 
岩政大樹、値千金の決勝ゴール!! ホーム最終戦を勝利で飾る!!

試合終了間際、岩政の値千金のヘディングゴールでホーム最終戦を勝利で飾った。この勝利で勝点を60に伸ばした鹿島はリーグ連覇を確実にするため、来週の最終節アウェイで最下位の札幌と対戦する。
 
序盤、鹿島は中盤での速い寄せから試合の主導権を握る。25分を過ぎたあたりから磐田のカウンターアタックを受ける場面も見られたが、決定的なチャンスは与えない。そして、前半にあったビッグチャンスは29分と42分。いずれも野沢が決定的なシュートチャンスを得るもわずかに外し、先制点には至らなかった。しかし、45分を通じて鹿島が磐田を圧倒し、前半を終えた。
 
 
いつもよりも長く円陣を組み、スタートした後半。前半同様、鹿島は攻勢に出る。唯一ヒヤリとしたのが53分、曽ヶ端がボール処理を手こずり、前田に詰められた場面。これは曽ヶ端が外へボールをクリアし、事なきを得たが、J1残留へ向け必死に戦う磐田を侮ってはいけないとスタジアムにいた誰もが思った瞬間だった。
 
 
優勝に向けて、そしてホーム最終戦ということもあって、是が非でも勝点3が欲しいオリヴェイラ監督は60分に野沢を下げ、田代を投入。3トップでゴールを狙う。「早い時間帯で3トップになったので、中盤を省略し前線に長いボールを送るようになった」と試合後、本山が振り返ったように磐田ゴール前でのプレーが続いた。しかし降格を恐れる磐田の粘り強い守備に手こずり、1点が取れない。0-0のまま、時間は刻々と過ぎ、「4分」のロスタイムに突入する。
 
 
そして、試合終了まで残り30秒のところで奇跡は起きた。相手ファウルで得た左サイドからのFKを「(その前のFKでは)岩政さんとアイコンタクトしたけど、合わなかったので最後は決めてやろうと思った」と言う増田が蹴り、そこに飛び込んだのがその岩政だった。この値千金のゴールで鹿島は1-0と勝利。リーグ連覇へ大きな勝点3を得た。「正直、言葉にならない」。試合後、 オリヴェイラ監督はサポーターへの挨拶で劇的な勝利の喜びをそう表現した。
 
 
 
歓喜の時まで後1試合。ファミリーは一丸となって栄光へ突き進む。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
もう少しサイドチェンジを多くし、相手の守備のバランスを崩すこと。最後まで集中して戦おう。
ジュビロ磐田 :ハンス・オフト監督
  目の前の試合に集中しよう!セカンドボールを拾い、簡単にプレーすること。後半スタートから全員で最後まで戦おう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  ジュビロは降格争いという厳しい状況の中で勝たなければならず、枚数をかけてくることは前もって予想していたこと。この試合ではセットプレーがカギになると思っていたので、良い形にやれて良かった。(試合に向けて)選手たちの気持ちを奮い立たせるためにいろいろとやってきたことはあったが、今日に関しては選手たちも今日の大事な試合での結果によってその後の状況もどうなるかわかっていたし勝つという強い気持ちを持っていた。選手の顔、目の色を見ても集中していた。今日はホームで勝つことだけを考えていたが、選手にはあわてずにプレーすることが重要と言い続けていたのでそれがうまく出来てよかった。選手たちは強い意欲で頑張り、そして積極的にプレーしてくれた。最後まであきらめずに取り組んだ成果が勝利という結果につながったと思う。
ジュビロ磐田 :ハンス・オフト監督
  前半は戦術的にも良かった。相手に何も与えなかったし、ビルドアップも出来て攻撃に移ることができていたが、後半最後に押し込まれてしまった。我々が前にボールを出してしまったことで中盤にとって非常にプレーしにくい状況を作ってしまった。重要なのは次の最終節に勝つということ。ゴールに関しては、相手に2、3回決定的なチャンスを作られて決められてもおかしくはなかった。実際に決まったゴールはあまりいいゴールではなかったと思う。
 

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