2008Jリーグ ディビジョン1 第30節
vsFC東京
2008.10.26(日)14:05キックオフ
 
会場:味の素スタジアム ・観衆:33,596人 ・天候:曇
鹿島アントラーズ vs FC東京
2 0 前半 0 3
2 後半 3
59分:興梠 慎三(マルシーニョ)
84分:田代 有三(興梠 慎三)
得点
(アシスト)
56分:カボレ(石川 直宏)
77分:長友 佑都
81分:大竹 洋平(鈴木 達也)
  警告 58分:平山 相太
  退場  
45分:IN:マルシーニョ
    (OUT:本山 雅志)
80分:IN:田代 有三
    (OUT:ダニーロ)
83分:IN:増田 誓志
    (OUT:中後 雅喜)
交代 65分:IN:鈴木 達也
    (OUT:石川 直宏)
78分:IN:大竹 洋平
    (OUT:羽生 直剛)
87分:IN:赤嶺 真吾
    (OUT:カボレ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
野沢 拓也 MF 8
増田 誓志 MF 14
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
FC東京
塩田 仁史 GK 1
徳永 悠平 DF 25
佐原 秀樹 DF 3
茂庭 照幸 DF 2
長友 佑都 DF 5
梶山 陽平 MF 10
今野 泰幸 MF 6
羽生 直剛 MF 22
石川 直宏 MF 18
カボレ FW 9
平山 相太 FW 13
 SUB
荻 晃太 GK 31
藤山 竜仁 DF 8
浅利 悟 MF 7
エメルソン MF 15
鈴木 達也 MF 40
大竹 洋平 MF 30
赤嶺 真吾 FW 24
 
鹿島、2-3と悔しい敗北。田代の約半年ぶりのゴールも実らず。
 
前半からFC東京の素早いプレスに押され、8月9日の千葉戦以来となる3失点で悔しい敗北を喫した。前日、2位の名古屋がドロー、3位の大分が負けたため、首位の座こそキープしたものの、優勝戦線は5位の浦和まで3差と大混戦に逆戻り。これからの残り4試合、気が抜けない戦いが続く。
 
 
 
鹿島は、序盤から1点を取りに前へ出る。2人でリーグ戦28ゴールのマルキーニョス、興梠の黄金コンビがゴールを狙うがFC東京の激しいプレッシングにやられ、なかなか形を作ることができない。逆に相手右サイドの石川、ツートップの一角を担うカボレらのスピードある攻撃に悩まされ、ピンチを迎える場面が多く見られた。特に最大のピンチは28分。今野のスルーパスから石川にフリーでシュートを放たれる。完全に先制ゴールを奪われたかと思われたが、ここは守護神曽ヶ端がスーパーセーブでチームを救った。その後もFC東京に主導権を握れたまま、前半を終えた。
 
 
ハーフタイムを終え、オリヴェイラ監督は41分に負傷した本山に代わりマルシーニョをピッチへ送り込む。この交代策により、前に出る勢いが出てきた鹿島だったが、56分、石川のCKからカボレにニアで合わされ、先制点を許してしまう。だがこの失点劇の3分後、交代出場のマルシーニョが大きな働きを見せる。FC東京のボールを奪い、そのままカウンターに出る鹿島。マルシーニョが豪快なドリブル突破からクロスを送り、これをゴール前で待っていた興梠が豪快なダイビングヘッドで決めた。あっという間の同点劇で勢いに乗ったかに見えた鹿島だったが、77分、またしても不覚を取る。サイドに張るカボレを抑えきれずチャンスを作り出され、ゴール前の混戦から長友に押し込まれてしまう。続いて81分、またしてもカボレに崩され、最後は大竹。たった5分で鹿島は2点のビハインドを背負ってしまった。
 
 
しかし、鹿島は王者の意地を見せ、このままでは終わらない。84分、興梠のスルーパスを受けた交代出場の田代が実に4月5日の千葉戦以来、約半年ぶりとなるリーグ戦でのゴールを決め、1点差に追いついた。その後も必死に前へ出る鹿島だったが、3分のロスタイムもFC東京にうまく消化され、結局、2-3と悔しい敗北に終わった。
 
 
前日、ライバルの名古屋が引き分け、大分が負けと優勝争いで抜け出すチャンスだっただけに非常に悔しい結果となった。「でもまだ首位に立っている。残りを全勝すれば、自力優勝できる」。試合後、そう語ったのは今日も最後まで必死にボールを追いかけていた興梠だった。その気持ちを忘れずに残り4試合、勝利だけを目指して戦っていかなければならない。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
セカンドボールを相手に拾われているので、中盤のバランスを修正すること。相手陣内へボールを運んだ時はもう少し落ち着いてボールを回そう。
FC東京 :城福浩監督
  守備は集中できている。ディフェンスラインの上げ下げをしっかりやる。攻撃ではサイドのスペースをうまく使うこと。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日は互いに多くのチャンスを作り、それを決めるか決めないかの違いだった。右サイドを狙ってくることは予想をしていたし、試合中も注意をうながしたが、今日に関しては彼らの狙いが上手くいっていたと思う。今日はこれまでの試合で拾えていたセカンドボールを上手く拾えず、相手に中盤でボールを上手くサイドに散らされてしまった。中盤の攻防を制することが結果につながる思う。
FC東京 :城福浩監督
  2連敗をして非常に苦しい状況になり、トップチームに残るという気持ちを失いかけていたが、サポーターが練習から熱い声援を送ってくれ、今日の試合には諦めてはいけないという気持ちを持って臨んだ。選手たちもボールに向かう強い気持ちを見せてくれ、鹿島という強いチームから3点を取ることができた。チャンピオンに勝ったということを肥やしにしてがんばっていきたい。
 

TOPへ戻る