2008Jリーグ ディビジョン1 第3節
vs横浜 F・マリノス
2008.03.30(日)16:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム ・観衆:22,901人 ・天候:曇のち雨
鹿島アントラーズ vs 横浜 F・マリノス
2 1 前半 0 1
1 後半 1
33分:マルキーニョス(小笠原 満男)
85分:ダニーロ
得点
(アシスト)
67分:小宮山 尊信
30分:青木 剛
64分:新井場 徹
80分:ダニーロ
84分:小笠原 満男
警告 78分:栗原 勇蔵
  退場  
72分:IN:ダニーロ
(OUT:野沢 拓也)
82分:IN:興梠 慎三
(OUT:田代 有三)
87分:IN:伊野波 雅彦
(OUT:内田 篤人)
交代 86分:IN:坂田 大輔
(OUT:ロニー)
89分:IN:清水 範久
(OUT:小宮山 尊信)

スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
伊野波 雅彦 DF 19
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
横浜 F・マリノス
榎本 哲也 GK 1
田中 隼磨 DF 7
栗原 勇蔵 DF 4
中澤 佑二 DF 22
田中 裕介 DF 26
山瀬 功治 MF 10
ロペス MF 8
松田 直樹 MF 3
小宮山 尊信 MF 13
ロニー FW 9
大島 秀夫 FW 15
 SUB
秋元 陽太 GK 36
長谷川 アーリアジャスール MF 29
水沼 宏太 MF 20
山瀬 幸宏 MF 16
乾 貴士 MF 19
清水 範久 FW 18
坂田 大輔 FW 11
 
 

鹿島、マルキーニョス&ダニーロのゴールで勝利!!

苦しみながらもダニーロのリーグ初ゴールで横浜F・マリノスに2-1と勝利し、単独首位の座を死守した。互いにリーグ戦2戦2勝と無敗同士で「勝った方にとっては勝点6の意味を持つゲーム」と小笠原が称した激戦を制し、リーグでの連勝記録を歴代3位となる12、カシマスタジアムでの公式戦連勝記録を13とした。

 
 
 キックオフ直後、鹿島は大島、ロニー、ロペス、山瀬を中心とした横浜FM攻撃陣のテンポの良いパスワークに苦しめられる。なかなかボールをキープできず、何度かペナルティーエリア付近までボールを運ばれる鹿島だが、それでも横浜FMに決定的なチャンスは作らせない。
 
 
 そして、次第に小笠原を中心にゲームをコントロールし始めた鹿島はラッキーな形で先制点を得る。33分、相手のパスミスから田代が小笠原につなぐ。これを小笠原が絶妙のヒールパスで後ろへ流し、最後はマルキーニョスが豪快なミドルシュートで今季公式戦5試合連続となるゴール。リーグ得点王レースでも単独首位を走るマルキーニョスの活躍で鹿島は1点リードして、前半を終えた。
 
 
 後半、リードしながらも鹿島は横浜FMの攻撃にさらされる。「1点取っても、簡単に取り返されることもある。それがサッカーのリズム」と小笠原が試合後振り返ったように、67分、小宮山のミドルシュートであっさりと同点ゴールを決められる。なおも74分、山瀬(功)にミドルシュートを放たれるが、これはクロスバーに直撃。鹿島は事なきを得た。
 
 逆にマルキーニョスへのファウルでPKを得るもキッカーの小笠原が足をすべらせ、ドローという結果が脳裏を一瞬よぎる。しかし、ヴェルディ戦と同様にこの日も交代出場のダニーロがチームを救った。85分、マルキーニョスからのボールを受けた新井場が鋭いグラウンダークロスをゴール前に送る。これは相手DFにクリアされるもそのこぼれ球をダニーロが素早く蹴りこみ、待望の決勝ゴールが生まれた。これがダニーロにとっては2年目にしてJ初ゴールとなった。
 
 
 鹿島はその後も落ち着いてボールをキープし、しぶとく食い下がる横浜FMを振り切った。「苦しいゲーム」と青木が語ったように確かに厳しい試合展開となった今日の試合。Jタイ記録まで後1つとなった無失点試合記録も5で終わり、悔しさも残った。しかし、大きな勝点3を得て、リーグ単独首位の座を守ったことも確かだ。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
立ち上がり、集中しよう。攻守のバランスを意識しよう。サイドからの攻撃を心がけよう。
横浜 F・マリノス :桑原隆監督
  シュートが少ないのでもっと積極的にシュートを打とう。相手の早いリスタートには注意すること。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (試合中)崩れた時間帯もあったが、しっかりと自分たちで立て直すことができた。チームとして乗り越えたことは収穫であり、評価するべきこと。私自身、いつも個人の観点ではなくチームの観点からみている。これだけの高いレベルのチームを相手に自分たちのサッカーで勝ちに結びつけたことをしっかりと評価したい。
(今後ダニーロの先発はあるのかについては)チームというのは生きたもの。旬もあるので、その時のタイミングだったり、感性によって(チームも)変わってくるものなので、流れに沿ってやっていきたい。
横浜 F・マリノス :桑原隆監督
  結果は2-1となってしまったが選手たちは最後まで勝利を目指してやってくれた。勝ちに対するひたむきさも出してくれたし、下を向くことはないと思う。さすが鹿島さんは昨シーズンのチャンピオンだけあって勝負強いなと。中2日ですぐに試合があり連戦も続くが、次につながる試合になったと思う。
 

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