2008Jリーグ ディビジョン1 第27節
vs清水エスパルス
2008.09.28(日)15:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:15,481人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス
2 2 前半 0 0
0 後半 0
20分:青木 剛(ダニーロ)
41分:マルキーニョス(興梠 慎三)
得点
(アシスト)
 
  警告  
  退場  
59分:IN:増田 誓志
(OUT:本山 雅志)
82分:IN:マルシーニョ
(OUT:興梠 慎三)
88分:IN:中田 浩二
(OUT:ダニーロ)
交代 45分:IN:兵働 昭弘
(OUT:山本 真希)
55分:IN:矢島 卓郎
(OUT:西澤 明訓)
89分:IN:原 一樹
(OUT:枝村 匠馬)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
中田 浩二 MF 6
増田 誓志 MF 14
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
清水エスパルス
山本 海人 GK 29
市川 大祐 DF 25
青山 直晃 DF 26
高木 和道 DF 4
児玉 新 DF 2
マルコス パウロ MF 6
伊東 輝悦 MF 7
山本 真希 MF 28
枝村 匠馬 MF 8
岡崎 慎司 FW 23
西澤 明訓 FW 20
 SUB
西部 洋平 GK 21
岩下 敬輔 DF 5
戸田 光洋 DF 11
本田 拓也 MF 16
兵働 昭弘 MF 13
原 一樹 FW 19
矢島 卓郎 FW 9
 
青木、8年目のカシマ初ゴール&バースデーゴール!得点王マルキーニョスも決め、2-0と快勝!!

26回目の誕生日を迎えた青木が、ACLを敗退し危機的状況にあるチームを攻守に渡って救った。20分、ダニーロのパスを受けた青木は右足で強烈なミドルシュート。これが清水ゴールに突き刺さり、プロ入り8年目にしてカシマでの初ゴールを決めた。また守備では中後とのボランチコンビが冴え渡り、清水に最後まで自由を与えなかった。41分にはリーグ得点王レースを独走するマルキーニョスがリーグ戦6試合連続となる今季18ゴール目。最後までボールを支配し続けた鹿島は結局、前半の2ゴールを守りきり今季2分1敗と分が悪い清水に快勝した。
 
 
鹿島は先週水曜のACL敗退ショックを振り切るため、序盤からアグレッシブにボールを支配する。アデレード戦に続き先発した青木、中後のボランチコンビが中盤で厳しいチェックを見せ、清水に隙を与えない。また新井場が左サイドバックに復帰した最終ラインも一対一では負けないという強い気持ちを持ち、ほとんど危ない場面は見られない。唯一のピンチだったのが13分。右サイドで岡崎をフリーにしてしまい、シュートまで持ち込まれるがこれはポストにすくわれる。続いてリバウンドしたボールを曽ヶ端がいないゴールへたたき込まれそうになったが、DF陣が体を張って防いだ。
 
 
そして、20分、ついに歓喜の瞬間が訪れた。ダニーロのパスを受けた青木が強烈なミドルシュートを放ち、自らのバースデーを祝う先制点を決める。奇しくもこれがプロ入り8年目にしてカシマでの初ゴール。「誕生日云々よりもそっちの方が嬉しい」と試合後、青木が振り返ったように誰もが待ち望んでいたゴールだった。
 
 
その後も攻め続けるカシマは、前半終了間際の41分、中盤からの見事なパス回しからマルキーニョスと興梠の黄金コンビが追加点を決める。中盤からボールをもらったマルキーニョスが左サイドの興梠にワンタッチで流す。これを受けた興梠は冷静に状況を判断しリターン。現在、リーグ得点王レースを独走するマルキーニョスはねらい澄ましたシュートでリーグ戦6試合連続となる今季18ゴール目を清水ゴールに突き刺した。
 
 
後半に入っても鹿島が主導権を握り続ける。球際の強さ、一度、ボールを失ってもそのボールを奪い返す気迫、最後まで走り抜く気。全ての面で清水を上回っていた。結局、追加点さえなかったものの、最後の最後まで攻め続けた鹿島は2-0で快勝。8月27日の第27節神戸戦より約1ヶ月ぶりとなる勝利をホーム・カシマで飾った。これで試合終了後の順位は暫定で3位。首位の名古屋と浦和の試合が残っているものの優勝戦線に踏みとどまった。
 
 
「1試合1試合が決勝戦のつもりで残りも戦いぬく」と試合後、増田が語ったように今日のような強い気持ちを持って戦えば、昨シーズンのような快進撃が見られるだろう。これからが、勝負だ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
後半も前半同様、集中していこう。後半、相手は攻撃的に来るだろうからマークを的確にすること。
清水エスパルス :長谷川健太監督
  前半、ゲームの質は悪くない。決定機を決めたのが差だ。前線にボールを預けた後のサポートをすること。次の1点が勝負。取れば逆転のチャンスはある。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  厳しい日程の中で戦ってきた疲労が蓄積されている中で、選手たちはよく戦ってくれたし、無失点で抑えられたことはよかった。(今日の戦いには)チームとして非常にいい感触を持っている。また、エスパルスはナビスコカップ決勝にも進み、調子もあげてきているし、いい内容のサッカーをしているチームなので、今日の勝利は重みのある一勝だと思う。この勝利を機にしっかりと継続していきたい。
清水エスパルス :長谷川健太監督
  前半から決定的なチャンスが2回あったが、そこでエスパルスが決められず、逆にアントラーズはチャンスをしっかりとものにして決めることができた。ビックチャンスを決められれば(試合に)勝つことができるもの。結果は残念であったが、選手たちはよく戦ってくれた。エスパルスが良くなかったというよりもアントラーズの方が上回っていた。決して悲観する内容ではなかったので1週間しっかり準備して次に臨みたい。
 

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