2008Jリーグ ディビジョン1 第26節
vs大宮アルディージャ
2008.10.01(水)19:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:6,725人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 大宮アルディージャ
2 2 前半 0 0
0 後半 0
21分:マルキーニョス
37分:マルキーニョス(中後 雅喜)
得点
(アシスト)
 
  警告 88分:森田 浩史
  退場  
75分:IN:佐々木 竜太
(OUT:興梠 慎三)
78分:IN:増田 誓志
(OUT:内田 篤人)
84分:IN:中田 浩二
(OUT:本山 雅志)
交代 61分:IN:土岐田 洸平
(OUT:小林 大悟)
71分:IN:桜井 直人
(OUT:藤本 主税)
76分:IN:青木 拓矢
(OUT:佐伯 直哉)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
中田 浩二 MF 6
増田 誓志 MF 14
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
大宮アルディージャ
江角 浩司 GK 21
田中 輝和 DF 22
レアンドロ DF 3
冨田 大介 DF 5
波戸 康広 DF 4
金澤 慎 MF 23
佐伯 直哉 MF 7
片岡 洋介 MF 6
小林 大悟 MF 8
藤本 主税 FW 11
森田 浩史 FW 14
 SUB
荒谷 弘樹 GK 1
村山 祐介 DF 19
斉藤 雅人 MF 15
土岐田 洸平 MF 28
青木 拓矢 MF 34
吉原 宏太 FW 9
桜井 直人 FW 30
 
中後&マルキーニョスで2ゴール!! 鹿島、首位に返り咲く!!
 
前節に続き、中後が輝きを見せた。リーグ得点王レースを独走するマルキーニョスが2ゴールを決めたがいずれも中後のセットプレーから生まれた。また、これでマルキーニョスは前節自らが立てたクラブ記録を更新するリーグ戦7試合連続得点を決め、20点の大台に記録を伸ばした。なお、シーズン20得点を決めたのは鹿島のクラブ史上、アルシンド、長谷川、マジーニョ、柳沢に続き10年ぶり5人目。記録尽くしの勝利で鹿島は 2連勝を飾り、8月23日に陥落して以来となる首位の座に返り咲いた。
 
 
序盤、落ち着いた展開を見せた鹿島。前節の清水戦で見せたような激しいチェックは目立たないものの、要所要所をしっかりと抑え、大宮の攻撃を許さない。唯一のピンチは13分。金澤のクロスから藤本にフリーでヘディングシュートを許すも守護神曽ヶ端がナイスセーブ。これで試合の流れは完全に鹿島のものとなった。
 
 
そして前半の2ゴールの立役者は、この日もボランチに入った中後だった。21分、ゴール前で得たFKで中後が相手の壁の上を行く見事な弾道のボールを蹴る。これは相手GKの江角に触れたもののポストに当たる。そのこぼれ球に素早く詰めたのは、現在リーグ得点王レースを独走するマルキーニョス。しっかりと大宮ゴールに蹴りこみ、リーグ戦7試合連続となる今季19得点目を決める。この先制ゴールで勢いづく鹿島はさらに25分、CKのチャンスに中後が蹴り、マルキーニョスがこのボールをしっかりと頭でたたき込んだ。またしても中後、マルキーニョスのコンビで鹿島はそのリードを2点に広げた。そして、その後も本山、興梠らが惜しいシュートを放ち、大宮を圧倒し前半を終えた。
 
 
後半、中盤でのチェックを厚くしてきた大宮に手こずる場面もあるが、終始無難な対応を見せる鹿島。シュート数は前半の8本に比べ3本と少なくなったが、カウンターから相手ゴールを脅かす場面も多く見られた。そして84分、オリヴェイラ監督は本山に代え、中田を投入し、前節清水戦に続き青木、中後、中田のスリーボランチにシステムを変更し、逃げ切る作戦に出る。これが功を奏し、最後まで失点せず、2試合連続無失点で連勝を飾った
 
 
この勝利により、8月23日に陥落して以来となる首位の座に返り咲いた。試合後、「次のG大阪戦を乗り切れば、週1のペースになる。是が非で勝って中断期間に入りたい」と青木が語ったように今週土曜のG大阪戦を乗り切れば、連覇も現実のものとして見えてくる。強さを取り戻した鹿島が得意のラストスパートを見せるのは、もうすぐだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
試合のリズムを崩さぬよう、後半も集中して入ろう。中盤のマークがずれた時に早く修正しよう。サイドチェンジした後のサポートを早くしよう。
大宮アルディージャ :樋口靖洋監督
  セットプレーでやられたのは仕方がない。もっと声を出し合って立て直そう。守備は中盤でセカンドボールを拾えていない。下がらずに前からプレッシャーをかけること。攻撃はしっかりとボールをつないでサイドチェンジをすること。そこから裏のスペースを突いていこう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (今日試合に勝ったことで首位には返り咲いたが?)もちろん首位になったことは喜ばしいことには違いないが、去年のように連勝して優勝できればいいがサッカーはそう簡単にはいかないもの。今日勝って首位に立つことができたが、次に負ければ陥落することもあり得る。この数節はそういった状況が続いているだけに、とりあえずはこの7連戦を乗り越えれば、今後はうまくいくのではないかと思っている。選手たちとともに全員で団結して戦っていきたい。
(2試合連続の完封となったが?)今日で7試合目、アデレードの移動や前節の疲労の少なからず影響していたと思うが、バックラインを評価するだけでなく全員が守備の意識を持って、献身・ハードワークをするということが必要不可欠であって、1人1人が高い意識を持ってチームのために頑張るという精神が築きあげられてきた結果が出ているのではないか。
大宮アルディージャ :樋口靖洋監督
  セットプレー2発でやられてしまい、非常に残念な結果となってしまった。ただ、選手たちは最後まで下を向かずにプレーしてくれたし、後半はとくに前へ前へプレーしてくれていた。後半のような戦い方ができると次につながっていく。中2日ですぐに試合があるが、よりアグレッシブなサッカーをして次こそは勝ち点3を取りにいきたい。
 

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