2008Jリーグ ディビジョン1 第25節
vs柏レイソル
2008.09.20(土)15:04キックオフ
 
会場:日立柏サッカー場・観衆:10,669・天候:晴時々曇
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル
1 0 前半 1 1
1 後半 0
89分:マルキーニョス 得点
(アシスト)
22分:ポポ
27分:岩政 大樹
65分:マルシーニョ
警告 50分:ポポ
66分:古賀 正紘
79分:山根 巌
88分:古賀 正紘
  退場 88分:古賀 正紘
18分:IN:中後 雅喜
(OUT:小笠原 満男)
76分:IN:興梠 慎三
(OUT:マルシーニョ)
84分:IN:佐々木 竜太
(OUT:田代 有三)
交代 74分:IN:杉山 浩太
(OUT:アレックス)
75分:IN:菅沼 実
(OUT:栗澤 僚一)
89分:IN:鎌田 次郎
(OUT:太田 圭輔)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
中田 浩二 DF 6
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
野沢 拓也 MF 8
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
石神 直哉 DF 22
増田 誓志 MF 14
中後 雅喜 MF 16
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
柏レイソル
菅野 孝憲 GK 33
蔵川 洋平 DF 23
古賀 正紘 DF 5
小林 祐三 DF 13
石川 直樹 DF 4
太田 圭輔 MF 14
山根 巌 MF 18
栗澤 僚一 MF 28
アレックス MF 6
ポポ FW 11
フランサ FW 10
 SUB
南 雄太 GK 21
鎌田 次郎 DF 2
杉山 浩太 MF 34
永井 俊太 MF 17
菅沼 実 MF 15
大津 祐樹 FW 27
北嶋 秀朗 FW 9
 
途中交代の佐々木がチームを救う。終了間際のPKで1-1のドロー

交代出場の佐々木が果敢な仕掛けを見せ、チームを救った。前半早々にキャプテン小笠原が負傷退場し、その直後に先制された鹿島だったが、試合終了間際の88分、鋭いドリブルで突進した佐々木が相手ペナルティーエリア内で倒され、PKを得る。これをリーグ得点王のマルキーニョスが冷静に決め、5試合連続ゴールを記録するとともにチームを絶対絶命のピンチから救った。鹿島はこれで勝点1を拾い、96年10月16日以来となる柏での敗北を免れた。だが、試合終了時点で暫定順位は大分に抜かれ、3位。他試合の結果次第では5位に転落する恐れもあるという厳しい状況に立たされた。
 
 
前半、キャプテン小笠原が2度の交錯プレーで負傷退場し、流れが大きく変わってしまった。開始直後の3分、中盤でのボール争いで倒された小笠原は一度、ピッチを出て治療を受ける。その後ピッチに戻ってきたが、16分、またもや相手選手と交錯し、今度はプレーを継続することは不可能だった。

キャプテンを失ったことで動揺が見られる鹿島は22分、カウンターからのボールを前線でフランサにキープされ、最後はポポに決められる。「フランサをどう抑えるかが鍵」と試合前から岩政らが警戒していたにも関わらず、結局、レイソルの10番に形を作られ、先制点を献上してしまった。
 
 
後半に入っても、8試合ぶりの勝利を目指してゴールを堅く閉ざす柏の守備を打ち破れない。時間だけが過ぎていく中、オリヴェイラ監督は76分にマルシーニョに代え、興梠を、そして84分には田代に代え、佐々木を投入し、最後の攻撃を仕掛けた。
 
 
その4分後、この交代策が見事にはまった。得意のドリブルで相手ペナルティーエリアに侵入する佐々木。そしてその突進を止めようとした古賀に倒され、値千金のPKを得た。これをリーグ得点王のマルキーニョスが冷静に決め、同点。マルキーニョスの5試合連続となる今季17得点目で試合は振り出しに戻った。
 
 
その後、古賀の退場で1人少ない柏を攻め立てるが、逆転ゴールは奪えず、タイムアップの笛を聞いた。最悪の結果は免れたものの、勝点を1ポイントしか上積みすることができず、試合終了時の暫定順位は大分に抜かれ、3位と落ちた。また浦和、川崎の結果如何では5位に落ちる可能性もあり、チームは大黒柱の小笠原を失ったダブルショックを受けたまま、ACL準々決勝第2戦を戦うため、アデレードに出発する。これから、鹿島にとって真の強者となるための試練が続くと言えるだろう。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
慌てず、確実にパスをつないでいこう。マークを明確に厳しくいこう。
柏レイソル :石崎信弘監督
  ゴール前にもっと入っていこう。相手は一発があるので、最後まで気をつけよう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日は興梠選手がいろんなところに痛みを訴えたので大事をとった。田代選手は去年レギュラーで出場し、活躍をして代表にも選ばれたほどで、最近は興梠選手が先発で出場しているが、田代選手が出場してもおかしくはない。
小笠原選手のケガについては、この後、病院に行って具合を把握したいと思っている。
今日は新井場選手が出れないということで中田選手を本職ではない左サイドバックで使いざるおえなかったので、内田選手には積極的に攻撃に行っていいと伝えた。でも、必ず守備を気にしてほしいとも伝えた。中田選手は3年半海外で活躍していたこともあって、まだ日本のサッカーに慣れていないし、膝の調子も完ぺきではない。でも、近い将来、皆さんが期待している高いパフォーマンスを見せてくれると思う。
伊野波選手の起用については、水曜の試合を考えてもらえればわかると思うが、大岩選手の大事をとってローテーションをした。また、伊野波選手が一番適しているポジションはセンターバックだと思うし、彼は将来的にセンターバックを背負う存在だと思っている。
柏レイソル :石崎信弘監督
  今季まだ勝っていない相手ということで、なんとしても勝とうという気持ちで試合に入った。選手たちはこの暑い中、頑張ってくれたと思う。ただ、サッカーは90分間で、最後の最後まで戦っていかないといけない。とても残念なゲームだった。
 

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