2008Jリーグ ディビジョン1 第23節
vsヴィッセル神戸
2008.08.27(水)19:04キックオフ
 
会場:ホームズスタジアム神戸・観衆:13,123人・天候:屋内
鹿島アントラーズ vs ヴィッセル神戸
2 0 前半 1 1
2 後半 0
58分:マルキーニョス(ダニーロ)
59分:興梠 慎三
得点
(アシスト)
44分:大久保 嘉人
47分:マルシーニョ 警告 32分:小林 久晃
82分:田中 英雄
  退場  
56分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
80分:IN:増田 誓志
    (OUT:マルシーニョ)
87分:IN:中後 雅喜
    (OUT:興梠 慎三)
交代 55分:IN:田中 英雄
    (OUT:馬場 賢治)
64分:IN:吉田 孝行
    (OUT:ボッティ)
71分:IN:岸田 裕樹
    (OUT:栗原 圭介)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
中田 浩二 DF 6
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
マルシーニョ MF 33
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
中後 雅喜 MF 16
野沢 拓也 MF 8
増田 誓志 MF 14
ダニーロ MF 11
佐々木 竜太 FW 17
 
ヴィッセル神戸
徳重 健太 GK 30
内山 俊彦 DF 15
小林 久晃 DF 2
北本 久仁衛 DF 4
鈴木 規郎 DF 20
馬場 賢治 MF 22
松岡 亮輔 MF 26
ボッティ MF 10
栗原 圭介 MF 8
レアンドロ FW 9
大久保 嘉人 FW 13
 SUB
榎本 達也 GK 1
豊満 貴之 DF 28
柳川 雅樹 DF 32
吉田 孝行 MF 17
田中 英雄 MF 18
松橋 章太 FW 11
岸田 裕樹 FW 27
 
 
マルキーニョス、興梠の2ゴールで難敵神戸に逆転勝利!!

マルキーニョス、興梠の「黄金ツートップ」がまたしても鹿島を救った。前半、大久保に決められリードを許しながらも、後半に入り、たった1分で逆転劇を演じた。リーグ得点王レースを独走するマルキーニョスが15ゴール目を決め同点にした1分後には興梠が今季6ゴール目を叩き込んだ。守っては曽ヶ端を中心に守備陣が体を張って最少失点に抑え、鹿島は8月最後の試合を逆転勝利で終え、リーグ順位も暫定で2位に上げ首位名古屋に勝点1差に迫った。
 
 
試合序盤は、お互いに何度もチャンスを得る一進一退の攻防となる。鹿島で目立ったのは中盤で精力的なプレーを見せる青木の動き。4分には強烈なミドルシュートを放つなど、積極的に前に行く姿勢がうかがえた。そして守っては10分過ぎに訪れた一連のピンチを守護神・曽ヶ端がファインセーブで救う。
 
 
また、もはや鹿島の絶対的なツートップとも言えるマルキーニョスと興梠が前線でシュートチャンスを窺い、再三ゴールにせまる。鹿島優位のペースで時計が進んでいくが、1つのプレーから徐々に歯車が狂っていく。37分、興梠のクロスが上がり、ゴール前に入った小笠原がヘディングシュートの体勢に入るもバランスを崩し、シュートまで持っていけない。相手選手が後ろから押したようにも見えたが、残念ながらPKとはならなかった。ここから何度か絶対的なチャンスを決められなかった鹿島は逆に前半終了間際の44分、中盤でボールを失い、カウンターから大久保に痛い先制点を奪われてしまった。
 
 
1点のビハインドを背負い後半に入ったが、56分に本山に代わりピッチインしたダニーロが試合の流れを変えた。58分、左サイドでボールをキープしたまま、タッチラインぎりぎりで相手DFをかわし、グラウンダーのクロスをゴール前に送る。これをマルキーニョスが冷静に決め、鹿島は同点に追いついた。その1分後、今度は青木が右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロスを入れる。これを興梠が頭で押し込み、たった1分で逆転に成功した。
 
 
 
その後、辛抱強くディフェンスを固める鹿島は最後の最後まで神戸に2点目を許さず、終わってみれば2-1の逆転勝利。前節、3位に落ちた順位を暫定ながら浦和を抜き、2位まで上げた。「いい勝ち方ではなかったが、こういう勝利の積み重ねが大事」と試合後にキャプテンの小笠原が語ったように、中断前最後の試合を勝利で終えたことは今後の戦いに大きな意味合いを持つことだろう。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
チャンスは作れているので、後半も落ち着いていこう。中盤の守備のバランスを崩さず戦うこと。
ヴィッセル神戸 :松田浩監督
  神戸らしいサッカーが出来ている。セカンドボールをしっかり拾うこと。相手のプレッシャーから安易にボールを下げないこと。前へ前へ行こう。ねばり強いディフェンスをしよう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  最後に神戸はパワープレーをしてきたが、怖いという認識ではなく自分たちがやるべきことを一生懸命やるということが大切で、今日は全員が集中を切らさずに上手くやってくれたのではないかと思う。不可解な判定で失点をしてしまったが、ハーフタイムに気持の切り替えをどうやってするのかを率直に指示をして、選手たちはそれを上手く受け入れてくれたと思う。
ヴィッセル神戸 :松田浩監督
  今日は非常に残念な結果。前半攻められてピンチを迎えたが、なんとかゲームを進めて先制して折り返した。選手たちは試合前から本当に気持ちが入っていたし、いけるなという気持ちで折り返しただけに、こういった結果で終わったのは非常に悔しい。1失点目のマルキーニョス選手のシュートは上手いシュートだったと思いますし、90分で鹿島相手に1失点されても不思議ではないが、1失点した時にがっかりしすぎた。2失点目が早すぎたのも非常に痛かった。
 

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