2008Jリーグ ディビジョン1 第20節
vsジェフユナイテッド千葉
2008.08.09(土)19:00キックオフ
 
会場:フクダ電子アリーナ・観衆:16,190人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs ジェフユナイテッド千葉
1 0 前半 1 3
1 後半 2
70分:本山 雅志(新井場 徹) 得点
(アシスト)
42分:ボスナー
68分:巻 誠一郎
77分:巻 誠一郎
13分:ダニーロ
49分:ダニーロ
68分:中後 雅喜
71分:増田 誓志
85分:大岩 剛
警告 42分:ボスナー
57分:坂本 將貴
49分:ダニーロ 退場  
53分:IN:本山 雅志
    (OUT:石神 直哉)
65分:IN:マルシーニョ
    (OUT:田代 有三)
73分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:中後 雅喜)
交代 64分:IN:斎藤 大輔
    (OUT:戸田 和幸)
81分:IN:中島 浩司
    (OUT:ミシェウ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
新井場 徹 DF 7
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
石神 直哉 DF 22
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
増田 誓志 MF 14
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中田 浩二 DF 6
伊野波 雅彦 DF 19
野沢 拓也 MF 8
本山 雅志 MF 10
佐々木 竜太 FW 17
マルシーニョ FW 33
 
ジェフユナイテッド千葉
岡本 昌弘 GK 30
坂本 將貴 DF 2
池田 昇平 DF 14
ボスナー DF 4
青木 良太 DF 31
ミシェウ MF 44
工藤 浩平 MF 7
下村 東美 MF 6
戸田 和幸 MF 41
谷澤 達也 FW 16
巻 誠一郎 FW 18
 SUB
立石 智紀 GK 1
斎藤 大輔 MF 3
中島 浩司 MF 15
米倉 恒貴 MF 22
松本 憲 MF 39
根本 裕一 MF 43
新居 辰基 FW 11
 
 

またもやセットプレーに泣く。最下位千葉に完敗。

 
 
3日前のナビスコカップ清水戦に続き、またしてもセットプレーからの失点で流れを持っていかれた。清水戦から先発メンバーを6人代え、フレッシュな布陣で臨んだ鹿島だったが降格の危機から一刻も早く脱したい千葉の気迫に押され、痛い敗北を喫してしまった。しかし、2位浦和も柏とドローに終わったため、首位の座は死守して第20節を終えた。
 
 
3日前のナビスコカップ清水戦から先発メンバーを6人代えてきた鹿島。ポジションが変わった新井場、中後を合わせると8つものポジションに手を入れてきたオリヴェイラ監督からはこの一戦に懸ける覚悟が感じられた。序盤、今季初先発となる増田と元来のポジションであるボランチに入った中後らが試合のペースをつかもうとボールを散らし、最終ラインからは第17節の京都戦以来、3試合ぶりのリーグ戦先発出場となった前線の田代へロングボールを出し、早いリズムの攻撃をしかける。しかし、シュートチャンスを見出すのが難しく、前半で目立ったチャンスは14分、増田のパスを受けたダニーロが放ったミドルシュート程度。これは相手GKに阻まれ、苦しい試合展開となる。そして42分、自陣ゴール前20mの地点でFKを献上し、これをボスナーに決められる。鹿島は終了間際という嫌な時間帯に先制点を奪われ、前半を終えた。
 
 
 
後半、早く同点に追いつきたい鹿島だったが、想像もしなかったアクシデントに見舞われる。50分、谷澤をスライディングで倒したダニーロにこの日2枚目のイエロー。これで退場となり、鹿島は10人での戦いを強いられた。そして68分、またもやFKを与え最後は巻にヘッドで決められる。これで1人少ない中、2点を追わなければいけなくなった鹿島は必死に前に出る。70分、岩政のロングフィードに興梠が前線で追いつき、新井場へとつなぐ。スタートの右サイドバックから左サイドバックに移っていた新井場はゴール前にきれいなクロスを送り、これに飛び込んだのが53分に石神と交代してピッチインしていた本山。この渾身のヘディングシュートで1点を返した鹿島だったが、その7分後、またしても巻に決められ、1-3とされる。結局、このまま、2点差でタイムアップとなり、悔しい敗戦に終わった。
 
 
これでナビスコカップを含め、3試合未勝利となった鹿島。試合後の選手たちの口は重く、敗戦以上のダメージが感じられた。唯一の救いとなったのは、ライバル浦和が柏と引き分けに終わり、首位の座は明け渡さずに済んだことか。次は1週間空けてのホーム・カシマでの東京V戦。次こそは王者に相応しい戦いを見せて欲しいものだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
まず慌てず落ち着いてゲームを進めること。サイドを使って攻撃すること。
ジェフユナイテッド千葉 :アレックス・ミラー監督
  1点を守るサッカーではいけない。自信を持って勇気を持って、後半も相手と戦おう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  小笠原選手は出場停止、マルキーニョス選手は残念ながら怪我、マルシーニョ選手と中田選手は試合を十分できるコンディションではなく、試合から試合までの日数も少ないということで動ける選手で戦っていかなければいけない。動けない選手で戦っていればもっと難しい試合になっていた。水曜日のナビスコカップの精神的な疲労もかなりチーム全体に影響していて、それもなかなか回復できていない。相手はセットプレーから2得点を取っていて全体的に主導権を握っていたかというとそうではない。我々は結果として負けたが内容を考えたらこういうスコアかと疑問に思う。相手はセットプレーという武器をうまく使ってきた。我々は何度もあったチャンスを決められなかったのが残念な結果につながった。退場があるとなおさら条件が厳しくなり、一人少なくなれば難しい試合になる。そして、取られてはいけない3点目を取られてしまい、流れを失ってしまった。いろんな条件があって、このメンバーにしたが、今日に限っては機能しなかった。サッカーは生きた人間がやっているものなので、上手くいく日もあれば上手くいかない日もある。
ジェフユナイテッド千葉 :アレックス・ミラー監督
  今日は、私がここに来てから一番いいパフォーマンスだった。全員で90分戦うことができたし、疲れていても選手たちは走って危険な部分を消すことができていた。勝ち点3を取れたことは良かったし、この1週間、試合に向けて選手たちがしっかり準備してくれたことをうれしく思う。攻撃に関しては突破の動きが必要になってくるが、今日はすばらしくできていたと思う。昨日、どこで突破をすればいいのかビデオ見せて説明をして、それを選手たちがわかってくれたのだと思う。前からいくことで、相手に中盤で上手くボールを持たれることがなかったと思う。
 

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