2008Jリーグ ディビジョン1 第19節
vs浦和レッズ
2008.07.27(日)18:34キックオフ
 
会場:カシマスタジアム・観衆:36,412人・天候:曇一時雷雨のち雨
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ
1 1 前半 0 1
0 後半 1
40分:小笠原 満男 得点
(アシスト)
82分:田中 達也
9分:小笠原 満男 警告 12分:田中 達也
28分:鈴木 啓太
78分:坪井 慶介
89分:田中 マルクス闘莉王
  退場  
76分:IN:中田 浩二
(OUT:ダニーロ)
82分:IN:マルシーニョ
(OUT:興梠 慎三)
88分:IN:野沢 拓也
(OUT:本山 雅志)
交代 62分:IN:梅崎 司
(OUT:相馬 崇人)
73分:IN:エジミウソン
(OUT:高原 直泰)
77分:IN:エスクデロ セルヒオ
(OUT:永井 雄一郎)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
中後 雅喜 DF 16
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
中田 浩二 DF 6
伊野波 雅彦 DF 19
野沢 拓也 MF 8
増田 誓志 MF 14
マルシーニョ MF 33
田代 有三 FW 9
 
浦和レッズ
都築 龍太 GK 23
坪井 慶介 DF 2
田中 マルクス闘莉王 DF 4
堀之内 聖 DF 20
平川 忠亮 MF 14
鈴木 啓太 MF 13
阿部 勇樹 MF 22
相馬 崇人 MF 16
田中 達也 FW 11
高原 直泰 FW 7
永井 雄一郎 FW 9
 SUB
山岸 範宏 GK 1
堤 俊輔 DF 12
山田 暢久 MF 6
高橋 峻希 MF 33
梅崎 司 MF 21
エスクデロ セルヒオ FW 15
エジミウソン FW 17
 
 

50回目のヴェルメーリャダービーを1-1のドローで終えるも首位守る

 
 
雷雨での66分間の中断が象徴する激しい試合は、結局1-1の引き分けに終わった。浦和レッズとの50回目の対戦はアントラーズが序盤からアントラーズ優勢で進んだ。新井場のオーバーラップや青木の積極的な攻め上がりが攻撃に厚みを与えていた。ところが、この流れを遮るように豪雨と雷鳴が響き、前半39分の段階でゲームは中断された。この際、引き揚げてきた主審に対し、判定に関する意見をしたオズワルド・オリヴェイラ監督が退席処分を受けた。
 
 
まさに「暗雲」となったかのように思われたこの中断だが、アントラーズイレブンは集中していた。66分間の中断後にゲームが再開されると、わずか1分後に中後のクロスをダニーロが落とし、それを拾った小笠原が左足でミドルシュートを決めた。このまま前半が終了し、いい形でハーフタイムを迎えた。前半はシュート数11-6という数字が物語る通りの展開で、アントラーズが圧倒した。
 
 
後半に入ると、レッズの反撃を受ける。梅崎、エジミウソン、エスクデロと次々に攻撃的な選手を投入するレッズに押された。後半のシュート数は前半とは逆に4-11。この勢いが82分に同点ゴールへとつながってしまう。エスクデロ→エジミウソンと途中出場の選手がつないだボールを、田中達に決められた。
 
 
引き分けで首位は守ったものの、あと8分というところで同点に追いつかれ、選手の顔には一様に悔しさが漂っていた。小笠原は今季4回目の警告を受け、次節ジェフ千葉戦が出場停止。同じく退席処分のオリヴェイラ監督はナビスコカップの清水戦がベンチ入り禁止の対象試合となる。厳しい戦いが続いていく。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:奥野僚右コーチ
守備のバランスを意識したポジショニングを取れ。前半同様、アグレッシブに戦え。
浦和レッズ :ゲルト・エンゲルス監督
  中断まではチャンスも作って非常にいいゲームが出来ていた。しかし再開した直後の時間に集中力が切れて失点してしまい、状況が変わってしまった。後半はもっとファイトして攻撃しないといけない。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:奥野僚右コーチ
  試合が一時中断となってレフリーが上がって来た時にオリヴェイラ監督が意見を伝えたところ、それが抗議とみなされてしまい監督は退席処分となってしまいました。前半残り、そして後半については、中断前までのいい流れをつなげて戦っていこうと伝えました。
勝ち点3を取りにいくのはもちろんだが、今日のようなゲームだとこの勝ち点は重みがあり最低限必要な点だが、今日の勝ち点1は(勝ち点の)大きさが少し足りなかった。そういう認識でいます。
中田選手の交代は、中盤の起動性や選手の疲れ具合をみて想定した中でのものでした。
(最後に、奥野コーチはオリヴェイラ監督のコメントを代弁)
・レフリーのピッチ内での判定で大きく試合が左右されてしまった。
・日本サッカー界の向上のために、メディアの皆さんから映像や記事で今日の試合をきちんと伝えてほしい。
浦和レッズ :ゲルト・エンゲルス監督
  今日は1位vs2位の戦いにふさわしい試合だったと思う。サポーターの期待どおりの試合になったのではないか。(試合)中断前までは内容的にも五分五分だったと思うがアントラーズの方が少し上だったかもしれない。ただ決定的なシーンはうちが多かった。(試合再開後の)後半は、とてもいいサッカーでバランスもよかったし、選手たちも攻めて諦めずに戦ってくれていた。失点以外は非常に満足している。良く戦っていたし、2週間後の次の試合につながる良い試合になった。
 

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