2008Jリーグ ディビジョン1 第18節
vs横浜F・マリノス
2008.07.20(日)19:03キックオフ
 
会場:日産スタジアム・観衆:34,752人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス
2 2 前半 0 0
0 後半 0
11分:マルキーニョス(青木 剛)
29分:興梠 慎三(マルキーニョス)
得点
(アシスト)
 

警告 22分:河合 竜二
44分:田中 隼磨
  退場  
65分:IN:マルシーニョ
    (OUT:ダニーロ)
82分:IN:中後 雅喜
    (OUT:本山 雅志)
85分:IN:大岩 剛
    (OUT:中田 浩二)
交代 61分:IN:清水 範久
    (OUT:水沼 宏太)
69分:IN:金井 貢史
    (OUT:山瀬 幸宏)
76分:IN:大島 秀夫
    (OUT:坂田 大輔)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
中田 浩二 DF 6
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
中後 雅喜 MF 16
野沢 拓也 MF 8
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
マルシーニョ FW 33
 
横浜F・マリノス
秋元 陽太 GK 36
松田 直樹 DF 3
中澤 佑二 DF 22
河合 竜二 DF 6
田中 隼磨 MF 7
兵藤 慎剛 MF 17
長谷川 アーリアジャスール MF 29
山瀬 幸宏 MF 16
山瀬 功治 FW 10
坂田 大輔 FW 11
水沼 宏太 FW 20
 SUB
榎本 哲也 GK 1
金井 貢史 DF 24
小椋 祥平 MF 30
ロペス MF 8
清水 範久 FW 18
大島 秀夫 FW 15
ロニー FW 9
 
 

マルキーニョス、興梠のゴールで横浜FMを沈める。中田初先発を飾る2-0の快勝!!

気持ちの見えない京都戦の敗戦から見事立ち直った鹿島はリーグ後半戦初戦、横浜F・マリノスに2-0と快勝し、順位も暫定首位に浮上した。攻めてはリーグ得点王レースを独走するマルキーニョスの今季12ゴール目となる見事な先制点、そして5月17日以来、約2か月振りの先発出場となった興梠が追加点と先発ツートップのアベックゴール、守っては1130日ぶりに鹿島のユニフォームで先発出場を果たした中田を中心に完封と1週間後の浦和戦に向けて好材料の揃ったゲームとなった。

 
 
序盤、鹿島は前線からプレスをかけ、果敢に前に出る。そして11分、青木がボールを奪取し、マルキーニョスへ。パスを受けたマルキーニョスはゴール前約30mの距離から豪快なミドルシュートを放つ。これがゴール右隅に突き刺さり、先制。古巣キラーのマルキーニョスが決めた今季12ゴール目となるこの見事な先制点で鹿島は完全に試合の主導権を握る。23分のフリーキックのチャンスには、キッカーの小笠原がボールに触れ、その背後からダニーロが強烈な一撃。これは惜しくも相手GKの正面を突くも、追加点の期待は膨らんだ。
 
 
そして29分、5月17日の第13節柏戦以来の先発出場となった興梠が魅せる。相手のパスをカットした興梠は岩政にボールを預ける。そして、岩政は左サイドを走るマルキーニョスにスルーパス。そのマルキーニョスはゴール前に走りこむ興梠を見て、グラウンダーのクロスを送る。これを興梠がトラップし冷静にターンしながらゴール右隅に沈めた。この追加点で早くも鹿島は2-0とリード。その後も兵藤の決定的なシュートを曽ヶ端が見事にセーブするなど、横浜FMに隙を与えず、前半を終えた。
 
 
後半に入り、やや修正を施してきた横浜FMに攻められるシーンが目立つ。しかし、「今日は全員が強い気持ちを持って戦った」と青木が試合後語ったように最後まで全員が体を張り、横浜FMにゴールを割らせない。81分、山瀬(功)をゴール前でフリーにし、この試合最大のピンチを迎えるも守護神曽ヶ端が左足でセーブ。ロスタイムには松田に決められたかと思われたが、これはポストに救われ、結局、横浜FMを零封に抑え、2-0と快勝した。
 
 
この勝利で試合を明日に控える浦和を超え、暫定首位。アントラーズの一員として久々に先発出場した中田は85分に大岩と交代するまで終始危なげないプレーを見せ、また選手登録を無事終えたマルシーニョも25分間プレーするなど好材料を揃え、1週間後、ホーム・カシマスタジアムに浦和を迎える。通算50回目となるこのヴェルメーリャ(「赤」を意味するポルトガル語)決戦。アントラーズレッドに染まったカシマで勝利の雄たけびを上げたいところだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
ポジションチェンジしてくる相手のマークを明確にすること。最後まで集中して戦うこと。
横浜F・マリノス :木村浩吉監督
  ミスを恐れていたらサッカーにならない。もっと自分から積極的に受けにいこう。マイボールの時に慌てて攻め急がないで、先ずはしっかりつないでいこう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  横浜FMは攻撃力のある選手が揃った高い能力を持ったチーム。サイド攻撃も強いのでクロスを上げさせないことと、シュートは体を張って防ぐことを(試合前に)強く言った。このゴールを絶対に割らせないという強い気持ちを選手たちは持ってやってくれた。昨シーズンもそうだったが、こういう気持ちを持ってプレーすることが優勝につながる。(中田選手に関して)怪我をして長い間プレーしていないので先ずは試合勘を取り戻すことが大事。大岩選手が疲れていて休ませたいのもあって、あまり負担のかからないセンターバックで出場させた。今後はどのポジションで使うかはチームの状況次第。(マルシーニョ選手に関して)早く日本のサッカーに慣れてもらうためにも今日は起用した。チームの中で機能できるようにクラブ全体で彼のサポートをしていきたい。
横浜F・マリノス :木村浩吉監督
  ゲームプランはあったが、マルキーニョスの事故のような先制点を受け、バタバタしてしまった。2失点目は完全にミスから入れられた。後半のようなプレーを90分通してできれば良かったと思う。
 

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