2008Jリーグ ディビジョン1 第14節
vs名古屋グランパス
2008.06.28(土)19:00キックオフ
 
会場:名古屋市瑞穂陸上競技場・観衆:18,215人・天候:雨
鹿島アントラーズ vs 名古屋グランパス
4 2 前半 0 0
2 後半 0
4分:マルキーニョス
28分:小笠原 満男
79分:ダニーロ
89分:マルキーニョス(内田 篤人)
得点
(アシスト)
 
37分:伊野波 雅彦
42分:内田 篤人
80分:ダニーロ
警告 20分:バヤリッツァ
44分:吉村 圭司
44分:吉田 麻也
71分:増川 隆洋
  退場  
45分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
72分:IN:増田 誓志
    (OUT:野沢 拓也)
81分:IN:中後 雅喜
    (OUT:伊野波 雅彦)
交代 55分:IN:杉本 恵太
    (OUT:深井 正樹)
64分:IN:藤田 俊哉
    (OUT:吉村 圭司)
70分:IN:巻 佑樹
    (OUT:ヨンセン)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
石神 直哉 DF 22
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
名古屋グランパス
楢崎 正剛 GK 1
バヤリッツァ DF 3
吉田 麻也 DF 34
増川 隆洋 DF 16
阿部 翔平 DF 6
小川 佳純 MF 29
山口 慶 MF 13
吉村 圭司 MF 14
深井 正樹 MF 18
玉田 圭司 FW 11
ヨンセン FW 9
 SUB
西村 弘司 GK 21
竹内 彬 DF 30
米山 篤志 MF 5
藤田 俊哉 MF 10
花井 聖 MF 31
巻 佑樹 FW 17
杉本 恵太 FW 19
 
 

4ゴールで好調名古屋を圧倒し、3位に浮上!!

今季、ストイコビッチ新監督の下、生まれ変わった名古屋との一戦となった第14節。マルキーニョスの得点王レース単独首位に立つ先制点、そして小笠原の見事な左足ロングシュートで前半2点リードする。後半に入っても2試合連続となるダニーロのゴール、そしてロスタイムには内田の70mドリブルからマルキーニョスが今季早くも10得点目を決め、4-0と快勝した。これで名古屋、そして今日柏とのゲームに負けた首位浦和との勝点差を1とし、暫定3位に浮上した。

 
 
前半、高い位置でのプレスでボールを奪い、果敢に名古屋ゴールに迫る。そして4分、早くもスローインからマルキーニョスがゴールを決める。小笠原が早いタイミングで投げ込んだスローインを田代が競り、最後はリーグ得点王のマルキーニョスが豪快にゴールへ蹴りこんだ。この先制点で鹿島は試合のリズムを掴んだ。
 
 
その後、サイドから攻め込まれる場面もあったが、GK曽ヶ端、センターバックの岩政、伊野波らが中心となり決定的なシーンは作らせない。23分にはヨンセンに同点ゴールを決められたかに見えたが、これはファウルの判定に救われた。そして28分、キャプテンの小笠原が魅せた。右サイドでの相手の連係ミスからボール奪取した鹿島は素早く前線へつなぐ。一度、野沢が後ろに戻し内田からボールを受けた小笠原がゴール前30m付近から左足で狙い澄ましたロングシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、鹿島はリードを2点に広げた。
 
 
2点のリードでやや気が緩んだのか、30分以降は名古屋に押し込まれる場面が目立ってきた。そして37分、ペナルティーエリア内で伊野波が玉田を倒してPKを献上。これで1点差に迫られるかと思われたが、キッカーの玉田が蹴ったボールは大きく外れ、クロスバーを越えた。幸運にも鹿島は相手のミスから前半を無失点で切り抜けることができた。
 
 
後半に入り、「前半のことは忘れてこれから試合を始めよう」とストイコビッチ監督からゲキを受けた名古屋に一方的に攻め込まれる。しかし、全員が体を張った守備を見せ、名古屋にゴールを許さない。70分には玉田に強烈なミドルシュートを放たれるも曽ヶ端が冷静にセーブ。2試合連続無失点勝利へ向けてチームが一丸となって守り抜く姿勢を貫いた。

そして79分、交代出場のダニーロが大分戦に続いて魅せる。マルキーニョスからパスを受け、ドリブルから豪快なミドルシュート。このダニーロの2試合連続ゴールでリードを3点に広げ、勝利を確実なものとした。さらに圧巻だったのは試合終了間際の内田のプレー。ロスタイム、スリートップになって前がかりになった名古屋に対し、ボールを奪って70mをドリブルで独走。最後は中央で待ち構えるマルキーニョスにグラウンダーのクロスを送り、4点目を演出した。
 
 
終わってみれば、2位名古屋に4-0と完勝し、2試合連続無失点勝利を記録し暫定3位に浮上した。加えて柏とのゲームに1-2と負けた首位浦和にも勝点差を1とし、上位に追いついた。ここから鹿島の逆襲が始まることだろう。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
中盤からFWのマークを徹底すること。最後まで集中していこう。
名古屋グランパス :ストイコビッチ監督
  前半のことは忘れて、もう一度今から試合を始めよう。声をもっと掛け合って自信を持っていこう。自分たちを信じて戦おう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  前半、右サイドからの攻撃が多かったのでそこを抑える役割でダニーロを投入した。彼は攻守にあたってバランスを崩さずにプレーができる。それと、相手に背の高い選手が揃っているのでセットプレー対策の考えもあった。今日は失点をしていない部分だけで評価するのではなく、全体的に考えて守備が機能していたという部分である程度評価できると思う。また、1カ月近く準備をしてきたチームと水曜日に試合をやっているチームというスタンスを踏まえて、今日勝ったということを評価してもらえればいいかなと思う。
名古屋グランパス :ストイコビッチ監督
  6月28日、今日は我々の日ではない。今日の4-0という結果は本当にサプライズだった。今日の試合は私が描いた絵ではない。アントラーズさんにはおめでとうと言いたい。今日のゲームは集中力があまりなかった。チャンスがあったけど最後に決めることができなかった。戦術的に敗因はなかったが、最初の入りがスローペースだったかなと思う。とは言っても選手たちは一生懸命ゴールを獲ろうとがんばってくれました。選手たちはベストをつくしてくれたので何も言うことはないですが、ひとつだけ今日の結果をすぐに忘れて次の試合に備えてほしいと言いました。
 

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