2008Jリーグ ディビジョン1 第12節
vs清水エスパルス
2008.05.11(日)13:04キックオフ
 
会場:日本平スタジアム・観衆:16,195人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス
0 0 前半 1 1
0 後半 0
  得点
(アシスト)
24分:本田 拓也
80分:曽ケ端 準 警告 43分:市川 大祐
  退場  
66分:IN:ダニーロ
(OUT:本山 雅志)
66分:IN:増田 誓志
(OUT:野沢 拓也)
82分:IN:佐々木 竜太
(OUT:内田 篤人)
交代 77分:IN:戸田 光洋
(OUT:枝村 匠馬)
79分:IN:原 一樹
(OUT:岡崎 慎司)
87分:IN:山西 尊裕
(OUT:藤本 淳吾)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
伊野波 雅彦 DF 19
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
鈴木 修人 MF 20
佐々木 竜太 FW 17
 
清水エスパルス
西部 洋平 GK 21
市川 大祐 DF 25
青山 直晃 DF 26
高木 和道 DF 4
児玉 新 DF 2
伊東 輝悦 MF 7
本田 拓也 MF 16
藤本 淳吾 MF 10
枝村 匠馬 MF 8
フェルナンジーニョ FW 17
岡崎 慎司 FW 23
 SUB
山本 海人 GK 29
山西 尊裕 DF 3
岩下 敬輔 DF 5
戸田 光洋 MF 11
兵働 昭弘 MF 13
マルコス アウレリオ FW 18
原 一樹 FW 19
 
 

清水のカウンター1発に沈む。リーグ戦6試合連続勝ち星なし

ここまでリーグ戦での通算対戦成績が16勝2分18敗と最多敗戦を記録している苦手な清水相手に悔しい敗北を喫した。前半24分にカウンターから決められた失点を最後まで挽回することができず、順位も1試合消化が少ないながら6位と前節から1つ落とした。また、これでリーグ戦6試合連続未勝利とクラブ史上ワースト2位という不名誉な記録を残す結果となった。

 
 
 前半、水曜のクルンタイバンク戦から中3日の鹿島は動き出しが鈍く、相手のゴールに迫る場面もあったがカウンターを食らう場面も多く目立った。そして25分に早くも清水に先制点を献上してしまう。カウンターからゴール前に上げられたクロスを内田が岡崎と競り、一度はクリアするもそのこぼれ球を本田に叩き込まれ、1点のビハインドを背負った。
 
 
 1試合消化が少ないもののこの試合で負けると首位の浦和と8ポイント離れてしまう鹿島は、ボールを前へ前へと動かそうとするが、うまくボールを回せず焦りが目立つ。開始直後の5分に小笠原のロングパスから田代がGK西部と一対一になったシーンと左サイドの新井場が放った強烈なミドルシュートぐらいが前半のチャンスらしいチャンスだった。
 
 
 オリヴェイラ監督から「攻守の切り替えを早く」という指示を受けキックオフした後半だったが、やはり全体的に動きは鈍く時間だけが過ぎていく。この膠着した試合展開を打開すべく、オリヴェイラ監督は66分にダニーロと増田、82分に佐々木をピッチへと送り込む。この攻撃的な交代でチームに少々ダイナミズムが生まれたものの、結局最後まで清水のゴールネットを揺るがすことはなかった。
 
 
 「両チームとも勝たなければいけない試合で事実、そういう展開となった」と試合後、オリヴェイラ監督が語ったように鹿島にとって今日は絶対に勝ちたかった試合。それを落としてしまったショックは試合後の選手たちの表情からも十分に読み取れた。しかし、その落胆した選手たちに大きな激励を送ってくれたのが、日本平に駆けつけてくれたファン・サポーターだった。彼らの気持ちに応えるためにも次節、前半戦最後となる柏とのホームゲームは是が非でも勝点3を取りたい。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
DFラインからのビルドアップを確実にし、サイドから攻めること。守から攻への切り替えを早くし、ゴールまでの人数をもっと増やすこと。
清水エスパルス :長谷川健太監督
  相手FWへのロングボールやセカンドボールをマイボールにすること。攻撃はいい流れ。このまま続けよう。ここからが勝負。みんなで戦おう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  両チームとも勝ちにこだわった試合だったし、事実そういうゲームになったと思う。こういう場合は先制したチームに分があるが、結果的にそうなった。(前半はカウンターを食らう場面が多かったが)こちらもそういう場面が多かったし、失点する前にはこちらにビックチャンスもあった。相手はそのチャンスを1本決めたということ。
(左サイドの新井場と隣の大岩のところを突かれることが多かったが)ある程度そうなることは予測していた。相手が狙ってくることは見えていたし、彼らにもそういう話をしたし、周りの選手にもケアするように言った。新井場の攻撃力を生かすためにはある程度仕方がない。それを狙われた時間帯は確かにあったと思う。
清水エスパルス :長谷川健太監督
  選手たちは集中を切らさずに最後までがんばった。今シーズン、何となく試合をこなしていたような感じがあったが、今日は初めて熱くなれる試合になった。気持ちの部分で相手を少しだけ上回り、アントラーズから(監督になって)初めて勝利できた。前半は理想的な展開だったし、後半の最後は危ない場面もあったが、体をぶつけたり、足を一歩出したりして防げた。選手たちの気持ちや思いが出たゲームだったと思う。
 

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