2008Jリーグ ディビジョン1 第11節
vs大分トリニータ
2008.06.25(水)19:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:8,286人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 大分トリニータ
1 0 前半 0 0
1 後半 0
66分:ダニーロ(小笠原 満男) 得点
(アシスト)
 
  警告 62分:金崎 夢生
  退場  
61分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
83分:IN:中後 雅喜
    (OUT:野沢 拓也)
89分:IN:興梠 慎三
    (OUT:田代 有三)
交代 63分:IN:高橋 大輔
    (OUT:松橋 優)
80分:IN:前田 俊介
    (OUT:ホベルト)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
鈴木 修人 MF 20
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
大分トリニータ
西川 周作 GK 1
深谷 友基 DF 4
森重 真人 DF 6
上本 大海 DF 22
小林 亮 MF 2
ホベルト MF 3
エジミウソン MF 5
金崎 夢生 MF 8
鈴木 慎吾 MF 11
ウェズレイ FW 10
松橋 優 FW 21
 SUB
下川 誠吾 GK 16
小林 宏之 DF 25
西山 哲平 MF 7
根本 裕一 MF 17
高橋 大輔 MF 20
藤田 義明 MF 33
前田 俊介 FW 19
 
 

ダニーロの攻守に渡る活躍で大分を破り、4位に浮上!

1か月もの中断期間を経て、ついに再開したJ1リーグ。交代出場のダニーロが値千金のゴールを決め、1-0と大分に勝利した。これで鹿島は中断期間前からの未勝利記録を7試合でストップ。カシマスタジアムでの公式戦不敗記録も22に伸ばし、首位浦和から勝点4差の4位まで順位を上げた。

 
 
前半、引いて守る大分に対し、鹿島はポゼッションしながら攻めのチャンスをうかがう。13分には、小笠原がパスカットからドリブルで切れ込んで強烈なミドルシュート。これは惜しくもゴール右に外れたが、積極的に点を取りに行く姿勢が感じられるシーンだった。そして前半最大のチャンスは15分。野沢が蹴ったコーナーキック、相手マークを外した田代が絶妙のタイミングでヘディングシュートを放つ。完全に決まったかと思われたが、これがクロスバー直撃。その後も何度かチャンスを得るも、結局前半は無得点で終わった。
 
 
後半に入り、両チームともカウンターをうかがう試合展開となり大分に攻め込まれる場面も多くなった。55分、中盤でフリーとなったホベルトにミドルシュートを放たれるがこれは幸運にもゴールには飛ばなかった。続く60分にもペナルティーエリア内で金崎にシュートを許すが、これはクロスバーに当たり辛くも失点を免れた。
 
 
大分に試合の流れが傾いたかと思われたが、61分に本山に代わりピッチインしたダニーロが鹿島に待望の先制点をもたらす。66分、後半に入り初めてのコーナーキックのチャンスに、小笠原が蹴ったボールをダニーロがニアでヘディングシュート。一度はクロスバーに当たったもののゴールラインを越え、ダニーロが横浜FM戦(3月30日)以来となるリーグ戦2ゴール目を挙げた。
 
 
その後、鹿島は是が非でも欲しい勝点3に向け、全員が体を張った守りを見せる。圧巻だったのは試合終了間際の89分。金崎と競った中後が倒されるもノーファウルの判定で大ピンチを迎える。ゴール前フリーで待つ前田に金崎からクロスボールを出されるが、これをセンターライン付近から駆けもどってきたダニーロがスライディングでクリア。鹿島は九死に一生を得た。

結局このままタイムアップの笛が鳴り、鹿島は1-0で8試合振りの勝利をファン・サポーターとともに祝う。ダニーロの攻守に渡る活躍で勝点を22とし、首位の浦和に4差。リーグ連覇に向けて総力戦となる後半戦を幸先の良いスタートで飾った。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
前半のように守備のバランスを崩さず、狙いを持ってボールを奪うこと。サイドチェンジから攻撃しよう。
大分トリニータ :シャムスカ監督
  クロスの質をもっと上げること。相手のエリア付近のパスの精度をもっと上げること。守備から攻撃への切り替えの時にボールを奪われているので注意すること。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  攻撃、守備の意識を強化することを考えて取り組んでいた。(中断期間を経てのリーグ再開後の勝利については)毎試合のテーマは存在している。(未消化試合となっていた)この第11節は我々を含め、大分・ガンバ・京都と4チームにとっては勝利をすれば少しでも順位を上げるチャンスであり、少しでも心理的なプレッシャーを与えるためにも重い意味をもつ試合だったと思うし、そこで勝利できたのは良かった。
大分トリニータ :シャムスカ監督
  今日は相手がアントラーズであり、しかも相手のホームだったので難しい戦いになること予想はしていた。ただ、我々は一歩もひくことなく、五分五分だったと思うし、前半・後半ともにチャンスも作れていた。今日の結果以上の戦いはできていたと思う。前半は我々の望んでいたサッカースタイルを逆にアントラーズにやられてしまい、全体的に開きすぎ、守備から攻撃へのミスをうまく突かれてしまっていた。後半は得点を奪われた後、スコアを維持させようと引きながらもチャンスはつくれていた。やれるべきことはすべてやったが結果につながらなかった。
 

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