2008Jリーグ ディビジョン1 第10節
vs川崎フロンターレ
2008.05.03(土)19:03キックオフ
 
会場:等々力陸上競技場・観衆:20,280人・天候:曇のち晴
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ
2 2 前半 1 3
0 後半 2
13分:マルキーニョス(ダニーロ)
33分:青木 剛
得点
(アシスト)
25分:谷口 博之
56分:鄭 大世(山岸 智)
57分:中村 憲剛(山岸 智)
18分:大岩 剛
51分:小笠原 満男
警告 74分:ジュニーニョ
  退場  
21分:IN:興梠 慎三
(OUT:マルキーニョス)
59分:IN:野沢 拓也
(OUT:本山 雅志)
78分:IN:佐々木 竜太
(OUT:ダニーロ)
交代 79分:IN:黒津 勝
(OUT:鄭 大世)
82分:IN:村上 和弘
(OUT:森 勇介)
88分:IN:横山 知伸
(OUT:菊地 光将)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
伊野波 雅彦 DF 19
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
石神 直哉 DF 22
野沢 拓也 MF 8
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
川崎フロンターレ
川島 永嗣 GK 1
井川 祐輔 DF 4
寺田 周平 DF 13
伊藤 宏樹 DF 2
森 勇介 MF 19
菊地 光将 MF 17
谷口 博之 MF 29
山岸 智 MF 8
中村 憲剛 MF 14
鄭 大世 FW 16
ジュニーニョ FW 10
 SUB
植草 裕樹 GK 22
横山 知伸 DF 18
村上 和弘 MF 26
原田 拓 MF 15
大橋 正博 MF 24
久木野 聡 FW 23
黒津 勝 FW 7
 
 

青木の630日ぶりのゴールも、3失点で逆転負け

青木の2シーズンぶりのゴールで前半リードで折り返すも、後半立て続けにゴールを奪われ、2-3と悔しい逆転負けを喫した。これで鹿島は勝点18のままで4位と前節から順位を1つ下げた。

 
 
 前半、アウェイながら先制点を求めて激しく前に出る鹿島。負傷も癒えリーグ戦4試合ぶりの出場となった新井場は積極的に前へ行き、チャンスを作り出す。「前半はいいペースだったと思う」と試合後、本山が振り返ったように鹿島のペースで試合は進んだ。そして13分、伊野波のロングスローをダニーロがヘッドで流し、そのボールをマルキーニョスが豪快にゴールへ叩き込んだ。2試合連続、そして今季8ゴール目となるこのマルキーニョスの得点で鹿島が欲しかったリードを得た。しかしその12分後、相手スローインのカバーを誤り、谷口に同点弾を浴びせられる。これで試合は振り出しに戻った。
 
 
 だがここ公式戦5試合勝点3に見放されている鹿島は猛然と追加点を取りに行く。25分、相手ボールをカットし、小笠原が青木につなぐ。青木はそのままドリブルで独走し、豪快なミドルシュート。この2006年8月12日のジュビロ戦以来となる青木のゴールで鹿島は2-1とリードし、前半を終えた。
 
 
 いい形で後半に入ったが、10分経過して試合の流れが完全に変わってしまう。56分、自分たちのコーナーキックから相手にカウンターを許し、山岸から鄭につなげられ、失点。そしてその1分後、またしても山岸に切り込まれ最後は中村にヘディングシュートを決められる。たった2分間で鹿島は逆転を許し、結局その後も相手ペースのまま、2-3で試合終了。今季リーグ戦2度目の敗北を喫し、順位も4位と1つ下がってしまった。
 
 
 「アウェイにも関わらず、これだけ多くのサポーターが来てくれたのに申し訳ないし、情けない。次は絶対勝ちます」とゴールを決め、嬉しいはずの青木も最後まで厳しい表情を崩さなかった。これで等々力でのアウェイゲームは2005年9月11日J1第23節以来6連敗(ヤマザキナビスコカップ含む)、また公式戦6試合連続未勝利と厳しい現実だけが残った。
 
 
 水曜のACL・クルンタイバンク戦まで中3日。この嫌な流れを早く断ち切りたい。
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
中盤でのバランスを考えて守備をしよう。奪ったボールはチャンスになるので球際を厳しくいこう。
川崎フロンターレ :高畠勉監督
  各自がコーチングをして、バランスを取っていこう。サイドをしっかり使って。攻守の切り替えを早く。落ち着いて、自分たちのサッカーをしていこう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  得点はどちらかのミスから生まれるものである。ただ今日に関しては我々の方がミスが多かった。ミスをするのは意識の部分であるし、それはみんなで謙虚に受け止めて取り組んでいきたい。
マルキーニョス選手が怪我をしてしまって残念。負傷箇所については、お腹のあたりなのか恥骨なのかはまだ検査をしなければわからない。ただ、本当に残念です。前節復帰して2得点を取って今回も1得点を取った。その次のプレーで負傷をしてしまい、そのことによってチームも精神的なダメージを受けてしまった。ただリードをしていたので、もう少し落ち着いて試合運びをすれば一番良かったと思う。それが上手くできずにボールを失う状況が多くなってしまった。
川崎フロンターレ :高畠勉監督
  まずは、熱い声援を送ってくれたサポーターと力を出し切ってくれた選手たちに感謝したい。試合については、入り方は良かった。90分通しても、うちらしいサッカーができたので逆転勝利をおさめられたと思う。これからもフロンターレらしいサッカーで勝利し続けたいと思います。フロンターレらしいサッカーの説明をすると長くなりますが、選手たちがよく感じて動いてくれていると思いますね。
 

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