AFCチャンピオンズリーグ2008 予選リーグ 準々決勝第2戦
vsアデレード・ユナイテッド
2008.09.24(水)19:30キックオフ
 
Hindmarsh Stadium・観衆:16,965人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs アデレード・ユナイテッド
0 0 前半 0 1
0 後半 1
  得点
(アシスト)
73分:ロバート・コーンスウェイト
28分:中後 雅喜
89分:曽ケ端 準
警告 54分:ササ・オグネノフスキ
63分:クリスチアーノ
67分:ジェイソン・スパニョーロ
  退場
62分:IN:野沢 拓也
    (OUT:本山 雅志)
74分:IN:増田 誓志
    (OUT:中後 雅喜)
79分:IN:田代 有三
    (OUT:中田 浩二)
交代 57分:IN:クリスチアーノ
    (OUT:ポール・アゴスティーノ)
66分:IN:ジェイソン・スパニョーロ
    (OUT:クリスティアン・サーキーズ)
85分:IN:ダニエル・ミューレン
    (OUT:カッシオ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
中田 浩二 DF 5
青木 剛 MF 15
中後 雅喜 MF 16
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
伊野波 雅彦 DF 19
野沢 拓也 MF 8
増田 誓志 MF 14
マルシーニョ MF 12
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
アデレード・ユナイテッド
エウゲン・ガレコヴィッチ GK 30
アンジェロ・コスタンツォ DF 4
カッシオ DF 6
スコット・ジェイミーソン DF 14
ロバート・コーンスウェイト DF 18
ササ・オグネノフスキ DF 19
クリスティアン・サーキーズ MF 8
トラヴィス・ドッド MF 13
ジエゴ MF 22
ポール・リード MF 24
ポール・アゴスティーノ FW 9
 SUB
マーク・ブリギッティ GK 20
マイケル・ヴァルカニス DF 5
ダニエル・ミューレン DF 16
ジェイソン・スパニョーロ MF 21
クリスチアーノ FW 10
ロバート・ユニス FW 25
 
鹿島、アデレードの堅守に沈黙。ACL準々決勝で敗退

クラブ悲願のアジア制覇の夢がまた絶たれた。ホームでの第1戦を1-1と引き分けているため、絶対点を取らなければいけなかった今日の第2戦。オウンゴールの1点のみに終わった第1戦に続き、アデレードの堅守を崩せず、0-1と敗れた。これで鹿島はまたしてもアジアの主要大会での準々決勝の壁を打ち破ることはできなかった。
 
 
序盤、超満員となったホームスタジアムのサポートを受けるアデレードに攻め込まれる。そして17分、右サイドからのカウンターから第1戦でもゴールを決めているドッドに先制ゴールを許したかと思われたが、これをドッドは空振り。鹿島は文字通り九死に一生を得た。またその3分後、そのドッドに左サイドを破られるが、これはゴール前のアゴスティーノに合わず、またしても鹿島は相手の拙攻で救われた。
 
 
序盤は防戦一方の鹿島だったが、徐々に落ち着きを取り戻し、興梠、マルキーニョスらがアデレードゴールに向かう。しかし、目立ったチャンスは12分の興梠のシュートと43分、本山のスルーパスから興梠が最終ラインを抜け出したシーン程度。全体的な印象としてはアデレード優位のまま、前半を終えた。
 
 
後半に入り、怒濤の攻めを見せる鹿島。しかし、サイドから仕掛けることができてもアデレードの特長である中央の厚い守りを崩すことはできない。むしろ、カウンターで攻め込まれる場面を多く見られるようになった。そして73分、左サイドからシュートのこぼれ球を拾ったカッシオに見事なクロスを上げられ、最後はコーンスウェイトに頭で押し込まれる。スタジアム中が熱狂の歓喜に包まれ、鹿島は絶対絶命のピンチに追い込まれた。
 
 
最後の最後まで追いつこうと前に出る鹿島。80分には中田に代え田代を投入し、DFの枚数を減らし総攻撃に出る。マルキーニョス、興梠、田代の3トップで攻め込むが、最後の最後までアデレードの堅い守りに阻まれ1点を取ることはできない。4分のロスタイムの末、無情にもタイムアップ。鹿島のアジアでの挑戦はまたしても準々決勝で終了した。
 
 
試合後、バスに乗り込む選手たちの顔は一様に暗かった。「厳しい現実が待っていた」と試合後に語ったオリヴェイラ監督。4日後に行われる清水戦まで気持ちを切り替えて、どこまで戦う準備を整えることができるだろうか。鹿島に残されたタイトルはJと天皇杯のみ。これから一切の言い訳が許されない厳しい戦いが続く。
 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  チャンスを何度かミスしてしまったが、それはアデレードも同じ。もっと大事なのは第1戦でチャンスを逃したこと。これは90分ではなく180分の戦いなのだから、今日は厳しい試合となった。アジア制覇は我々の夢だった。予選リーグでも素晴らしい戦いをしたのだが、これで終わってしまった。それもサッカーの一部だ。これからはJリーグに集中する。
アデレード・ユナイテッド:ヴィドマー監督
  素晴らしい結果だ。選手たちの動きも良かったし、エンターテイメント性の高いゲームだった。月曜、火曜といい準備ができたのが大きかった。これからもオーストラリアを代表して戦っていく。
 

TOPへ戻る