AFCチャンピオンズリーグ2008 予選リーグ 第5戦
vsクルンタイバンク
2008.05.07(水)19:00キックオフ
 
カシマサッカースタジアム・観衆:5,540・天候:晴
鹿島アントラーズ vs クルンタイバンク
8 3 前半 0 1
5 後半 1
19分:岩政 大樹(小笠原 満男)
21分:興梠 慎三(小笠原 満男)
45分:田代 有三(野沢 拓也)
46分:野沢 拓也
50分:小笠原 満男(青木 剛)
66分:野沢 拓也(興梠 慎三)
74分:ダニーロ(小笠原 満男)
83分:ダニーロ(小笠原 満男)
得点
(アシスト)
92分:ピラポン
57分:興梠 慎三 警告 63分:クライキアト
  退場
61分:IN:ダニーロ
(OUT:本山 雅志)
68分:IN:笠井 健太
(OUT:大岩 剛)
77分:IN:佐々木 竜太
(OUT:田代 有三)
交代 51分:IN:カムロン
(OUT:ソムジェート)
71分:IN:サラワット
(OUT:キサナ)
76分:IN:スラチェット
(OUT:ナンタワット)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
伊野波 雅彦 DF 19
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 6
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
中後 雅喜 DF 16
笠井 健太 DF 27
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
遠藤 康 MF 25
佐々木 竜太 FW 17
 
クルンタイバンク
キサナ GK 18
アムナート DF 6
K.スパチャイ DF 17
クライキアト DF 20
P.スパチャイ DF 21
ソムジェート MF 4
アノン MF 7
ピッチポン MF 10
タナット MF 16
ピラポン MF 24
ナンタワット FW 19
 SUB
サラワット GK 2
スラチェット DF 5
タダ DF 13
アナウィン MF 15
カムロン MF 22
サルン FW 11
ユタナ FW 12
 
 

鹿島、大量8ゴールで公式戦7試合ぶりの勝利!

AFC公式戦でのクラブとしての得点記録を100の大台に乗せた野沢のゴールなどで、クルンタイバンクに8-1と勝利した。これで鹿島は予選リーグでの得失点差を+21とし、北京との首位争いを優位にした。また、この公式戦7試合ぶりの勝利でカシマスタジアムでの不敗記録を20に伸ばし、2001~2002年に記録した過去最高記録に並んだ。

 
 
 前半、なかなかボールを動かすことができずクルンタイバンクを攻めあぐねた鹿島だったが、セットプレーから活路を見出し3-0とリードした。その口火を切ったのは前回の対戦でもコーナーキックから同じような形で得点した岩政。19分、小笠原が蹴った左からのコーナーキックを相手DFと競りながらヘッドで決め、この日の先制点を決めた。その2分後、今度は小笠原のフリーキックを興梠がうまく頭ですらして追加点。そして45分、試合前からサポーターの激励を受けていた田代が3点目を奪う。右サイド、野沢がドリブルで駆け上がり相手DFをかわしクロス。これを田代が得意のヘッドで決めた。実に4月5日のジェフ戦以来、約1か月ぶりとなる田代のゴールで鹿島は3-0で前半を終えた。
 
 
 後半に入り、前半よりも前に出るタイミングが鋭くなった鹿島。46分、新井場が作り出したチャンスから最後は野沢が右アウトサイドでゴール左隅に沈め、AFC公式戦でクラブとしての得点記録を100とする記念すべき4点目を決める。その4分後には青木からのパスを受けた小笠原が左足で地を這うようなシュートを決め、リードを5に広げた。
 
 

 その後も鹿島は優位に試合を進めていく。66分には興梠が放ったグラウンダーのクロスを野沢が合わせて6-0。74分、83分には本山と交代でピッチインしたダニーロが小笠原の蹴ったコーナーキックをいずれもニアでヘディングシュート。残り10分を切ったところで8-0とこの試合は鹿島の完勝かと思われた。しかし後半ロスタイム、集中力が欠けたのかピラポンに決められ、1点を返される。試合終了間際の出来事だっただけにとても悔しい失点となった。

 
 

 結局、試合は8-1とスコア上では鹿島の圧勝に終わったが、「いい試合ではなかった」と試合後に岩政が振り返ったようにミスが目立ったのも事実。しかし、カシマスタジアムでの公式戦不敗記録を伸ばし、過去最高記録に肩を並べたことはチームに勢いを与えるだろう。「久しぶりに勝ったので、これをいい方向に持っていければいい」とキャプテンの小笠原が語るように今日の結果をきっかけにまた1つずつ勝利を積み重ねていって欲しいものだ。

 
 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  我々は相手の長所を出させないようにして、短所を狙っていくという作業をやっているが、それは時間を要すること。ただ、選手たちにはいつも狙ったことをやり続けるということを伝えている。(きちんと続ければ)そのうちに本当の短所が出てくるからそれをものにする。やり続けること、諦めない姿勢を選手たちに常に言い続けている。
前半はその時間が長かったが、後半は(試合の)主導権を握れた。大量得点で勝ち点3を取れたので、予選突破の切符を手にするのにいい形でつながってくれれば。最後の(ロスタイムの)失点は残念。確実なスコアだったし、選手たちも疲れから気の緩みが出て失点してしまった。しかし、それは話をすることで改善できることであり、勝ったことが一番重要だと思っています。どんな形であろうと勝つということが非常に重要。勝つことによって選手のモチベーションも高まる。勝って終われたということは今のチーム状況にとても良かったと思いますし、これがチームにプラス効果をもたらしてくれればと考えています。
クルンタイバンク:アッタポル監督
  鹿島は本当に強いということを心から認めます。今日負けてしまったのはしょうがない。スコアが一番欲しい鹿島とあたるということでチーム全体が少し緊張してしまっていた。本当に鹿島は強いチームです。今回のミスは緊張のせいで起こったものばかり。選手全員は最高のステータスだったが緊張でミスばかりしてしまった。最後に、鹿島アントラーズの皆さん頑張ってください。
 

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