AFCチャンピオンズリーグ2008 予選リーグ 第4戦
vs北京国安FC
2008.04.23(水)20:00キックオフ
 
Feng Tai Stadium・観衆:・天候:
鹿島アントラーズ vs 北京国安FC
0 0 前半 1 1
0 後半 0
  得点
(アシスト)
44分:TIAGO
38分:小笠原 満男
62分:岩政 大樹
警告 47分:SUI Dongliang
  退場
45分:IN:石神 直哉
(OUT:新井場 徹)
54分:IN:増田 誓志
(OUT:本山 雅志)
71分:IN:興梠 慎三
(OUT:野沢 拓也)
交代 28分:IN:GUO Hui
(OUT:ZHANG Yonghai)
76分:IN:YANG Hao
(OUT:TIAGO )
82分:IN:WANG Changqing
(OUT:YANG Pu)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
伊野波 雅彦 DF 19
小笠原 満男 MF 6
野沢 拓也 MF 8
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
青木 剛 MF 15
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
石神 直哉 DF 22
興梠 慎三 MF 13
増田 誓志 MF 14
中後 雅喜 MF 16
船山 祐二 MF 23
佐々木 竜太 FW 17
 
北京国安FC
YANG Zhi GK 22
ZHANG Shuai DF 3
YANG Pu DF 8
XU Yunlong DF 13
ZHANG Yonghai DF 30
SUI Dongliang MF 6
TAO Wei MF 15
TIAGO FW 10
YAN Xiangchuang FW 11
HUANG Bowen FW 16
Walter MARTINEZ FW 20
 SUB
ZHANG Sipeng GK 1
LANG Zheng DF 2
WANG Changqing MF 7
YANG Hao FW 19
YAO Shuang FW 21
GUO Hui FW 28
SHANG Yi FW 29
 
 

 予選リーグ最大のライバルに0-1と敗北した。これで4戦が終了し、北京国安と勝点、そして当該チームの得失点差も0と完全に並んだ。だが、総得失点差では鹿島が14で北京は4。予選リーグ突破は果たせなかったものの最低限の結果を得た形となった。

入場者を1万5000人に制限したFeng Tai Stadiumは、ほとんどが中国Cリーグで最も熱狂的とされる北京サポーターで埋まり、キックオフ前から熱気を感じさせた。この試合、マルキーニョスを負傷で欠いた鹿島だったが、負傷明けの野沢とガンバ大阪戦を負傷欠場した新井場を先発起用。この試合で予選リーグ突破を確実にしたい鹿島にとっては現段階でのベストの布陣と言えよう。

 
 
 序盤、この試合で勝たなければいけない北京の攻撃を許す。しかし、最終ラインの安定感は抜群で中盤でも小笠原が相手のチャンスの芽を摘み取る。前がかりになった相手に対し、鹿島は野沢が絶妙のボールコントロールでカウンターを演出。8分には惜しいループシュートを放ち、負傷欠場のブランクを感じさせない。

両チームとも決定力に欠き、このまま前半は0-0で終了すると思われたが、45分、一瞬の隙を突かれ、TIAGOに先制点を許す。結局、この1ゴールで前半は終了。前回の対戦と合わせ、全く五分五分の状況となった。
 
 

 後半、完全に負傷が癒えていない新井場に代え、石神を投入。このまま終わりたくない鹿島は前線から激しいプレスをかける。しかし、逆に裏のスペースをつかれ、何度か危ないシーンが見られた。前半とは打って変わった展開にスタジアムのボルテージも上がる。スタンドは異様な雰囲気に包まれた。

55分、前半途中に左足を痛めた本山に代え増田がピッチに送り込まれる。とにかく鹿島は同点ゴールを叩き込むべく、前へ前へとボールを運ぶ。68分、田代から出たパスを野沢がダイレクトシュート。これは惜しくもゴール左に外れてしまう。72分、その野沢に代わり興梠がピッチイン。是が非でも同点にしたい鹿島だが、気持ちばかりが空回り北京ペースのまま、時間だけが過ぎていった。

 
 

 80分、興梠がスピードを生かし、決定的なチャンスを得る。しかし、シュートまで持ち込むことはできず、同点にはできない。逆に83分にはYANGの強烈なボレーシュートを浴びる。これは幸いにゴール右に外れ、事なきを得た。

そして86分。小笠原のロングパスから前線に抜けた田代がゴール前まで持ち込みシュートを放つも、相手DFに阻まれゴールならず。ロスタイムにも青木、興梠が決定的なチャンスを作り出すが最後の詰めを欠き、最後まで北京ゴールを割ることはできなかった。結局、試合はこのまま終了。鹿島はアウェイ北京で悔しい敗北を喫した。

 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  いい試合だったと思う。どちらにも得点するチャンスはあった。ただ、我々が得点すべきところで決められず、北京はそのチャンスを決めることができて結果として負けてしまった。厳しい試合だった。まだ予選2試合あるので、最終までどうなるかはわからない。結果には満足していないが仕方がない。今日はマルキーニョスという重要な選手がいなくてどう戦うかを考え、経験のある選手が必要だったので若手をベンチに置いた。3人を交代したのは、新井場・野沢はケガの影響があってのこと、本山は試合途中で痛みがあって交代させた。フィジカル的な理由が強かったので、思うような展開ができなかった。
北京国安FC:LEE Jang Soo監督
  結果として勝ったが、これが必要な結果だったとは思っていない。2-0、3-0というスコアになっても良かった。ただ、選手のプレーには満足している。私が就任して1年4ヶ月経つが、その中で今日が一番選手のファイティングスピリッツが見られた。勝ったことで予選突破にも希望が見えてきた。今日はサポーターにも感謝したい。彼らの応援が我々に大きな力となった。また、今日の試合は我々の方が勝ちたいという気持ちが鹿島を上回っていたと思う。
 

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