AFCチャンピオンズリーグ2008 予選リーグ 第3戦
vs北京国安FC
2008.04.09(水)19:00キックオフ
 
カシマサッカースタジアム・観衆:6,487人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 北京国安FC
1 0 前半 0 0
1 後半 0
53分:ダニーロ(マルキーニョス) 得点
(アシスト)
 
  警告 25分:TIAGO
28分:ZHOU Ting
33分:ZHOU Ting
75分:YAN Xiangchuang
84分:Walter MARTINEZ
  退場 33分:ZHOU Ting
78分:IN:増田 誓志
(OUT:内田 篤人)
81分:IN:興梠 慎三
(OUT:ダニーロ)
84分:IN:佐々木 竜太
(OUT:田代 有三)
交代 60分:IN:YANG Pu
(OUT:WANG Ke)
75分:IN:YAN Xiangchuang
(OUT:TAO Wei)
88分:IN:WANG Changqing
(OUT:TIAGO)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 6
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
伊野波 雅彦 DF 19
増田 誓志 MF 14
中後 雅喜 MF 16
遠藤 康 MF 25
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
北京国安FC
YANG Zhi GK 22
ZHANG Shuai DF 3
ZHOU Ting DF 4
XU Yunlong DF 13
ZHANG Yonghai DF 30
SUI Dongliang MF 6
TAO Wei MF 15
WANG Ke MF 17
TIAGO FW 10
HUANG Bowen FW 16
Walter MARTINEZ FW 20
 SUB
ZHANG Sipeng GK 1
YANG Pu DF 8
WANG Changqing MF 7
Stojan IGNATOV MF 25
YAN Xiangchuang FW 11
YANG Hao FW 19
GUO Hui FW 28
 
 

曽ヶ端のビックセーブで勝点3を死守! 鹿島、1-0で勝利!

守護神曽ヶ端の再三に渡るビックセーブで1-0と辛勝した。連戦続きの疲れからか、前半33分に起きた退場劇で1人少なくなった北京相手に苦戦したが、ダニーロが決めた1点を曽ヶ端 が守り抜き勝点3を獲得した。これで鹿島は予選リーグ・グループFで3連勝、単独首位の座を守った。

 
 
 野沢が右足首の痛みから大事を取って欠場し、青木、小笠原、本山、ダニーロで中盤を構成した鹿島だが、序盤、あまり前には出ず、アウェイの北京に攻撃を許す。最もヒヤリとさせられたのは、16分。フリーキックからのボールをZHANG Shuaiに頭で合わせられる。そのシュートはクリアするもこぼれ球を元広島のTIAGOに狙われる。だが、これを曽ヶ端が止め、辛くも失点を逃れた。また28分にはフリーキックを直接狙われるも曽ヶ端がしっかりとセーブ。前半2度のピンチはいずれも守護神曽ヶ端 が防ぎ、事なきを得た。
 
 

 その後、30分過ぎまで大きな動きはなかったが、33分、ZHOU Tingがこの日2枚目のイエローカードを宣告され、退場。鹿島にとって数的有利の状況が生まれた。ここから鹿島も攻撃を仕掛け、マルキーニョス、田代が北京ゴールにせまるが、なかなかゴールには至らない。膠着した試合展開のまま、前半が終わった。

 
 

 だが後半開始直後、鹿島は待望の先制点を奪う。53分、マルキーニョスのスルーパスに鋭く反応したダニーロが相手DF陣を抜き去り、冷静にゴール右隅へボールを流し込んだ。しかし55分、岩政がペナルティーエリア内でTIAGOを倒し、PKを献上。これで危うく同点かと思われたが、曽ヶ端はTIAGOのシュートをファインセーブ。前半に続き、またしても曽ヶ端が鹿島のピンチを救った。

 
 

 ホームでの試合、そして相手が1人少ない状況だけに追加点を取りたい鹿島。オリヴェイラ監督は立て続けに攻撃的な選手をピッチに投入し、チーム全体にメッセージを送り続ける。78分、相手選手との接触で腰を痛めた内田に代わり増田を投入。そして81分にはダニーロに代わり興梠、そして84分、田代に代え佐々木をピッチへ送り込んだ。しかし、「自分たちで難しいゲームにしてしまった」と試合後、本山が語ったように今日の鹿島は最後までチグハグだった。1人少ない相手に最後まで苦戦し、結局、1-0のまま、90分を終えた。

 
 

 「とりあえず最低目標は達成した」と勝利の立役者である曽ヶ端が語ったように物足りない勝利で予選グループの前半戦を3連勝で終えた鹿島。「今日の試合は前半を1-0で終えたようなもの。北京で行う後半はもっと厳しくやらなければならない」(岩政)という気持ちを忘れずにアウェイでの北京戦を戦い抜いて欲しいものだ。

 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日の一番の目標は勝ち点3を取ることで、11人対10人であっても(勝利を)勝ち取ることができたのは評価されるべきだと思う。また、連戦での試合ということも考えれば、我々が今までやってきたことが完全には出来ていなかったかもしれないが、勝ったことは良かったと思う。(連戦が続くが)中3日あればある程度回復できると考えているし、1年間を通して週2回の試合をやるということはありえないしので今はふんばりどころ。ハーフタイムには、相手は引いて守ってきているので、慌てずサイドから崩していこうと伝えた。やるべきことはみんなわかっているのでそれを強調しただけ。Jリーグのレフェリーとは違うので、レフェリングで選手たちはとまどいを感じた部分もあったと思うが、うまく対応できたのではないかと思う。
北京国安FC:LEE Jang Soo監督
  今日は厳しい試合になるとわかっていたが、負けるとは思っていなかった。試合の中で1人減ったことは言い訳にはできないし、退場した後にも我々にはチャンスがあった。PKを逃したのは大きかった。アントラーズは相当強いチームだったが、なにか(勝てる)方法はあったと思う。相手の選手よりもまずは自分たちがちゃんとしなければいけない。
 

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