AFCチャンピオンズリーグ2008 予選リーグ 第1戦
vsクルンタイバンク
2008.03.12(水)15:30キックオフ
 
会場:Chula Stadium (バンコク) ・観衆:人 ・天候:晴
鹿島アントラーズ vs クルンタイバンク
9 3 前半 0 1
6 後半 0
15分:田代 有三
21分:岩政 大樹(小笠原 満男)
34分:野沢 拓也(マルキーニョス)
47分:マルキーニョス
50分:田代 有三
69分:マルキーニョス
71分:マルキーニョス
73分:佐々木 竜太
89分:野沢 拓也
得点
(アシスト)
64分:コネ
  警告  
  退場  
72分:IN:佐々木 竜太
(OUT:田代 有三)
76分:IN:笠井 健太
(OUT:内田 篤人)
78分:IN:ダニーロ
(OUT:マルキーニョス)
交代 53分:IN:アナウィン
(OUT:ナンタワット)
65分:IN:ユタナ
(OUT:タナット)
81分:IN:プラジット
(OUT:P.スパチャイ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
小笠原 満男 MF 6
野沢 拓也 MF 8
本山 雅志 MF 10
青木 剛 MF 15
田代 有三 FW 9
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
伊野波 雅彦 DF 19
笠井 健太 DF 27
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
佐々木 竜太 FW 17
 
クルンタイバンク
キサナ GK 18
アムナート DF 6
K.スパチャイ DF 17
クライキアト DF 20
P.スパチャイ DF 21
アノン MF 7
ピッチポン MF 10
タナット MF 16
ピラポン MF 24
ナンタワット FW 19
コネ FW 23
 SUB
サラワット GK 2
スラチェット DF 5
ルングロ DF 8
プラジット DF 30
ソムジェート MF 4
アナウィン MF 15
ユタナ FW 12
 
 

鹿島、隙のない攻めで9-1と大勝!!

アウェイにもかかわらず、見事な攻撃で9-1とACL第1戦を勝利で終えた。 これで鹿島はグループ首位。J1開幕戦に続き、好調をアピールした。

 
 
 キックオフ1時間前の気温は39℃。そしてキックオフ時には軽く40℃を超えるという通常のコンディションとはほど遠い悪条件の中、鹿島は効率の良い攻めでクルンタイバンクを追い込んでいった。
 
 

 15分、小笠原がフリーキックで前線へボールを送る。一度は相手DFにクリアされるものの、それを大岩がヘディングで前線の田代へパス。フリーだった田代は落ち着いてシュートし、難なくゴールを決めた。

続いて21分、またもやセットプレーから得点が生まれる。小笠原の左コーナーキックを「こういう天候なのでセットプレーから効率良く得点したい」と前日にコメントをしていた岩政が、どんぴしゃりのヘディングシュートで鹿島に追加点をもたらした。

 
 

 その後も鹿島は確実に試合をコントロール。中盤で小笠原、青木が相手の攻撃の芽を摘み、決定機を与えない。

そして34分、後方からのロングフィードを田代が頭で落とし、マルキーニョスへとつなぐ。最後は野沢が左足ボレーシュートで豪快に前半最後となる3点目を奪った。

 
 

 こうなると鹿島は後半に入ってもとどまることを知らない。後半開始直後の47分、青木からのパスに抜け出したマルキーニョスがループシュート。これが決まり、4-0。続いて50分、今度はマルキーニョスからのスルーパスを受けた田代が相手GKと一対一となる。一度は止められるものの、はじかれたボールをうまく流し込み5-0と大きく差をつけた。

 
 

 どれだけ点を獲ろうと鹿島は攻撃の手を緩めない。69分、マルキーニョスが野沢のスルーパスからゴールを決める。そして71分、相手DFとGKの交錯でフリーとなり連続ゴール。73分には、交代出場直後の佐々木が野沢のラストパスからゴールを生んだ。最後は後半ロスタイム。この日、質の高い動きでクルンタイバンクDF陣を翻弄した野沢が決め、9点目。試合に花を添えた。

 
 

 途中、64分にコーナーキックからコネに得点を許すも、他はほぼ完璧に守りきった鹿島。「この得失点差は後で大きな意味を持つ。グループステージを突破できるのは1チームしかないのだから」とオリヴェイラ監督が語ったように、今後の戦いに向けて大きなアドバンテージとなった試合だった。

 
 

 鹿島がアジアに踏み出した第1歩は確実で、しかも力強かった。

 
 
監督コメント
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  いいスタートを切ることができた。9-1という点差で勝つことができたのは大きいが、グループステージ突破は1チームだけなので、今後もこうやって点を取っていくことが重要。リーグ戦とは違ってFW陣が(大量に)ゴールを決めたのはたまたまかもしれないが、毎試合交代した選手も含めて得点を取るようになれば競争意識も高くなるのでいいことだと思う。
クルンタイバンク:アッタポル監督
  1失点目が今日のゲームでのキーポイントだった。その1点から完璧に試合の流れが崩れてしまった。経験のなさが出た試合でもあった。鹿島は経験豊富な選手も多く、非常にレベルの高いチームでいい選手が揃っていると思う。
 

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