2007 ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 第1戦 vsサンフレッチェ広島
2007.07.08(日)18:00キックオフ
 
 終盤の猛攻も及ばず、アントラーズは0-1で完封負けを喫した。アウェイゴールルールが採用される決勝トーナメントで、初戦のアウェイ戦で無得点というのは痛かった。前半23分、石神が攻め上がった左サイドを突かれた。広島は右ウイングバックに入っていた李が石神の背後をとってクロス。これを左ウイングバックの服部がゴール前に侵入してボレーで合わせた。両サイドが同時に攻め上がってもリスクが少ない3バックシステムの利点を生かした形で、両サイドの選手が得点シーンに絡んできた。オズワルド・オリヴェイラ監督も「サイドの攻防が勝敗を分ける」と試合前から話していたが、アントラーズの攻撃は機能しないまま終わった。アウェイゴールが奪えなかった結果、15日の第2戦では先制点の動向が大きな意味を持つことになった。もし先制を許せば、アントラーズが勝つためには、その後3ゴールが必要になってしまう。ホームゲームだが慎重なゲームの組み立てが必要になる。
 
会場: 広島ビッグアーチ ・観衆: 7,086人 ・天候:曇
鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島
0 0 前半 1 1
0 後半 0
  得点
(アシスト)
23分:服部 公太(李 漢宰)
81分:野沢 拓也
89分:マルキーニョス
警告 21分:ウェズレイ
35分:森崎 和幸
  退場  
61分:IN:ダニーロ
    (OUT:新井場 徹)
75分:IN:船山 祐二
    (OUT:石神 直哉)
79分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:本山 雅志)
交代 69分:IN:高萩 洋次郎
    (OUT:高柳 一誠)
72分:IN:遊佐 克美
    (OUT:李 漢宰)
76分:IN:田村 祐基
    (OUT:桑田 慎一朗)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
新井場 徹 DF 7
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
石神 直哉 DF 22
青木 剛 MF 15
増田 誓志 MF 14
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
ファボン DF 5
ダニーロ MF 11
船山 祐二 MF 23
大道 広幸 MF 30
興梠 慎三 MF 17
佐々木 竜太 FW 34
 
サンフレッチェ広島
下田 崇 GK 1
森崎 和幸 DF 8
戸田 和幸 DF 14
盛田 剛平 DF 19
李 漢宰 MF 16
青山 敏弘 MF 6
服部 公太 MF 17
高柳 一誠 MF 25
森崎 浩司 MF 7
桑田 慎一朗 FW 20
ウェズレイ FW 10
 SUB
木寺 浩一 GK 21
吉弘 充志 DF 3
入船 和真 DF 30
高萩 洋次郎 MF 15
遊佐 克美 MF 23
田村 祐基 FW 13
趙 佑鎮 FW 29
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  ・守備は中盤でのマークをはっきりさせること
・攻撃は両サイドを積極的に使って攻めろ
サンフレッチェ広島:ペトロヴィッチ監督
  前半いい感じでできている。大切なことは、つづけること、落ち着いてガマンと集中力、そしてコミュニケーション
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  サイドを狙っていたが、機能しなかった。失点した後、もう1度狙わせたが、うまく抑えられて何もできなかった。(第2戦に向けての修正点は)1週間後にまた対戦するので、残念ながらここで言うことはできない。(柳沢や小笠原の起用など先発メンバーを入れ替えることは)彼らが高い能力を持ち、いい選手であることは分かっている。1週間、彼らとチームのコンディションを見て、週末の準備を進めたい。
サンフレッチェ広島:ペトロヴィッチ監督
  サンフレッチェが60~70分までいいサッカーをした。最後の15分は押し込まれたが、勝つことができた。ただ、残念ながら、まだ(ホーム&アウェイ180分の)前半を終えたに過ぎない。今日は追加点を取ることができなかった。その理由は私の中ではわかっているが、胸の中にしまっておく。もし、鹿島に同じだけのチャンスがあれば我々は0-3で負けていただろう。
 

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