2007 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 第20節 vsジェフユナイテッド千葉
2007.08.15(水)19:00キックオフ
 

 アントラーズが曽ヶ端のスーパーセーブと新井場、小笠原の今季初ゴールでジェフ千葉に3-1で逆転勝ちした。オウンゴールで先制を許したが、新井場が同点弾、小笠原が勝ち越し点、追加点を決めて再開後2連勝とした。首位のガンバ大阪が2位浦和レッズに敗れたため、首位との差は8に縮まった。

  出場停止の柳沢に代わって田代が出場した以外は前節と同じメンバーで臨んだ。相手の中3日に対し、アントラーズは中2日での試合。コンディション面が不安視された。暑さの中、序盤はジェフの縦の速さに戸惑うようにゴール前に持ち込まれるシーンが目立った。19分には水野のフリーキックからのクロスボールを、ファボンがヘッドでクリアしようとして味方ゴールのネットを揺らしてしまう。痛恨のオウンゴールだったが、ここから反撃に転じる。その6分後に新井場が思い切ったミドルシュートを決めて同点。さらにその6分後には小笠原のミドルシュートで勝ち越した。新井場、小笠原ともに今季初ゴールで逆転に成功した。

  ここからジェフの猛反撃を受けた。37分にはゴール前に攻めあがった山岸の決定的チャンスを曽ヶ端が防いだ。51分にはコーナーキックを斎藤が合わせたシュートを左手のワンハンドキャッチでセーブ、さらに63分には水野のシュートをスーパーセーブで防いだ。前後半合わせて17本のシュート(アントラーズは9本)を浴びながら、すべてセーブした。セーブ率100%ながらオウンゴールで完封を逃したものの、活躍は際立っていた。

  85分には内田の突破からPKを獲得し、小笠原がこの日2ゴール目を決めてダメを押した。再開後2連勝で勝ち点は36に伸びた。44で首位のガンバと8差、43で2位のレッズと7差で20試合を終了。残り14試合での逆転優勝が視野に入ってきた。

 
会場:カシマサッカースタジアム ・観衆:19,600人 ・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ジェフユナイテッド千葉
3 2 前半 1 1
1 後半 0
25分:新井場 徹
31分:小笠原 満男
85分:小笠原 満男
得点
(アシスト)
19分:OWN GOAL
41分:野沢 拓也
46分:ファボン
警告 9分:ジョルジェビッチ
18分:佐藤 勇人
72分:中島 浩司
  退場  
65分:IN:青木 剛
    (OUT:本山 雅志)
77分:IN:増田 誓志
    (OUT:野沢 拓也)
83分:IN:ダニーロ
    (OUT:マルキーニョス)
交代 60分:IN:中島 浩司
    (OUT:ジョルジェビッチ)
68分:IN:黒部 光昭
    (OUT:巻 誠一郎)
80分:IN:楽山 孝志
    (OUT:佐藤 勇人)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
ファボン DF 5
新井場 徹 DF 7
中後 雅喜 MF 16
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
田代 有三 FW 9
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
ダニーロ MF 11
青木 剛 MF 15
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 MF 17
佐々木 竜太 FW 34
 
ジェフユナイテッド千葉
立石 智紀 GK 1
ジョルジェビッチ DF 40
斎藤 大輔 DF 3
水本 裕貴 DF 4
水野 晃樹 MF 8
下村 東美 MF 6
佐藤 勇人 MF 7
山岸 智 MF 16
工藤 浩平 MF 20
レイナウド FW 10
巻 誠一郎 FW 18
 SUB
岡本 昌弘 GK 30
池田 昇平 DF 14
中島 浩司 MF 15
楽山 孝志 MF 23
黒部 光昭 FW 9
新居 辰基 FW 11
青木 孝太 FW 29
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
相手のFWに対するマークの確認をすること。クロスボールのセカンドボールを拾うように。攻撃は動き出しを早く。
ジェフユナイテッド千葉:アマル・オシム監督
  いつも通りボールを動かすプレーをしよう。必ず崩せる。あわてずおちついてプレーすること。前からプレスして下がりすぎないこと。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  先制されながらも逆転しようという気持ちがあった中、前半2-1に逆転できて落ち着きを取り戻したことは大きかった。後半、この暑さの中での連戦と疲労も あり、足が止まってしまった時間帯もあって徐々にリズムを失ってしまったのは残念だったがこれは想定内でのこと。交代の選手たちが上手く機能してくれて頑 張ってくれた。
ジェフユナイテッド千葉:アマル・オシム監督
  今日の試合によってなぜジェフが15位に甘んじているのか、アントラーズが3位にいるのかが理解できる試合だったと思う。アントラーズはいつもより良いプ レーはできていなかったのに対して、我々は何度もチャンスを作っていたが結果的にはアントラーズがしっかりとチャンスを決めて勝利した。
 

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