2007 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 第19節 vsヴァンフォーレ甲府
2007.08.12(日)18:30キックオフ
 

アントラーズが野沢のゴールを守り切り、リーグ再開戦を勝利で飾った。34分、本山のパスを受けた野沢が、マルキーニョスと交錯しそうになりながらもゴールに押し込んだ。自身の誕生日をゴールで飾るとともに、チームにとってはJクラブ最速でリーグ通算900ゴールとなった。アントラーズは400ゴール以降の節目の得点を、すべてJ最速でマークしている。

 紅白戦で甲府の3トップ対策を続けた効果があり、序盤から相手の攻撃の芽を早めに摘むことに成功した。中盤から積極的な守備を見せ、効果的なカウンターとセットプレーで相手ゴールに迫った。34分に得たFKでは中後が早めのリスタートを仕掛け、本山→野沢とつないで、この日唯一のゴールをマークした。
65分に柳沢が2枚目のイエローカードで退場処分となった。この日は7回の警告を受ける厳しいジャッジで、残り25分間を10人でプレーすることを余儀なくされた。

 それでも守備は集中力を持続し、チャンスを与えなかった。中盤で唯一フル出場した小笠原の献身的な守備で相手の攻撃の芽を早めに摘み、DF陣もゴール前をピシャリと絞めた。1人退場者を出しながら、試合全体での被シュートをわずか6本に抑え、長い4分間のロスタイムもしのぎきった。3位に浮上し、首位ガンバ追撃に向け、好スタートを切った。

 
会場:小瀬スポーツ公園陸上競技場 ・観衆:14,316人 ・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ヴァンフォーレ甲府
1 1 前半 0 0
0 後半 0
34分:野沢 拓也(本山 雅志) 得点
(アシスト)
 
19分:新井場 徹
20分:柳沢 敦
35分:中後 雅喜
53分:小笠原 満男
65分:柳沢 敦
82分:増田 誓志
84分:ファボン
警告 27分:宇留野 純
40分:鶴田 達也
65分:柳沢 敦 退場  
78分:IN:増田 誓志
    (OUT:野沢 拓也)
82分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
87分:IN:青木 剛
    (OUT:中後 雅喜)
交代 59分:IN:山崎 光太郎
    (OUT:田森 大己)
70分:IN:羽地 登志晃
    (OUT:須藤 大輔)
76分:IN:保坂 一成
    (OUT:宇留野 純)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
ファボン DF 5
新井場 徹 DF 7
中後 雅喜 MF 16
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
柳沢 敦 FW 13
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
ダニーロ MF 11
青木 剛 MF 15
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
興梠 慎三 FW 17
 
ヴァンフォーレ甲府
鶴田 達也 GK 21
田森 大己 DF 13
池端 陽介 DF 19
秋本 倫孝 DF 2
山本 英臣 DF 4
井上 雄幾 MF 5
藤田 健 MF 10
石原 克哉 MF 7
大西 容平 FW 24
須藤 大輔 FW 9
宇留野 純 FW 11
 SUB
阿部 謙作 GK 1
増嶋 竜也 DF 15
保坂 一成 MF 26
林 健太郎 MF 31
羽地 登志晃 FW 18
山崎 光太郎 FW 23
久野 純弥 FW 33
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・不用意なカードをもらうな。
・中盤の選手へのマークを明確にすること。
・後半も落ち着いてプレーを続けよう。
ヴァンフォーレ甲府:大木 武監督
  ・問題ない。ゲームはこれからだ。ボールを動かしていこう。
・セットプレーとカウンターに注意!
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  得点もそうだけど、チーム全体に守備の安定感があり、1人少ない中でも相手の攻撃を防ぐことができた。それは全体の意識が統一されているからで、そういうところは良かったと思う。(J1最速でリーグ通算900ゴールを達成し)それは素晴らしい。そういう時に監督ができたことは名誉なことでもあるし、何よりミーティングでの話題が1つ増えました。ありがとうございます(笑)
ヴァンフォーレ甲府:大木 武監督
  後半戦が始まって、どのチームも勝ちたいところだったが、負けてしまった。セットプレーも含めて崩し切れなかった。気持ちを切り替えて次の試合に向けて準備したい。
 

TOPへ戻る