
鹿島がレナトのリーグ戦初ゴールとなるFK弾、そして遠藤の決勝ゴールで往年のライバル磐田から2-1と逆転勝利を上げた。これで実に7月25日のナビスコカップ準々決勝第1戦(vs C大阪 ○2-1)から続く過酷な真夏の6連戦を4勝1分1敗という好成績で乗り切った。
序盤、連戦の疲れが見える鹿島は磐田の前からのプレッシャーに手こずり、試合の主導権を奪われる。そして3分、駒野のクロスから前田に頭で決められ、早くもリードを許してしまう。
磐田の中で最も注意しなければいけない主力2人にあっさりと決められた鹿島だったが、奇跡の逆転優勝を目指す選手たちは決して下を向くことはなかった。19分、大迫が山田に倒され、絶好の位置でFKのチャンスを得る。ここでキッカーのレナトはその前評判通り、ゴール右上を一撃で貫いた。
このレナトのリーグ戦初ゴールとなる芸術的FK弾で同点とした鹿島はその後、勢いをやや取り戻す。だが37分、駒野のFKから味方選手に当たり、フワリとゴール前に上がったボールをロドリコ ソウトと競り合った曽ヶ端がまさかのファンブルで2点目を許す。一瞬、嫌な雰囲気となったが、レフェリーはロドリコ ソウトのファウルとし、ノーゴールの判定。後から見れば、これが勝敗の分岐点となったシーンだった。
後半に入ると序盤の磐田の猛プレッシャーをうまくいなした鹿島が徐々にペースを上げ、カウンターを中心に磐田ゴールに迫る。そして76分、右サイドで起点となった興梠からのパスを交代出場の遠藤がスルーし、そこに飛び込んで来た西が強烈な左足シュートを放つ。これは相手GKに止められたものの、こぼれ球を遠藤が押し込み、貴重な逆転ゴールを決めた。
その後、巧みな試合運びでリードを保つ鹿島はアディショナルタイムに入ると前線でうまくボールをキープし、必死に同点へ追いつこうとする磐田に反撃する隙を与えない。結局、このリードを守りきり、鹿島は磐田に2-1と嬉しい逆転勝利を飾った。
真夏の一番暑い時期に6連戦と他クラブにはない過酷なスケジュールを戦った鹿島だったが、ラッキーな面もありホームのカシマで有終の美を飾った。順位こそ12位と変わらないものの、上位との勝点差を着実に縮め次の浦和戦へ臨む。ここから這い上がる鹿島を見たいものだ。



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・守備面では相手がポジジョンチェンジした時のマークをしっかりやること。
・最後まで集中を切らさずに自分たちのサッカーをやろう!
・守備はコンパクトに。
・レフリングに惑わされず、自分たちの力で勝とう!
この連戦の間は練習を積むというよりも食事や睡眠の管理をしながら体を休ませることを主眼に置いた。それが試合で生きてきたと思う。磐田は疲れている我々に対し、最善の策として前からプレッシャーをかけてきたが、うまくくぐり抜けられた。
しかし残念なのは、レフェリングミスが勝敗を分けたということ。残念ながらあれは磐田の得点だったと思うし、ファウルはなかった。もしかすると我々が負けたかも知れない。以前から言っていることだが、レフェリングに関しては我々がどうすることもできないので、関係者の皆さんにはしっかりと議論を重ねて日本サッカーの向上のために万全を尽くして欲しい。
(決勝点をあげた遠藤と大迫の交代について)試合に勝つためにやったこと。大迫は少し足をひねったし、あの交代で中盤に厚みを加えることができた。結果的に交代で入った遠藤が決勝点をあげたことは喜ばしいこと。
(同点となるFKからのゴールを決めたレナトに関して)元々、FKのキッカーというのはブラジル時代から知っている。テクニシャンであり、スルーパスも出せるし、守備でも自分の役割をしっかりと務め上げることができる選手。コンディションはもう少しで上がるだろうし、日本の早いサッカーにも慣れればもっと良くなると思う。
(勝利は)神のおかげ。Jリーグでプレー出来る事を光栄に思う。チームメートと一緒に闘争心を持って戦っていることが、ここ最近の結果につながっていると思う。(初ゴールは)クラブハウスでの練習の成果。でも自分や遠藤のゴールよりもチームとしての勝利が嬉しい。
【遠藤 康】
(ゴールについて)ボールがこぼれて来ると思わなかった。大伍君は左足が下手だからね(笑)。鳥栖に負けていたので絶対に勝たないといけないという思いでプレーした。結果に現われて良かった。立ち上がりが悪かったけど、徐々に自分たちのペースに出来た。
【岩政 大樹】
色々な準備をして挑んだ6連戦だった。6連戦をやったのは、アントラーズだけ。先制はされたが、どっちが先に得点しても流れを変えずに90分やろうとチームで話をしていた。前の4人の能力が高いので信じて守った。
西選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。