
連覇、そして大会史上最多の5度目の優勝を目指す鹿島が2度追いつかれながら、3度引き離し、3-2と先勝した。リーグ戦の神戸戦同様、大迫が先制点と決勝点を豪快なミドルシュートで決め、エースの責任を果たし、ナビスコカップ7試合で6ゴールと大会得点王レースでもトップに立った。
序盤、ブロックを形成し守りから入った柏に対し、鹿島は前線の大迫、興梠が縦横無尽に動き回り、そこにレナト、ドゥトラが絡み、分厚い攻撃を魅せる。また中盤では小笠原、柴崎が激しいチェックで主導権を握り、最終ラインでは代表で不在となった岩政の代役として入った昌子が危なげない守備でチームに安定感をもたらす。
そして7分、小笠原からのパスを受けた大迫が豪快に右足を振り抜く。これが柏ゴールに突き刺さり、鹿島は早くも先制した。そして、その後も大迫を中心に鹿島は攻め続けるが、なかなか追加点が取れない。
すると逆に35分、ジョルジ ワグネルのクロスから茨田にダイビングヘッドを決められ、1-1とされてしまう。ホーム&アウェイのノックアウトシステムで対戦するナビスコカップではアウェイゴールが重要な意味を持つだけに鹿島にとっては手痛い失点となった。
だが今日の鹿島はそれをはね返す力があった。失点した直後の36分、興梠からのパスを受けた柴崎が華麗なステップから相手選手をかわし、ゴール前のレナトへラストパス。受けたレナトも見事なステップから柔らかいシュートを決め、2-1とした。
前半を1点リードで終えた鹿島だったが、後半に入ると選手を入れ替えてきた柏に攻められる場面が多くなる。そして62分、レアンドロ ドミンゲスから技ありのシュートを決められ、またもアウェイゴールを献上してしまった。
こうなると第2戦に向け、かなり厳しくなった鹿島だったが、連覇にかける思いは強く、その7分後、もはや絶対的なエースとも言える大迫が新井場からのパスを受け、ドライブのかかったスーパーミドル弾を柏ゴールへ突き刺す。
これで3度柏を突き放した鹿島はその後、本田を投入するなどしっかりと守りきり、打ち合いとなった第1戦を3-2と勝利した。通算8度目となる決勝進出へ向け、2つのアウェイゴールを献上した今日の試合をしっかりと反省し、来月の第2戦へ臨みたい。連覇への道は始まったばかりだ。

















・ピッチに立っている間は、一瞬たりとも集中力を切らすな。
・いい形で攻撃のリズムを作れているが、よりゴールとリスク管理の意識を高く持とう。
・必死にいっても冷静さを失わず、オーガナイズしていこう。
今日は組織として選手全員が1人1人しっかりと機能した。また昌子ががんばってくれたことは、チームにとって収穫。岩政、中田、山村がいない中で昌子があれだけのパフォーマンスを見せてくれたことはチームとしても喜ばしい。今日の勝利が色んな意味でチームにとってのいい薬になればいいと思う。
(2失点は)不注意からの失点であり、チームとして修正していかなければいけない。レナトやドゥトラは攻撃的な選手であり、守備面で課題を持っていることも事実。ただ今日は湿度も高く、疲労度は高かったと思う。また相手のジョルジ ワグネルの素晴らしいクロス、そしてネット バイアーノとレアンドロ ドミンゲスの決して簡単ではないワンツーで決められた。彼らの能力は去年の優勝で証明されたように一瞬の不注意を見逃してはくれない。不注意と相手の高い能力が重なった。しかしまだチームとして修正できる部分はたくさんある。
(今日2得点の大迫に関して)選手は試合をやることで経験値が上がる。常に学ぶことがあるし、自分も監督として学ぶことがある。若さゆえに過ちを犯すこともあるが、我々が注意して正しい道に導くことが大切。大迫はオリンピックに行けなかったが、それはタイミングの問題。決して能力の問題ではないので、私が発言をして彼を守った。あれだけ得点能力があり素質のある選手なので、これからも順調に成長して、鹿島を背負う選手になると思う。日々学んで成長していることを大迫はピッチ上で表現してくれている。
(レナトに関して)中盤の選手なので90分間パフォーマンスを持続できるかどうかを見分けるが、レナトはそれが出来るし、クレバーでありパワフルな選手だ。チームのためになる補強だったと思う。今日は残念ながら途中交代だったが、ゴール前での判断力は素晴らしかった。しかし遠藤もいるし、本山もいる。これがチームとしての強みだと思う。
先輩たちがいるので、思い切ってやれた。良い緊張感の中でプレー出来た。90分間出られる試合を重ねて、監督や仲間に評価されるようになりたい。他のCBが不在でも、自分がいたら大丈夫と思われるような存在になれれば良い。
【青木 剛】
DFとして0で終わりたかったので、2失点は改善していければと思っている。チームとしては勝ったが、個人的にCBとしてチームを助けるために改善したい。源は問題なく良いプレーだったと思う。
【大迫 勇也】
(得点は)迷わずに打てたので続けていきたい。満男さんがうまくカットしてくれた。シュートは意識している。勝ったけど次の試合に向けて切り替えたい。相手のブラジル人選手に気をつけていたのにやられてしまったが、慎三さんと点を取ろうと話していた。
【興梠 慎三】
個人的には点が取れなかったが、チームの勝利が一番なので勝てて良かった。第2戦も厳しい戦いになると思うけど勝って決勝に進みたい。
レナト選手、小笠原選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。