マッチレビュー

2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第17節 アビスパ福岡戦

山本!土居!鹿島、粘る福岡を振り切り、1stステージ優勝!

最高の舞台で、最高の結果を得た。3万1,636人と今季最高の来場者数となったカシマスタジアムで、山本の先制ゴール、土居の追加点を守り切り、2-0と勝利。これで鹿島は自力での1stステージ優勝を決めた。

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昌子、カイオの2人を累積警告で欠く鹿島は植田のパートナーとして最終ラインに、ブエノ、そして左サイドハーフに杉本を置く布陣で臨んだ。またベンチにはこの試合を最後に鹿島を去る青木とジネイも入った。

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序盤からアグレッシブにいきたい鹿島だったが、前線のウェリントンへボールを集める福岡に苦戦を強いられる。ウェリントンをブエノ、植田が止めに行ったところを邦本や金森、そして古部に差し込まれるという場面が目立った。


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しかし流れを変えたのは、やはりセットプレーだった。27分、右CKからキッカーの柴崎がゴール前へ鋭いボールを入れる。これを植田の裏からゴール前へ入ってきた山本がどんぴしゃりのヘディング弾を福岡ゴールに突き刺した。

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この会心の一撃で先制点を得た鹿島はここから勢いに乗る。そして37分、ツートップの2人で追加点を得る。相手の隙を突き、金崎が右サイドからゴール前の土居へラストパス。これを土居がしっかりと決め、2-0とした。

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後半に入っても、鹿島のペースは変わらない。焦ることなく、試合をコントロールし時間を有効的に使った。何度がチャンスがあったものの、3点目が遠い。ここで石井監督は”らしい”采配を振るう。77分に杉本に代え、永木をピッチに送り出した以降、動かなかった石井監督がアディショナルタイムに入り、この試合を最後に鹿島を去るジネイと青木をピッチに送り出した。

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3万1,636人の大歓声を浴びながら、最後となるカシマのピッチを走る2人。そしてジネイにはオフサイドとなったが、”ラストゴール”もあった。そして試合終了の笛が鳴り、鹿島は2-0で完封勝利を収め、6連勝で1stステージ優勝を決めた。

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これで鹿島はポストシーズンのチャンピオンシップへ進出する権利を得た。だがまだ何かを成し遂げたわけではない。これはあくまで、本当の歓喜への第一歩。2ndステージ、そして年間王者となるため、戦いはまだまだ続く。

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【この試合のトピックス】
・今季最多となる3万1,636人の来場者数。
・昨シーズン2ndステージ以来のリーグ戦6連勝。
・この試合で鹿島を去るジネイ、青木がともに交代出場でピッチに立つ。


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